アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

タグ:三本柱

afurika

 治療のスケジュールは入院して強制的に断酒します。イライラとか不安感、手のふるえや多汗といった離脱症状が現れますが、3週間ほどで体調が安定してきます、いわゆる毒抜き期間ですね。久里浜では西下病棟にてじっと海を眺めてすごします。
 そのあとに東6病棟にうつり、10人くらいのグループにわかれて飲酒が引き起こす問題を学ぶ酒害教育やアルコール勉強会、同病の人たちと話し合いながら治療を行う認知行動療法、お互いに体験を語り合うことで病気を乗り越える力を得る自助グループへの参加といった心理社会的治療を行います。
 東6病棟の後期は、断酒を習慣化して社会復帰するための訓練も始まります。一時帰宅の外泊訓練、自助グループへの出席などで、トータルで1カ月半ほどかかります。
 アルコール依存症の克服は、一生にわたって断酒を続けなければなりません。自分の意思だけでは非常に困難であるため、退院後も再発防止のための自助グループの会に参加、半年から1年ほど抗酒薬を服用、そして精神科の外来に定期的に通院することが基本ですね。
 ソフトボール、インドアでのテニスやバレーボール、ちゃんとしたアイアンやグリーンを使用したミニゴルフ等、木工品の制作、オーシャンビューの大きなお風呂、夕刻の黙とう、医師の楽しい講話など、そしてひたすら海に沈みゆく太陽を眺める入院生活。けっこう面白かった思い出があります。

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 アベノミクスとはなんじゃって、相方から昨晩質問があったので安倍総理を囲んでの飲み会のことだよって言おうかと思ったんだけれけど、寸止めでやめて肩から肩甲骨まわり、そしてふくらはぎをマッサージして誤魔化した(笑)
 やさしく直訳すれば、内閣総理大臣安倍晋三が掲げる経済政策のことで安倍+エコノミクス(経済)から来る造語のことで、安倍さんの経済ってことですね。
 デフレが続いてる日本を、インフレに無理矢理向かわせようということだね、ちょー簡単に言うとこんな感じ。で、三本の矢、断酒の三本柱と同じですね。

(外来通院)、大胆不敵な金融政策。
(抗酒剤の服用)、機動的で素早い財政政策。
(自助グループへの参加)、民間投資を盛り上げる成長戦略。

 国の借金にあたる国債をどんどん発行して公共事業を進めます。そうすっといろんな方面で雇用が生まれます。この経済政策には本気ですよっていうポーズを崩さないで、民間はこれなら景気がよくなるんじゃないかと思い始めたりするわけ、そしてこれならいけるんじゃないかってことで投資が活発になって為替や株価が良くなってリアルな数字が視えてきて、一般庶民もお金を使うようになると、お金が世に回ることでまた雇用も増える。景気がよくなるみたいな感じでいいかも、長期金利が上がり気味なのが気になるけどね、こんなところで説明になるかしら。

 ちょっと懸念されるのは、自分自身は外来通院1本でやってきたけれど、仕事が忙しくて三か月ちかく通院できてなくて0本柱になっていること、時間作って必ず紹介状をかいていただいた蒲田のクリニックに月1で行けるようにしますからね、宮川先生すいません。

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