jirafu

 人は誰でも、多かれ少なかれ何かに依存して生きているのだと思います。それを自分でちゃんとコントロールできていれば何の問題もないのですが、依存しすぎて自分で自分がまともにコントロールできなくなってしまうと依存症と呼ばれるようになります。依存症とはあるものに異常なほど執着し、それなしでは我慢できないという状態になってしまった病気です。中毒と呼ばれることもありますよね。
 アルコールが脳の神経細胞に作用して異変を引き起こし脳の神経機能を変化させ、アルコールなしでは正常な状態が保たれないようになってしまうのが原因だと考えられています。
 脳神経が変化したまま放っておくと、脳は常にその薬物を摂取しないと正常ではないという認識が行われるようになって症状が現れるのです。しかも、脳神経に耐性ができて、それまでの量では正常に保てなくなり、摂取量が増加していくという悪循環に陥ります。
 アルコールにずっぽり漬かった脳を元にもどす薬はまだナイんです。結局、依存症を治療するには根源を絶つしかありませんから。
 そして必ず離脱という禁断症状が出ます、平常の状態に戻るにも個人差があるわけで、でもそれは乗り越えられる試練です、過ぎてしまえば大したことではありません。そこからが始まりですから。ここからが長期戦の本当の勝負になります。

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