アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

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sunny

 スマホで何でもできる時代になったために、論文を書くのもスマホなんて奴もいて、もうほとんど PC を使わない学生が増えたと言う。大学生の PC 活用能力が二極化しているという記事。学生は Excel なんて全く使えないし、Word にしてもひどいもんだとのことである。
 論文を書くのもスマホというのはさすがに少数派で、論文を書くときだけ PC という学生も多いらしいが、彼らの書いた文章は段落の頭の字下げさえしていないなんて嘆いてた。
 確かにそうかもしれない。そして、見た目字下げができている文章であっても、Word への習熟度によって、1字分のスペースを開けている人と、各段落に字下げインデントを設定している人との差が出てくる。昔はタブやインデントをうまく使いこなせなくて、そのために何でもかんでも Excel で書いてたことを思い出した。
 この記事を読んでふと思ったのが、段落の頭の字下げというのは早晩なくなるのではないだろうか。メールであれブログやホームページであれ、段落の変わり目は字下げではなく行開けにするほうが今や主流だし。HTML で書くなら pタグで。ネット上で、あるいはネット上を通過するメールなどの文章で、字下げを使っている人はほとんど見ないし。
 もうこの習慣が消滅するのは時間の問題だろう。使い手ではなく、メディアやツールが体裁を変えてくれるので。Wordも習熟する必要がない時代なんですね。

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rp

 夢の中でこれは夢だと分かっているというような話をよく聞くけれど、僕は昨日までそんな経験が全くなく、果たしてそんなことってあるんだろうかと俄に信じられなかった。何かをしている(あるいは、場合によっては、何かに追い詰められている)自分がいて、それを客観視している自分がいるという体験はしょっちゅうしている。でも、それは起きているときだ。眠っているときにどうして自分が夢の中にいると分かるんだろう、とずっと不思議に思ってきた。
 ところが今朝見た夢でその謎が解けた。生まれて初めて僕も夢の中でこれが夢だと分かったのである。それは僕が考えていた状況とは違って、夢の中の僕の判断だった。眠って夢を見ている僕が何故か夢の外側から醒めた頭脳で「これは夢だ」と判断しているのではなく、「夢の中の僕が『これは夢だ』と思っている夢」を僕が見ているだけのことである。なーんだ、そんなことだったら何でもアリではないか。
 このことをみんなは「それが夢だと分かっている」と言っていたのか、と唖然とした。それは夢の外側から客観視している自分が存在するということではなかったのだ。単に「これは夢だと思っている夢」を見たという話だよね。小説の中に出てきそうなストーリーではある。

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gotanda

 このごろ本を読む量がめっきり減った。読書のスピードが落ちたのではない。読む時間が減ったから読む量が減ったということで。かつては通勤電車の中で読む時間を確保できていた、それも行き帰りの往復だから1時間以上かな。本に夢中になって降りそこなったりしてね。今は読める時間は1日約30分で、寝る前にベッドにはいってレンドルミン飲んでから。
 ならばもう少し読む時間を増やしてみようかなと思った。この辺の感覚が解ってもらえるかどうか分からないが、つまりは逆の発想である。本を読むことは良いことだ、という前提に立って、このまま読書量が減るのは良くないからなんとか読む時間を増やそうというのではなく、1回増やしてみたら何がどう変わるかな、という思いつきで。
 映画だってある程度の本数を見始めたらどんどん観たい映画が増えてくる。観る目もついてくるというか。いや、そんな直接的なところではなくて、なんか全然違うところで副産物があるかもしれないし。何かが変わるかもしれないし、変わらないかもしれないし。
 因みに、今は池波正太郎の真田十勇士を読んどります。

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neko

 東京は冷たい雨が降ったり、夜中にカミナリだったり、晴れて北風。まぁ花粉症にやられたんだから、冬と言うにはちょいと遅いけど春と言うにはまだ寒すぎる。池上の梅林公園の梅まつりが始まるようだけど、風が冷たい。桜の華やかさ妖しさに比べて、梅の花には飾り過ぎない清楚で凛とした美しさを感じる。桜の花のような女性より、梅の花に似た女性の方が好きだなぁ~
 ダウンを脱ぎ捨てて身軽になる季節ですね、だけどコートで隠れてた体型の膨張、半袖ポロシャツなんて最悪だもんね。毎年書いてるけれど、痩せねばぁ~
 夜寝るのに丁度良い気候、ベッドでの読書も進みます。本を読みながら異次元の世界にワープして入り込むのがお楽しみ。お気に入りの本や好きな作家の本は、閉じていた自分の視界を広げ、新しい知識や関心のある世界に誘われて、なんだか気分も軽やかになっていくものなんだな、ざわついた心を、その本がやさしくしずめてくれし。
 今は、江戸時代の松平定信が老中在任期間中1787年から1793年に主導して行われた幕政改革あたりの利根川水域に毎晩ワープしてる、一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになる、ぎりぎり一万石の大名、下総高岡藩井上家に婿入りすることになった竹腰正紀はまだ十七歳の若者だ。正紀は、高岡藩江戸上屋敷を訪れたおり、堤普請を嘆願する百姓と出会い、二千本の杭を調達する約束を結んでしまう。まだ婿入り前にもかかわらず、高岡藩のために奔走する日々が始まった!待望の新シリーズついに開幕(Google Books)

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nank

 若い頃は何んにも考えず酒を飲んでいまいしたよね。特にワインなんて分ったふりして高いのを飲んで、ちょうどバブル期だったから失敗も沢山あったけれど楽しいこともたくさんありました。いろいろな新しいことにチャレンジ出来る。それだから生き生きしていたとも言えます。
 年齢を重ねてくると、何となくだんだんと分かってくる。だから失敗は少なくなるけど、安定志向になり挑戦も減る。今更若作りしようとは思わないけれど、空想でもいいから新しいことにチャレンジする精神は大切にしたいと思う。
 お酒の味は空想するしか出来ないけれど、そして決して無理や無茶をするのではなく、新しいことを探して挑戦や夢みることで、ときめきが感じられたら人生がより輝いてくるのだろうと考察します。

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anli

 コンビニの雑誌を見てたらダイエットの特集ばかり。お正月の食べ過ぎ後はダイエット意識が高まるそうですな。なるほど。そういえばボクも赤丸急上昇中なんで、そういう雑誌ばかりが目に入るのかも。
 ふとんに入って眠りに落ちるまで、この頃は藤沢周平の小説を読みながら、すぅっと江戸時代の長屋にタイムスリップする。自分が妙にちっぽけに感じられる。時代はちがってもいろんな喜怒哀楽が進行している中のほんの一例が自分の人生なのだという実感に浸れる。まぁだから自分の悩みや焦りなどたいしたことないのだ的な気分にすっと移行できるのだ。 

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moon

 東京は梅雨が明けました、7月初旬だというのに猛暑がつづきます。九州は豪雨で大変な事態、東京はじっとり蒸し暑い平和な夏、季節のうつろいは気紛れなもの。そしてこの夏もなんとなく例年通りに過ぎてゆくんだろうな、気が付いたら秋にワープしてたみたいな感じで。
 人はぞれぞれ個々の人生の中で生きている、そんな日々カオスのなかで色々なものごとが起こる、それぞれが悩んで考えて、個々のキャパシティの中でなんとか心の均衡をたもって生きている。
 精神病院に入院していた過去を持つ自分、今は幸運に恵まれた時間を生きています、だから今日も天に向かって感謝する。この夏は月が二つ見えているパラレルワールドで青豆と天吾に会えそうな予感、飲むなら炭酸水にしておきますね。
 
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blue

 かさ張るコートを脱ぎ捨てて身軽になる季節ですね、だけどコートで隠れてた体型の膨張、半袖ポロシャツなんて最悪だもんね。
 今頃の季節は毎年書いてるけれど、痩せねばぁ~。
 夢の世界も好きだけれど、僕の場合は読書でも異次元の世界にワープして入り込むことが出来る。お気に入りの本や好きな作家の本は、閉じていた自分の視界を広げ、新しい知識や関心のある世界に誘われて、なんだか気分も軽やかになっていくものなんだな、ざわついた心を、その本がやさしくしずめてくれるんだね。
 ここしばらくは段ボール箱でもらってきた藤沢周平で(笑)

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tie

 このごろ藤沢作品を寝る前に読んでます、きっかけはBS時代劇立花登青春手控え。それから、亡くなった叔父の家にあった時代小説文庫本の山、とりあえず藤沢周平と白石一郎をダンボール箱に3箱もらってきたから。獄医立花登手控えは山本周五郎の赤ひげ診療譚の保本登に対抗するような主人公、こちらの方が若者らしい。
 密謀、よろずや平四郎活人剣、三屋清左衛門残日録を読んで、今は新井白石もので市塵の上巻を読んでます。短編はすぐ読み終わってしまうので、あるていど長編が好みなんで。
 今までも読んではいたのだろうけれど、なぜか集中して読んだことはなかった作家。叔父の家にあった物だから、ひと昔まえのフォントが小さい文庫なのでハズキルーペをかけて読んでみたけれど、ベットで寝転んでは中々焦点が合わない、結局裸眼で少し離しての寝読書となっております。眼にはあまり良くないのかも。
 作品にはいわゆるスーパーヒーローは出てこないけれど、一貫してふつうの人々を描いていて、そういった無力な人間の葛藤みたいなテーマが現代にもつながっているような。続けて作品を読んでいると、昔から人間は小さな罪や過ちで悩み、苦しんできたのだと納得するような感じですか。
 ダンボール箱にぎっしりあるので、寝る前30分の幸せは1年くらいはもちそうです(笑)

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sazaesan

 年齢、あるいはその年齢の人々を総称する言葉はたくさんあります。若いほうから言えば幼年、そして少年。もう少し大人になると青年と言われたりもします。
 たしか磯野波平さんは54歳という設定でサザエさんの時代なら、僕はとっくに定年退職だ。まぁ青年という表現に抵抗感が出てくると、人は仕方なく中年などと言われるようになります。若い頃と比べて中年という言葉の響きには情けないものを感じてしまいますが、しかし単語の成り立ちとしては中くらいの年齢、つまり人生の折り返し点ぐらいの感じで胸を張っていれば良いのかもしれませんね。

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shirokuma

 日本人はアルコールに寛容だとよく言われる。確かに飲酒運転以外のアルコールによる失敗はある程度許される傾向にあるとは思う。
 なぜそんなに飲むのだ、忘れるためさ、なにを忘れたいのだ・・・忘れたよそんなことは。粋な言葉で始まるこの物語はほとんど実話のアル依小説だ。中島らも自身がアルコール依存症で、入院した経緯から退院するまでのすべてと心の葛藤が描かれてる。今読むと時代背景はちょいとふるいけど、自分が久里浜病院に入院するにあたりどんだけ役立ったか(笑)
 これを読めば、アルコール依存度の中でどのくらいの重症度になるかだいたい見極められる。なので、もしかして自分はアルコール依存症なのではないかと疑っている人はぜひ読んでみればと思う。

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haruki

 思考パターンや生き方のもとになる信条や思考というものはどんな人であっても環境とか人間関係の影響を受けていますね。
 ボクの生き方、行動のベースには不公平感とか劣等感がずっとあったように思います。自分の根底にある基本的な思考パターンに気づくことができるなら、もう少し健全で安心感のある思考に入れ替えることができるかも。
 そうしたら自分自身との向き合い方、周りの人との人間関係も変わるような、深い安心感が得られるのかもしれません。
 24(金)に発売する村上春樹の騎士団長殺し、盛り上がるのでしょうね。

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no

 俺はまだ、酒に愛されているだろうか?。アルコールには脳内で興奮を起こすグルタミン酸などの神経伝達物質の働きを抑制する作用があり、飲むと不安が解消したり、リラックスした気分になったりする。さらにオピオイドという脳に快楽をもたらす神経伝達物質が分泌され、楽しい気分をもたらしてくれる。
 こうした作用が、仕事の疲れなどを癒してくれるほか、芸術的なセンスを求められる仕事などでは、お酒が仕事にプラスに働くこともある。ミュージシャンなどに薬物乱用で逮捕される例をよくみますでしょ、清原が芸術家とは思わないけどね(笑)
 そして徐々に耐性ができる。つまり、脳はアルコールがある状態に順応してしまい、アルコールが抜けると以前より不安が増し、緊張が高まってしまう。それを解消しようと、飲酒の欲求が高まってくるのだ。
 まだ自分は、正常な習慣飲酒の範囲だと思っている人が大部分でアルコール依存症に自分がなるとは思いもしないのが普通ですね。健康診断の結果や日ごろの気分などを振り返ってみて飲酒での問題はないかどうかを考えてほしいですね。

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kurohune

 依存症という病気は昔からあったのでしょうか、依存症は現代社会が作り出した現代病という説が多いですね。終戦直後の日本は食べるものがなかったので、糖尿病はありませんでした。6畳ひと間に家族5人で住んでいれば、ひきこもりもできませんからね。お酒も大量生産していなかったし、貧乏な人はそんなにたくさん飲めなかった。つまり、社会が豊かになるほど、心が歪んで満たされなくなり、何かの依存症になるのでしょうね。
 酒乱という言葉は時代劇などで出てきます、まだ脳科学では解明されていないようですが、アルコールの作用で異常部分のスイッチがオンされてしまう人達ですね。普段はおとなしく礼儀正しい人なのに、飲むとなぜか乱れてしまう。周囲の人は、酒乱以外には何も欠点がないと評価する。こういった場合は、性格による可能性が考えられます。しかし性格を直すのはとても難しいですからねぇ。
 酒癖が悪く酒乱と評されるような人には、遺伝とか育った環境による要素があることが多いようです。幼いころ親に虐待されたトラウマが性格に影響しているなどで、原因を突き止めることは困難です。酒乱の親からは酒乱の子ができやすいとは、よく聞く話ですね。
 昔読んだ本で、シーボルトの娘イネさんを養育したことでも知られる蘭方医二宮敬作が酒乱であり、酔って刃物を抜き家人を追い回す話があったような。

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jimenez

 人間ってのは、自分の経験や価値観にもとづいたフィルターを通してしか物事が見えないんですね。同じ話を聞いたとしても、人によって印象に残る言葉、ココロに残る言葉は違いますから。
 お正月はよしとして、ハロウィン、クリスマス、次はバレンタイン。僕は生粋の日本人だから舶来のお祭りなんぞ関係ないなんてオジサン化しているのだけれど、去年のハロウィンで渋谷なんてすごい熱気で大変なことになってました、若い人達は文化の雑食人種として日本人を大いに楽しんでいましたね。ボクらにもそういう時代がありました。
 文化多様性の中から日本独自のハイブリッド文化を作り出すとか、雑多の中からより本物を見つけ出して模倣するチカラなんてのは、昔から日本人の得意技でしたからね。
 渋谷の雑踏で騒いでる若者の中に、これからの日本をしょって立つ奴がいるんでしょうかねぇ。WOWOWドラマ「楽園」は「模倣犯」から9年後を描いたもの。1/8スタート、楽しみやね。

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kame

 いきなり断酒を決意して一生続けますよぉ~、なんて意気込んで精神病院から帰って、3日でスリップした患者さんが、また先生のところへ来る、10分ほど診察室で話をして、断酒することを誓って帰ります。
 で、次は3ヶ月でスリップして、また来る。そうすると先生は、前回は3日だったのに、今度は3ヶ月ということは、前回の30倍も長く断酒出来たのは、凄いねぇ~と褒めるのだそうだ。

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tora

 確実に深まりゆく秋と言いたいところだけど、いきなり寒くなったかと思うと暑さがぶりかえす。季節の移り変わりも一筋縄とはいきませんねぇ。
 最近の風潮というか、普通の生活の中でもすべて右肩あがりで、一直線に順調に進むことは稀と考えたほうがよさそうですよね。
 いわゆる3歩進んで2歩下がるではないけれど、結果的に1歩進むためには、自分的には思った以上に上手くいったと思っていても、転がりおちそうになったりかろうじて踏みとどまることが出来た。
 そんなことの繰り返しですねぇ。浅田次郎の一路、ドラマも面白かったですね。

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1Q84

 体内に吸収されたアルコールを分解するときにアセトアルデヒドという毒性の高い物質が作られます。日本人にはアセトアルデヒド脱水素酵素がよく働く人、働きが弱い人、まったく働かない人の3種類が存在します。酵素がよく働く人は酒に強く、働きが弱い人は酒にやや弱く、まったく働かない人はいわゆる下戸となります。
 アルコール依存症の治療として断酒中に飲酒の抑止力の目的で処方される抗酒剤は、アセトアルデヒドの代謝を阻害する薬で、この薬を服用中にお酒を飲むと、激しい不快感、顔の紅潮、拍動頭痛、頻脈、過呼吸、発汗、悪心、嘔吐、失神が起こるために、抗酒剤の服用中に酒を飲むのを躊躇することになってるのですが、退院したその足でコンビニに走りワンカップを一気に飲んで倒れる例もたくさん聞きます、イキナリ倒れる場合には頭を強打したり、足腰を骨折する例の多いそうです。
 飲めない体質の人は、常にこの薬を服用しているようなものなので、無理は禁物ですね。そう、僕らもこのまったく働かない体質に生まれいれば、違った人生があったのかもしれないね、村上春樹の1Q89のように首都高速の非常階段を降りたら月が二つある世界にいて、僕はその平行した人生のなかではDDの不活性型酵素の人生を生きているみたいなね(笑)

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1Q84

 他人に近付かれると不快に感じる距離の感覚ってありますよね。まぁパーソナルスペースとでもいったらいいかな。
 女性よりも男性の方がこの距離は長いという感じですが、民族や土地の風習、個人の性格、嫌悪感というか嫌いな奴等その相手によっても差があるでしょ。加齢臭の中年男性とかね(笑)
 ふつうは親密な相手ほど、そのパーソナルスペースは狭く近いし、相方とか愛犬とかは不快さを感じないし、敵視している奴に対しては広くて長い感覚。ストーカーなんて遠くに視認した時点で不快に感じるケースだし。
 そういう感覚はきっと、それだけではなく人間の持つ色々な感覚・感情・心理的状況、その場の雰囲気とか、村上春樹1Q84のような世界観みたいなこともあるかもしれません。
 というのも、後ろに誰かが立ってる時って何となく見なくても分かるときがあったり。というか、無言で後ろに立たれると、あまり気分はよくなし。それってきっと、目に見えない何かを感じ取っているのでは。気配とか雰囲気とかそんな目に見えない何かをね。
 怪しいこと言うな、この人はなんて思われるけれど。物理的・科学的な観点を超えて納得できるというか、色々なことに辻褄が合うんです。パーソナルスペースの距離感とかも。
 まぁこういったユニークな視点を持つことって、何気ない日常や平板な毎日に彩りをそえるとってもステキな要素だと思うんだけどどうかしら。

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rrrr

1、あなたは今までに、飲酒を減らさなければいけないと思ったことがありますか
2、あなたは今までに、飲酒を批判されて、腹が立ったり苛立ったことがありますか
3、あなたは今までに、飲酒に後ろめたい気持ちや罪悪感を持ったことがありますか
4、あなたは今までに、朝酒や迎え酒を飲んだことがありますか

 まぁ、2つ以上あてはまる場合はアルコール依存症ですね。アルコール専門の病院に入院するのが一番です。常習飲酒の段階を通りこして、大量飲酒から連続飲酒に、そしてアルコールが切れて来たときにふるえがでてきます。
 病院では毒抜きの為に2週間安静にするのだけれど、久里浜の西下病棟でアルコールテンカンで急にバタンと倒れる人もいるからヘッドギアを装着されてる人もいたな。
 今やってるドラマ、チームバチスタ4の碧翠院は久里浜医療センターを撮影に使っていてOBとしては懐かしく観てます、原作小説、海堂尊の螺鈿迷宮は久里浜病院に入院中に読んでたかな、2009年入院当時はガラ携の時代だし、病院の施設が古くて携帯を充電してるところを看護師さんにみつかると没収っだったなぁ、ノートPCの小さい奴をこっそり持ち込んでてアマゾンで直接病院に届けてもらってました(笑)

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golf 自分でも意外なほどあと5年と少しで60歳という思考がしょっちゅう出てくる。つまりは人生の短さに対する慨嘆であり、つまりは残り時間が意外と少ないことに対する焦燥である。
 父や母を観察していると、80歳をすぎるとやれる事がガタっと少なくなっていくのがよくわかる。ぼくはアルコール依存症をやったから、もっと早く老化がすすむかもしれないし、あと20年ってとこかしら。もちろん健康であるならばながい人生は存在するしそんなことはわかっているよ。
 まだ普通の会社務めなら60歳がある種の社会的区切りであることは間違いない。サラリーマン1年生の僕は68歳まで現場にいられて75歳まで嘱託で勤務できるらしい、そんなに僕らが働けせてもらえるから、若い奴の働き先がなくなるなんて言う意見もあるけれど、元気でやる気があれば歳は関係なく資質の問題だって意見もあり。
 だから、根気よく断酒をつづけて、甘いものに走らず、感謝の気持ちで働いていればあと15年はゴルフできるかな、月に3回行くとして残り540ラウンドかぁ~、やはり意外と少ないね。精進して早く上手くならんといかんな。

 2年くらい前に文庫で読んだ、470万部超の売り上げを記録まだ更新中の百田尚樹のベストセラー小説をV6の岡田准一主演で映画化した「永遠の0」観てまいりました。
 お国のために死ぬことを名誉とした時代の空気の中にあって、一人、生きる残ることにこだわり、卑怯者呼ばわりされても、彼は日本に残した妻子のもとに帰ることを心から望んでいました。
 残してきた妻子への想い、特攻で逝ったもの、生き残ったもの。いくつものテーマが重なり合い、観る者それぞれへ、深い感動を与えてくれます。
 太平洋戦争、そして特攻という難しいテーマを、あれだけ見事な感動で描いたこの小説を、CGと思わせない素晴らしい画面描写で描き切った映画でした。
 26歳で特攻に散った祖父の生き様、死にざまを60年の歳月を越えて、その子に、そしてその孫たちに伝わったことを描いたこの物語。永遠の0とは、ゼロ戦とともに逝った特攻隊の若者たちの数々の想いを描くと同時に、60年という還暦=0を経て、現代日本の僕らに、何を伝えようとしているのか、そして、僕らは何を受け取るべきなのかを示唆したものなのだろうと感じました。ちょうど今から10年前の時代設定、来年で戦後70年ですね。
 

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nejimaki

 熱烈なハルキストではないけれど、村上春樹の世界はすきですよ共感できてると思ってる、このオッサンはちょうど10歳年上なんだよな~ことしは残念だったけれど日本人ノーベル文学賞の最有力候補であるわけだから。
 そんなこんなで、アルコール依存症や断酒について精神状態などをソレッぽくやってみると。
 停滞とか失敗、混沌や破壊、幻想、二つの月、飲酒欲求、空腹、葛藤や人間模様、喪失感、否認。これらそれぞれに必要なプロセスがあって、その上で全てがからみあって上手くいっている感じ。
 そして、そう信じる事ができたなら、自分を責めて自己嫌悪に落ちていくこともなくなるのかもしれない。完全にそう信じることができなくても、そう信じる努力をすることには、とても価値があるのではないかと。カフカ(笑)

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kkkkk

 NHK-BS時代劇、酔いどれ小籐次。「御鑓拝借」にはまってから、ずっと毎回観てたけど面白かった。佐伯泰英の小説は、(秘剣~)って感じがして食わず嫌いというか、今まで読んだことがなかったけれど、居眠り磐音・江戸双紙もBS時代劇で全部観たし、これから読んでいこうと思う小説家の一人ではあるな。山崎豊子が亡くなって、だんだんと馴染みの小説家がいなくなるし、彼に期待してもいいかしら。
 酔いどれ小籐次の大酒飲み大会のシーンでは、久々に日本酒の香りが思いおこされたみたいな。
 うぅ~ん、久しぶりに脳の中のマグマの存在を再確認したな。不必要に委縮することもないけど、もうちょっとは制御できていると思ってた、まだまだ精進が足りないことを思い知らされたな。
 それとは別に、人生も年数を積んでくると、自身が正しいと思うことに妙な自信を持ちはじめる。妥協せず頑固にそこに固執しだすのだ。したっけ、その自信を常に疑う気持ちをキープして生きていく、アルコール依存症の僕らには大切なこと。

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sibahama

 酒浸りの夫を立ちなおらせた夫婦の愛情を暖かくあらわして、古典落語ではいちばんの人情噺として知られている。僕らもあやかりたいような、ステキなおはなし。
 魚屋の勝五郎、腕はいいし人間も悪くないけど大酒のみで怠け者。金があるだけ飲んでしまい、仕事もろくにしないから、店賃もずっととどこおっているありさま。今年も師走で年越しも近いというのに、相変わらず酒浸りで仕事を休んでる、女房の方は今までガマンしていたけれど、さすがにいても立ってもいられなくなりって真夜中に亭主をたたき起こして、このままじゃ年を越せないから魚河岸へ仕入れに行っておくれ、っとせっつく。勝五郎はしぶしぶ天秤棒を担いで追いだされるように出かける。
 芝の海浜で顔を洗おうと波打ちぎわに手を入れると、なんか触るものがある、ひろってみるとボロボロの財布らしく、中をさぐると42両もの大金。家にとって返して女房の尻をたたいて酒を買ってこさせ、そのまま酔いつぶれて寝てしまう。
 不意に女房が起こすので目を覚ますと、年を越せないから仕入れに行っておくれと言う。金なら42両もあるじゃねえかってしかると、どこにそんな金があるのさ、おまえさん夢でも見てたんだよ、思いがけない言葉。
 さすがに勝五郎も自分が情けなくなって、その日から酒はきっぱりやめて仕事に精を出しましたと。それから3年。すっかり改心して商売にはげみ、小さいながら店を構えるようになりました。
 大晦日、片付けも全部すまして夫婦水入らずというときに、女房が見てもらいたいものがあると取り出したのはまぎれもない、あの3年まえの42両。
 金を拾ったのは夢だったの一点張りでかくし通してきたけれど、好きな酒もやめて懸命に働くのを見るにつけ、辛くて申し訳なくて、陰で手を合わせていたと泣く女房。
 勝五郎は、とんでもねえ。
 おめえが夢にしてくれなかったら、今ごろおれの首はなかったかもしれねえ。手を合わせるのはこっちの方だよ。女房がもうおまえさんは大丈夫だから飲んどくれと酒を出した、勝五郎は、そっと口に持っていこうとするが、よしておこう、、また夢になるといけねえ。

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sssssss

 半沢直樹は全部観た、やられたらやり返すというのは、ある意味危険な発想だと思うし、競争時のモチベーションとしてはいいけれど、喧嘩や戦争でそれをやったらおしまい。国会やヤクザの喧嘩やアルカイダがいい例で、いい加減やめたらいいのにね。
 実際は、逃げるが勝ちの方がセーフティーが多いような感じがしますね。
 結末は尻切れとんぼ的だったけれど、信念を貫いたときに状況はある程度は変わる、けれども大局は変わらないというのが、社会の流れそのもののような気がした。
 池井戸潤は、オレたちバブル入行組、鉄の骨をよんだけど、直木賞を取った下町ロケットは何故かまだ読んでないんだな、読書の秋にちょうどいいな、下町ロケット。

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nada

 なんであれお酒を断つこと、お酒を捨てること、お酒から離れることは積極的に取り組みたいと思うことではなくて出来ることなら避けて通りたいものだよね、ちょいとズルしたくなるよね。そうなんだよね、ボクたちは本当のところはお酒を捨てたくはないのです。

 だから断酒しなくてすむ理由を探そうとする。だから断酒しなくてすむ理由にしがみつくわけなんだな。それどころか、自分で決意してるすごく大事なモノを誤って捨ててしまうという失敗をあえて自分に与えたりもする。もちろん、どれも無意識のうちにというか、本当は自分自身がわかってるはずなのに。

 だから、スベるなんてとんでもないよ、しないほうがいいよね。だって、それで後悔したくないし、今度は脳や臓器がスッパリやられて死んじゃうかもそれないし。
 一度の失敗体験を、自らが無意識のうちに演出しその失敗体験をもってして、スベらないでいられる正当性を創り出して、そこにしがみつくとか、まったく、やっかいな奴らだし僕らでもあるわけよ。
 けれど、それだからこそ面白いのかもしない。断酒で自分に向き合い、自分を探訪していくことがね(笑)、なんて、我らが久里浜病院の父、なだいなだ先生が亡くなったのでエッセイ風に。
 僕らの東6病棟の修了証書は内科の丸山院長の署名なんだよね、なんか懐かしい。

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2013y04m12d_214903530 4/12午前0時、TVで代官山蔦屋書店のカウントダウンを映してた、あの有名書店員のおば様が活躍してたし。何の騒ぎかと訝しく思う人達に、おっ知らないの?ハルキの新作よってハルキストたちは言うのよ。この本屋さんはいつも午前2時までやっているからいいけど、ほかの本屋も朝早くから営業してがんばっていたみたい。
 文春の売り方が実に上手い。3年ぶり4/12に出版される、というだけの情報しか流さない中で、ファンは待ち続けた。若い人の活字離れが取り沙汰される昨今、結構なことではあるな。
 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、色彩を持たないといっても、苗字に色がないということで、高校の仲良し5人の中で、赤松・青海・白根・黒埜の4人には苗字に色がついてるわけ。そして彼らから不意に絶縁されたことで多崎の暗い人生が始まるようだ。殺人事件が起きミステリアスな展開になっていくということで 、あとは読んでからだな。

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 「就活狂想曲」animation "Recruit Rhapsody"
 ごく普通の大学生として何となく過ごしてきた主人公。ところが近頃友人たちの様子がお-かしい。聞けば、彼らは噂の"就活"に躍起になっているらしい。それが一体どのような-ものなのか見極められぬまま、主人公もまた「ニッポン式就活」の渦中へと引きずり込ま-れて行く。
55 さとなおさんのFacebookで教えてもらった、芸大の学生が作ったアニメ。すごい出来。なんだかとても身につまされるけれど、僕は学生時代の就活はしなかったというか、就職先は生まれたときから決まってた。でも人生色々あってアルコール依存症になっちゃって.....。
 でもしぶとく生きる事にした、断酒が3年出来たらちゃんとやるって心に決めてたんだ。53歳からのハローワークには行かなかったけど、55歳からのハローライフには間に合う予定なんだ。

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ryum55

 七十に もどりたいな という九十、、、ほかのブログで見つけた川柳、新聞の投稿欄にでてたらしい。
 人生っちゅうのは、いまこの瞬間が最高齢ではあるけれど、実は最若年でもあるわけですね、忘れがち。
 残りの人生で一番若いいまこの時、これからの人生で一番若々しく元気な僕なんですね。
 これからの人生で一番お肌つるつるなわたくし(笑) これからの人生で一番髪の毛がおおくて、濃いグレーで留まっている私。うれしいね~。

 巣鴨の老人ホームに入居してる、マイダディーは僕とそっくりさん、まっ白だけどフサフサの髪の毛、そして今はかなり細身の体型、だから僕は人生で一番太ってる時期でもあるんです、はい。
 69.95kg

 『55歳からのハローライフ』 村上龍
 5つの中篇小説では、そうした50代の心情がつぶさに描かれる。「結婚相談所」では、58歳で離婚した女性が結婚相談所を訪れ、様々な男性との出会いと失望を経験する。「空を飛ぶ夢をもう一度」では、リストラされて経済的に困窮する54歳の男性が、交通誘導員のバイト先でうらぶれてしまった中学生の頃の友人に再会する。「キャンピングカー」では、早期退職をして妻と2人で日本全国を旅して暮らそうと考えていた58歳の男性が、妻がそれを望んでいないことを知り、第二の人生として再就職を考えはじめる。そのほか愛犬との別れを描いた「ペットロス」や、トラックドライバーだった62歳男性の老いらくの恋を描いた「トラベルヘルパー」など、いずれも切実な状況と不安的な心の有り様が描かれ、50代でなくても身につまされる思い。
 あとがきで村上龍は短編の5つの物語の主人公に対して「これまでにないシンパシーを覚えた」と記している。50代というと、そろそろ仕事の引退も見えはじめ、老後をいかに過ごすかを考えはじめる頃。若くはないが、隠居生活をするほど枯れているわけでもない。寿命が長くなったこともあり、まだまだ生活は続いてゆくわけだから。

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takashi ohta

 rakutenから無料で楽天koboが送られてきて、富士通docomoの純和風タブレットも買った。koboなんて手に取った瞬間に思ったけどタッチパネルの感度はあまり良ろしくない、時々タップやスワイプに反応しないのである。で、感触はiPad とは比べ物にならない感じ。ああ、やっぱりジョブスが世界最高なんだと逆に実感した。喩えは悪いかもしれないけれど、若い女性と中年のおっさんほどに肌触りが違うなぁ~(笑) まあ仕方がないか、タダでもらったからね。ジョブスのいないmacはどこに進むのかな。
 電子bookを読もうと思って考察、そのうちどんどん増えてくるだろうって思うけれど、やっぱり本を買おうとするたびに規格の乱立を実感する。
 kobo、Kindle 、Android、sonyなどなど、読めるバージョンが多いか少ないかといった小さな問題ではなく、あれなら読めるけど、これなら読めないという例が多すぎる。つまり、まだこの電子bookの世界はハードの時代なんだな、ビデオにしても DVD にしても、規格争いに決着がつかないとソフトの時代は来なかったのだから。
 ソフトの時代ってのは、つまり自動車がどういう仕組なのか全く分からなくても平気で運転する人が出てくるような時代だよね。
 運転はできるけれどボンネットは開けたことがないみたいな、そういう人が増えた時に初めてコンテンツや利便性は飛躍するのだろうな、そうこうしてるうちにハードもより洗練されてくるだろうしね。パソコンも一般家電製品というにはまだ無理があるし。

 でも電子bookは老眼の味方ではあるな/

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tuki

 アルコール依存症なんだなぁ~って、ミサの帰りに夜空を見上げたら、いつもの東京の夜空より星がたくさん輝いているように感じた、そして月が2個みえてる。
 晩ご飯に青豆の煮びたし食べたから1Q84の世界に迷い込んだのかしら(笑)

 アルコール依存症患者が長期間にわたって断酒に成功しているのは、アルコール外来に通院している人の半分以下で再びお酒を飲んでしまう人の方が多いのが現状だそうな。
 再飲酒の予防には、治療後の注意深いアフターケアが必要といわれているけれど、多くの人が十分なケアをしているような、していないような、久里浜のような専門病院などでの入院治療により依存症が一段落したとはいえ、アルコール依存症の人はもともと飲みたいという欲求が異常に強かったわけだから、1滴でも飲むとまた元に戻ってしまうケースが多くて、僕が久里浜に入院してた時も、2回目3回目など出戻り入院の人も何人かいたんだ、仲良しの誰かさんも2度目だったかな(笑)
 僕は外来通院でくりはまメンタルクリニックで宮川先生に毎月1回事情聴取を受けてますよ、これは業界用語で1本柱ということだよね。

 アメリカの調査結果によると、長期に断酒が成功した人は一般の人と死亡率は変わらないようだけれど、治療後再発してお酒を飲み続けると、死亡率は一般の人の約10倍高くなる。

 僕は早死にしたくないから、断酒は1日でも永くつずけたいと思ってる。たぶん僕は断酒をきっかけに1Q84年の世界で生活をしているみたいな気がしてる。

 だから首都高速3号線の三軒茶屋から池尻あたりにある非常用の鉄階段はまだ登らないことにしますね。

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 10月も最後の週、なんだかんだと日は過ぎていくもの。
 時間は平等に誰に容赦することなく等しく過ぎていくものなんだ。これが時間の一番の特徴だと思うのだけど、どうだろう、どうなのよ。
 けれど、こうも思うのです。時間がどんなに一定に時を刻もうと、その時間とどんなふうな関係を結ぶかは、やはり、自分次第。なんとなく時をやり過ごせば、時間は長く感じられ、夢中なものにかかわれば、時間はあっという間に。

yama ここまで過ごしてきた時間、僕の人生の時間にも、なんだかんだと、いろんなことを詰め込んできた。もったいないのはアルコール依存症と診断確定される前の、脅迫的に無為にお酒を身体に入れていた時間かな、10年くらいの期間かしら。
 いろいろある訳よ、12歳から30歳前まで夢中でやったゴルフはたのしかった。小学生のころからハマった歴史小説や時代小説、山岡 荘八、吉川英治、そして司馬遼太郎なんてバリ現役で『竜馬がゆく』なんて昭和41年だもんね、20歳くらいのときにジャイアント馬場が今年の感動した1冊って本に『菜の花の沖』を選んでて、ぼくと一緒でちょっとイヤというか笑ったこととか覚えてるし。
 そして山手樹一郎は『桃太郎侍』、『遠山の金さん』、杉良と高橋英樹じゃん(笑)、春陽文庫の『山手樹一郎全集』40巻くらいかな、全部もってたし、若様やおてんば御姫様の大活躍するやつ。

 今は浅田次郎とダン・ブラウンかな。朝のウォーキングで坂の上から振り返ったら、雲の上に富士山が真っ白に雪化粧。
 でもココロはなんだか暖かな感じがした。

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2012y10m09d_172852548 ノドの痛みに襲われ、月曜日は発熱でぜんぜん使い物にならなくて寝込んでしまった、やりたいことはいっぱいあったのに、予定狂いまくり。つ~か、左腰から足先への痺れもあるし、ひさびさに風邪をひくとはこういうものなのだって思い出したし、実感したよ。 

 寝込みながら、司馬 遼太郎・戦雲の夢を再読。土佐二十二万石の御曹司、長曾我部盛親がさめた眼で、自分の心の葛藤をさぐりながら、そして大きな器量を持ちながら、乱世の流れに乗れなかった悲運の武将を鮮やかに描く司馬 遼太郎の世界。
 まぁ、僕は50、60になっても冷めた瞳の大人にはならないように、少年の瞳で好奇心を持ちつづけたいなぁ。リキんだ人生はつかれるし、気楽にケセラセラだね。そうこうしているうちに熱がでて腰痛が酷くなってきた。つか、カラダがたがたの模様。とにかくゆっくりいい睡眠、ゆっくりいい読書、ゆっくりゆっくり、ゆっくりこころとカラダを癒そう。

 そうだ、これからの季節、うがい、手洗い忘れずに(笑)

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2012y08m16d_162804194

 断酒の継続は心のありようだから。その時、その瞬間の心を自由で素直な、ありのままの自分でいいと思うんだ。その時その瞬間の自分自信がなにができるかなんだ、そのなにかが難しいんだけどね。
 自分の中でながい間にできあがってしまった自分の心の枠を取り払うのはむずかしい、内臓にこびりついた脂肪を取り除くのよりだいぶむずかしいと思うのだ。
 これに比べりゃダイエットなんか楽勝、のハズなんだけれど(笑)
 断酒もダイエットも小さな努力と習慣の積み重ね。みんな知ってるんだよね。

 日本人はもともと読書好きだったところから一度読書離れを経て、また帰ってこようとしている。情報・ノウハウ系だけでなく、この延長線上に小説という優れたパッケージへの回帰もあるかもしれない。ただ、今のところ、キーワードは情報の共有化かも。より直接的に自分に役立つものが求められてはいる。純文学に取り組むには身の回りに他のエンターテイメントが溢れすぎているし、ちょっとした時間つぶしならスマホで充分だし。
 で、このところ電子書籍端末がすごく気になってて。楽天から発売された「kobo Touch」は¥7,980、うちは楽天にショップだしてるから¥5,000で買えるらしいけど、一瞬買おうとして、最後のワンクリックまで行ったんだけど、寸止めしたのだ、アマゾンのKindle Touchとか出揃ってから、秋になってから、また紙媒体じゃないとヤダとか、老眼で大丈夫なのかとか、日本語の書籍数などなど、くわしく考察してからにしよっと。
 帰りの池上線で文庫を読んでいたら、となりに座ったおやじがいきなり楽天kobo Touchを出しやがって、ちょいくやし~感じ(笑)

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mura114 そう、このごろ腹が出気味なのです、いわゆるデブ、そして体重は人生でMAXなんだよなぁ。若い頃は痩せていたのに、年をとってオジサンに近づくに従ってお腹が出てきて、やがては立派な肥満体になる、これがいわゆる中年太りというやつですな。
 僕の場合はアルコール依存症で、170cm58kg栄養失調ぎみだったんだけれど、49歳で久里浜病院に入院、そして断酒3年。肝臓も良いのだろうけれど胃腸が調子よくてゴハンが美味しくて72kg。
 なんだかお腹が四六時中気になってしょうがない、そう言えば親父が50歳の時にそっくりなんだよ。そういうもんなだろうか、根性だして、腹筋やって走って、イチゴジャム&マーガリンのこっぺぱんを我慢するのか、それは無理なんだろうな~、根性ないからね、そして断酒している事を言い訳にしている自分がいるんだよな。
 断酒しているんだから、お酒を我慢してるんだからアイスクリームぐらいイイじゃんみたいな論法かな、自分への甘えだよね。
 ということで、ボクはボクが選んだ人生をなんとかしようよ~、頑張れ~おぉっレぃ~(笑)
 スポーツジムは今日から3日間夏休み、マイスリー飲んで早く寝よ。でも目黒の有隣堂で大沢在昌のブラックチェンバーと黒の狩人をこの盆休み用に買ったから、、、読書は至福。

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2012y06m16d_211439049 むむn、油断したら71kg、むっ。雨の中ゴルフに行ってきた、560kcalヘルシーランチにしたのに(涙)
 【1Q84】文庫で再読中。村上春樹の小説はいつも精読するので余裕があるときじゃないと読めない、でも今回は文庫で2回目半の再読なので通勤電車で往復20分とマイスリーを服用する眠前の30分、うっかりすると朝まで読みふっけってしまうからね。
 村上春樹の描く不思議な世界に迷い込む愉悦。さらっと読む人にはそこそこに軽く、深く読み込む人には徹底的に深く重~く。その両極端に対応しているという希有な書き手。

 ボールを打ちこんだ池で牛ガエルがヴォーヴォー鳴いてて、一瞬春樹の世界に行ってしまいそうだった。

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2012y06m13d_144544090

 今年のお正月にみた夢の中で、浅田次郎の蒼穹の昴の序章に出てきた不思議な占い師の老婆 『白太太』がおさ虫君は、断酒、すなわちお酒をやめることがができれば貴方は一攫千金の運勢ですよって云われて、その占いをしっかりと信じきって宝くじを買い続けてるのだ。

 でも去年の年末ジャンボのぶんから当たったらどうしようってな感じでなんだか怖くて、当選の確認をしていないのだ。ドリームジャンボだのグリーンジャンボだの10枚入りの袋が30袋くらいたまってる。
 そう、当たっていたら、お酒飲んじゃいそうで恐いのかな、でも宝くじには期限がありだからね、こんどの日曜日に相方に頼んで一緒に確認することにした。
 アングリーバードなんかに負けないでジャパニーズドリームをつかむのだ。日曜の夜にブログの更新してなかったら、そういうことでヨロシク(笑)

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2012y05m01d_171902015

ハナミズキは英語ではdogwoodと呼ばれる。

 椿と花水木(津本陽)小説の題名は、ジョン万次郎が最愛の婚約者キャサリンに「もし男の子が生まれたらドッグウッド(花水木)、女の子が生まれたらカメリア(椿)」鯨捕りの航海に出る前に言ったことに由来する。航海の間にキャサリンが亡くなってしまうので、その願いはかなわないままに終わってしまうけど。ちなみにキャサリンという婚約者の存在はフィクションだという説もある。
 化石燃料の時代になる前に欧米が鯨油をとるのに鯨をいっぱい捕獲した事実、バッファローだって絶滅の危機だし、僕が長須鯨の尾の身を少しぐらい食べてもバチはあたらないと思うけどね。
 
 『百年続きますように』一青窈のハナミズキ、2004リリース以来カラオケの上位に入ってる。もぅ 69.2kgサウナで汗かいてから水分をたっぷりとったら体重増えてるじゃんか、ランチはかつ丼ときつねうどんセット(笑)、うちのドッグはいつ飼えるんだろう(?)


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H6AL  むかしから人見知りだったり、人と距離をとって自分はちがうんですってのがあって、何がちがうのか解らないけれど、いつも心の奥の方にそんなことがシコリになって沈殿していた。お酒もひとりで暗ぁ~く飲むのがよかったりしてね。 今は余裕の時があれば本を読んでるのが一番好きかな。
 気に入った小説を何度か読み返す癖がある5年とか20年とか、そしてその読み返した時期、年齢によってまったく内容はその意味を変えて頭に入ってくる。

 再読すると、その時々で感性が変わったのか、大人になったからなのか、その時の時代背景なのか、この小説はこういう内容なんだと思っていた本をもう一度読むと、まったくそういう意味ではなかった、みたいな↗、この感覚が好きなんだな。たぶん最初に感じた意味も、再読したときに感じた意味も、両方とも正解なんだよね。そんな感覚や読み手の読む時期次第で、趣を変えてしまう文章、言葉、それらの行間があらわすもの、いつでも新たな何かを発見させてくれる本が僕は大好きで、またその再発見が面白くてしょうがないのだ。

 あれもいいかな、これも読み返したいし。そんな本が次々と頭に浮かんでくるし。おぉ、山手樹一郎の桃太郎侍とか江戸桜金四郎とか、いいね!(笑)

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2012y02m08d_182502347 昨夜は韃靼疾風録(ダッタンシップウロク)を読みながら、12時半就寝、ぐっすり寝て6時半起床。ってか起こされてNHKラジオ体操とストレッチ、タニタで計量67.05kg。ボイルどソーセージ、目玉焼き、トースト、自家培養ヨーグルトを朝からガッツリ食べる、そして快便、今日もすべての人たちに感謝ですな。
 
 物語の舞台は17世紀の東アジア、徳川政権の初期。平戸の下級武士がひょんなことから日本を出て、中国、朝鮮、満州にかけて活躍し、3代目家光の鎖国で日本に帰れない、現実離れしたというか、司馬遼太郎らしく様々な人間が織りなす壮大な歴史ロマン。
 上巻は平戸を出て朝鮮、明を経て女真地域に到達するまで。下巻では清の勃興と明の滅亡までを書いてる。ふつうに史実で考えるへんな話だけど、でもありそうな、読みはじめるとどんどん話に引き込まれていくんだ。NHKの大河ドラマでやってよ。
 日本と中国、朝鮮、満州の文化やつながり、現代まで続く東アジアの関係がなんだかわかってくる。 遊牧民、蒙古や女真(ジュルチン)、汗ヌルハチ、ホンタイジ、ドルゴンら清帝国初期の大汗(ハン)活躍をメインに、明の崩壊と清帝の過程を追っていく。(夷、女真人)である清が(華、漢民族)である明を倒す、エネルギーとか躍動感にあふれた描写が疾風なんだね。
 清朝末期を舞台にした浅田次郎の「蒼穹の昴」、「珍妃の井戸」、「中原の虹」、「マンチュリアン・リポート」を読んでて良かった、話がつながってるな。この作品は司馬さんの最後の長編作品。

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 コンビニの雑誌コーナーを見てたらダイエット特集ばかりなんだ。お正月の食べ過ぎ後はダイエット意識が高まるそうですな。なるほど。そういえばボクも赤丸急上昇中なんで、そういう雑誌ばかりが目に入るのかな。

 ふとんに入って眠りに落ちるまで、オー・マイ・ガアッ!とかシェエラザードとか浅田次郎の小説を読みながら、すぅっと異邦人にトランスする。自分が妙にちっぽけに感じられる。世界中でいろんな喜怒哀楽が進行している中のほんの一例が自分の人生なのだという実感に浸れる。まぁだから自分の悩みや焦りなどたいしたことないのだ的な気分にすっと移行できるのだ。 はやく長編かいてよね、たのみますよ。

 66.85kg 寝る前に、こっそりアイス食べ、、、、るの寸止めした。>隠れてお酒を飲んでたころを思い出した(苦笑)

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クリックですよ。

 冷気が頬を切る様な寒さだ。 美しい青空の下、外気を吸いに散歩に出かけた。このところ司馬遼太郎の【翔ぶが如く(1975 - 76年、文藝春秋) - 明治維新~西南戦争、西郷隆盛】全10巻をどっっぷり読みこんでたのが終わりそう。
 次は 韃靼疾風録の予定なんだけれど。NHK大河で松山ケンイチの平清盛がはじまったので、平家物語あたりもいいかなって歩きながら思った。

 まぁ日常はルーティンとサブルーティンの繰り返し、日々の生活の中で思考停止してしまいそうな雰囲気になってる、相方もちょっとツマンナイ風をかもしだしてるし(笑)
 そんなんだよね、なんかやってますって雰囲気の人とか、魅力のある人っていうのは例外なく「好奇心」があって、自分の言葉で自分の世界を語れる人だもんな、なれるといいね、ツマンなくならないように。

 amazonで吉川英治の新・平家物語を頼もうと思ったら、売り切れで入荷時期は未定になってた、NHK大河は凄いね、みな同じようなこと考えてるし。

 おぉ、散歩の途中に久里浜同期のtadさんと偶然の遭遇、このおやじは元気で前向きな感じを普通~にオーラ出してた。OKです。

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ZX2E 冷たい雨で東京もさむいよ。 12月に入って夜明けがさらに遅くなり、つれて目覚める時間が遅くなってきた。 こないだまでは5時半だったけれど最近は7時近くまで眠ってる。
 冬のバイオリズムに入って眠いね。 目が覚める寸前まで夢を見ている感覚なんだけど、ほとんどは目覚めた瞬間にわすれちゃうんだ、今朝は作家デビューしたところで覚醒した、ふふふ。明日の朝は夢の印税生活だ(笑)

2011 秋 - 小説家部門

1.東野圭吾
2.村上春樹
3.東川篤哉
4.有川浩
5.池井戸潤
6.宮部みゆき
7.司馬遼太郎
8.赤川次郎
9.伊坂幸太郎
10.江國香織
11.山田悠介
12.浅田次郎
13.重松清
14.沼田まほかる
15.佐伯泰英
16.北杜夫
17.百田尚樹
18.湊かなえ
19.角田光代
20.山崎豊子
21.松本清張
22.星新一
23.宮本輝
24.誉田哲也
25.石田衣良
26.乃南アサ
27.京極夏彦
28.池波正太郎
29.三島由紀夫
30.村山由佳

オリコン週間ランキング(書籍総合)だと

1. 謎解きはディナーのあとで2(80628部)
2. 体脂肪計タニタの社員食堂(53289部)
3. 続・体脂肪計タニタ(40704部)
4. 人生がときめく片づけの魔法(27451部)
5. スティーブジョブズ1(27209部)

謎解きはディナーのあとで 東川 篤哉 1968年生、人気です、本人は地味。

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 どくとるマンボウや、楡家の人びとで知られる作家、北杜夫が亡くなった。森鴎外、渡辺淳一、齋藤茂吉、手塚おさ虫(笑)、最近流行ってる海堂尊、そして我らが久里浜病院アルコール病棟を造った精神科医”なだいなだ”先生、同様にドクターだったり医学部を卒業しながら他の畑で活躍された人。物を書く才能と言うものはどこに転がっているかわからんから、僕もそんな才能を模索中なんだけど、まぁ難しい。

 それにしてもタイの洪水はすごい。トルコの地震もすごい。皆自然の脅威で、今年は天変地異と言うべきかそんな自然災害が多い。

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 書き出しは、日本の近代警察をつくった川路利良がマルセイユからパリへ向かう列車で、トイレをがまん出来なくなってやむを得ず座席で日本の新聞紙の上に排便、それを包んで走行中の列車の窓から投げ捨てたところからはじまっている。

 維新後の岩倉使節団、川路利良のフランス体験から始まる。川路利良は初代の警視総監、外遊の体験から大久保の洋化政策に沿って近代警察の創設へ、相方が西郷の側近の桐野利秋。幕末は人斬り半次郎で知られて、士族・薩摩の同郷を中心に征韓論をもりあげる。

 NHK大河では幕末時代から始まって、大久保が鹿賀丈史、西郷が西田敏行、島津斉彬が加山雄三、桐野利秋が杉本哲太、川路利良が塩野谷正幸。

saigo 明治6年の征韓論から明治10年の西南戦争にいたる5年間を舞台とし、多数の人物のエピソードと緻密な考証で、明治維新直後の不安定な時代を描いてある。「坂の上の雲」に続き新聞に連載された作品で、司馬48歳から53歳まで4年9ヶ月に渡って書かれた最長編小説全10冊。西郷さんの事は詳しく考察してみたい。

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Lady Gaga Gaga さまって紅葉とかグリーン系の香りがしないかな。 秋晴れで気持ちいい天気、読書の秋。 物語を読んでいて残り頁数が少なくなってきて、エンディングに向かいつつ、あぁ、もう少しで終わっちゃう、あぁまだこの世界に浸っていたいって思う作品に出会うと、その作家にどっぷりハマッテしまう。そして短編よりもたのしむ時間が長いぶん長編大作がより望ましいな。

以下、上から今週amazonや楽天ブックス売れ筋の文庫。

おまえさん             宮部みゆき
チヨ子                宮部みゆき
百年の呪い               佐伯泰英
夜明けの街で             東野圭吾
オリンピックの身代金        奥田英朗
ダイイング・アイ            東野圭吾
ドラゴン・ティアーズー龍涙     石田衣良
ダブル・ファンタジー         村山由佳
混沌                   佐伯泰英
楊令伝                  北方謙三 
ブルータスの心臓           東野圭吾
日暮らし新装版             田まほかる
古手屋喜十為事(しごと)覚え     宇江佐真理

 書店の平台に並べてあるのと同じようなもんかな、面白いんだろうけど、本はそれぞれで好みが大きく違うしね。おぉ、オリンピックの身代金・奥田英朗が文庫化されたんだ、買うかな。


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2011y08m19d_154649688 バンジーって、ニュージーランド方言で ゴムひものことだったのね。 
 さて、とつぜんに飛びおりる。宙を浮きまっさかさまに、おぉぉぉっと地面に激突しそうになるところで目が覚めた、、、これは夢なのだという状況を把握するまでに少し時間がかかったけれど、きっぱりした気持ちのよい目覚めではあった(笑)

 きょうは目黒駅ビルで有燐堂を冷やかしてきたけど、ぴんとくる本がなかったのだ。 おぉ、帰りに電車の向かい側に座った、ミニスカートのきれいなお姉さんが文庫の蒼穹の昴〈1〉を熱心に読んでいるのを見かけた、おもわずイヤラシイ眼つきになっていたかも(笑)  この清朝末期にはじまる大河小説、蒼穹の昴が西太后、中原の虹が張作霖を中心に物語が展開する。王朝の栄枯盛衰の姿を描きながら、同時に地べたを這うように生きてきた民衆の強さと悲しみを唄いあげる、浅田次郎の浪花節が全開の物語である。

ryu 蒼穹の昴、珍妃の井戸、中原の虹、マンチュリアン・リポートを最初から読み返してみるのもいいかもね、このシリーズは次の作もたのしみにしているし。 龍玉(ロン・ユイ)はまだ張学良の手にあるので本編の方はまだまだ続くハズなんだけど、お願いだからはやく書いてよ浅田次郎先生!
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tugi で、この本30年ぶり、実に面白く一気に再読。 主人公の河井継之助とか、色々な説がある怪しいドイツ商人スネルとか、おぉ、そうだったんだよね、とか、そういう見方もあったんだとか。僕の読んだ幕末史というのはいかに勝ち組である薩長の視点で偏向しているものが多い、ということを再認識した。 早乙女 貢の會津士魂とかがあるけれど。

 まえにも同じようなこと書いたけど、あの混沌とした江戸末期から明治の扉を開き、日本の近代化を行ったのは本当に若い人たちなのだという事実。昔の人は肚が据わっていたのか、老成していたのか。人生50年が普通であったあの時代と比較して、いかに今の世の中が幼稚化しているかという事実に愕然とする。昔は15ー16歳で元服だし、女性は結婚して子どもを産んでいたわけだ。
 
 だいたい今の時代は実年齢X0.8くらいが幕末ころの年齢なのかな。つまりこの秋で52歳の僕は昔なら41歳の不惑、まぁそんなものなのだろうな。おぉ、そんなら次の総理大臣は50歳前後のやつにやってもらおうか-笑

前原 誠司(49歳)
枝野 幸男(47歳)
野田 佳彦(54歳)
樽床 伸二(52歳)
石原 伸晃54歳)

 仮に大連立が実現すると、国会議員の約9割が与党になる。立法府が行政府の追認機関となって、少数野党が存在感を失って埋没すれば、健全な民主主義とは呼べないよ。

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 浅田次郎「日輪の遺産」。あの「日本の一番長い日」前後の出来事を描いた小説。現在と過去を行き来しながら進むストーリー。前に読んだ時もとことんハマってしまい、終戦記念日に再読してしまった。ああ、この当代随一のストーリーテラーの紡ぐ物語はいつも読了したくなくて、もっともっと読んでいたくなる。

nichirinnews 僕らの世代の子供の頃は太平洋戦争はほんの少し前の出来事だった。東京オリンピック1964年頃にはそんなイメージは薄れてきたけれど、それまでは戦後何年というイメージで括られる時代だった。1945年8月15日終戦当時の心情的な喪失感や開放感、未来への期待感など、親達の世代から受け継いだDNAに深く刻み込まれている気がする。だから終戦記念日というと、無意識に背筋が伸びてしまう。
 大変な苦労をして、日本の高度成長をになってきた親世代も多くが鬼籍に入る年齢となった。彼らはその成果である果実はしっかりと得た世代であり、僕らこども世代もそのおこぼれを十分もらったのだけれどね。戦後66年も経てば、当然風化するものもあるのだろうけれど、語り継がなくてはいけないものもある。今年は日輪の遺産を読み直してみた。

 8月27日(土)角川映画で公開される、観にいかねば。
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bos 浅田次郎が日本ペンクラブ会長になったんだ、んで、天切り松闇がたりを再読、天切り松が、留置場で「闇がたり」という不思議な語り、低く、抑揚のない六尺四方から先は届かないという夜盗のこわいろで皆に聞かせる哀しいお話。
 今世紀最高のピカレスク文学 伝説の大泥棒が追憶する愛と涙の裏稼業!
 
 今更言うまでもなく、ストーリーテラーとしてのこの人の実力は素晴らしいと思う。浅田ワールドに浸って、さまざまな罠や仕掛け、手練手管に翻弄される至福の時間。あたかも作者が自分の眼で本当に見てきたような情景や展開を、読者の納得できる描写にするには、地道で綿密な下調べや考察があるんだろうけれど、それだけなら学者とか研究者であって、小説家は人並みはずれた着想と空想力が要求されるということなんだろう。こういう昔気質のプロ文士って昨今では珍しい気がする。 
 早く新作がよみたい~。
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