スマホで何でもできる時代になったために、論文を書くのもスマホなんて奴もいて、もうほとんど PC を使わない学生が増えたと言う。大学生の PC 活用能力が二極化しているという記事。学生は Excel なんて全く使えないし、Word にしてもひどいもんだとのことである。
論文を書くのもスマホというのはさすがに少数派で、論文を書くときだけ PC という学生も多いらしいが、彼らの書いた文章は段落の頭の字下げさえしていないなんて嘆いてた。
確かにそうかもしれない。そして、見た目字下げができている文章であっても、Word への習熟度によって、1字分のスペースを開けている人と、各段落に字下げインデントを設定している人との差が出てくる。昔はタブやインデントをうまく使いこなせなくて、そのために何でもかんでも Excel で書いてたことを思い出した。
この記事を読んでふと思ったのが、段落の頭の字下げというのは早晩なくなるのではないだろうか。メールであれブログやホームページであれ、段落の変わり目は字下げではなく行開けにするほうが今や主流だし。HTML で書くなら pタグで。ネット上で、あるいはネット上を通過するメールなどの文章で、字下げを使っている人はほとんど見ないし。
もうこの習慣が消滅するのは時間の問題だろう。使い手ではなく、メディアやツールが体裁を変えてくれるので。Wordも習熟する必要がない時代なんですね。
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