roket

 エルトンのファンというわけでもないし。レコードや CD は1枚も買ったことがない。でも、エルトン・ジョンと聞くとバーニー・トーピンという名前が浮かぶ程度には知っている。まぁ一番好きな曲は Goodbye Yellow Brick Roadかな、 黄昏のレンガ道。
 エルトンが浮き上がり、観客が浮き上がり、エルトンがロケット噴射して飛んで行く印象的なシーンがたくさんあった。ドラッグにヘロヘロになって半ば自殺を図るようにプールに飛び込んだエルトンを、プールの底で待ち受けていたのが少年時代のエルトンで、おもちゃのピアノでロケットマンを弾いているというのも、なんとも言えないエモい感じ。
 ストーリー自体は、ド派手なステージ衣装で断酒会に現れるシーンから始まる。もちろんエルトン・ジョン本人にとっては大変なコンプレックスや苦難、試練であったかもしれないが親の愛情に対する飢餓感、アルコール依存とドラッグとホモセクシュアルというアメリカのスター誕生物語には決して珍しくない設定である。
 それを血の通った物語に肉付けするのは無論エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの作品なのであって、さすがに音楽の力は大きいと改めて認識した次第。そしてマネージャーのジョン・リード、ボヘミアンラプソディーとは違う雰囲気でなんだか興味深いこと。
 トランプが金正恩をロケットマンと呼んだ時に、おいおい、それはエルトン・ジョンに対して失礼だろうと思った人は同世代以上だよね。そして僕らにとって、映画の最後に流れた禁酒して29年というテロップが素晴らしい。

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