mario

 帰宅後、喉が痛かったので風邪薬を飲んだ。そしてベットで本を読んでる間にもう薬が効き始めて、翌朝にはすっかり治っていた。こういう経験は若い時にはしたことがなかったので、そういうことがある度になんだかとても感慨深いのである。
 若いころはそんな早いタイミングで薬を飲むなんてあり得なかった。喉が痛い、はな水が出る、風邪かな、と思っても、とりあえずは放置、と言うか、様子見でした。翌日か翌々日、もう喉が痛くてたまらないとか、洟水がダラダラ止まらないという事態になって初めて、これはいよいよ風邪に違いない、と風邪薬を飲むのである。で、市販の風邪薬を飲んでもしんどくてたまらないとか熱が全然下がらない、となって、今度はしぶしぶカカリつけのクリニックに行くのである。何時も混んでいていきたくないのだけれど。
 何時の頃からか、ともかく風邪かどうか分からない段階で風邪薬を飲むようになると、風邪かどうか分からない段階で風邪かどうか分からない症状が治まってしまうことがあるのを知りました。体力に自信がなくなったからなのか。原因も分からないのに対症療法をするというのは、なんだか不道徳のように思っていたかもしれませんね。
 奥さんを観察していると、やっぱり早い段階で風邪薬や胃腸薬を服用している。なんであれ、年をとるといろんなことに気づく。

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