autum

 お酒を飲んでいても、まだ体が動けていてなんとか生活できているうちは、自分の金で酒を飲んで何か悪いとか、酒で死ねば本望だよなんて威張ってる人が多いです。アルコール依存症のほとんどが、一時期このような考えに落ちいるものなんです。
 飲み続けていると、文字通り死を予想したような無謀な飲酒をしたりする。逆に言えばアルコール依存症の患者とは、そこまでしても死ねなかった人でもあります。 死にたい、しかし死ねない。普通のごく一般的なアルコール依存症の人は自分から逝ってしまう根性はないわけですね。ようは死ねないし、死は怖いし、生きていたいのです。
 秋の夜長、ひとりつらつらと思い返してみれば。よくもここまで断酒を実践してきたものだと思います。飽き性のボクなのに本当に不思議だ。それは断酒するということが、強制的にやらされるってことではなくて、日常の営みとして自然にできているということだろうか。それとマダ死にたくないからね。まだ色々なことに未練がたっぷりありますから。

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