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 飲む時間が待ちきれず、夕方になると仕事に集中できなかったり、イライラしたりするのはアルコール依存症の初期症状の一つです。アルコールがないと物足りない(精神依存)だけでなく、体がアルコールを欲するようになるので(身体依存)、だんだんと飲むことが生活の中心になっていくのです。
 イライラや焦燥感は、アルコールが体から抜けてくるときに起きる早期離脱症状の一つ。この他には、発汗、微熱、下痢、吐き気、不眠、手の振るえなどがあります。こうした不快感は飲酒後数時間~半日後に出現するもので、放っておけば2~3日で消えます。けれどもアルコール依存症者は、この不快な症状を手っ取り早く消す方法があることを体験から学びます。それは、飲酒すること。アルコールさえ入れれば、イライラはすっとおさまり、その他の不快な症状も噓のように消えるのです。そのため、朝や昼から迎え酒をするようになり、病気を進行させてしまします。
 迎え酒に心当たりがある方は、後期離脱症状である幻視(見えるはずのないものが見える)、見当識障害(自分のいる場所や時間が分からなくなる)などが出てきますので早めに専門医療機関を受診しましょう。

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