Audrey Hepburn

 アルコール依存症になれば、肝臓をはじめ色々な臓器が悪くなり、全身に身体障害がでてきます、そして、うつ病や不眠症を代表とする精神障害が合併します。たいせつなのは、多くの患者がこうした身体と精神疾患の合併症を主訴に一般の医療機関を訪れることです。
 しかし一般の医療では、カラダの症状の治療だけになってしまいがちです。それは、再び飲める体にする、つまりぼくらの再飲酒の手伝いをすることになっています(笑)
 やはり、専門医療機関、できれば久里浜につながることを進めます。治療の主体は入院治療になります。2週間ほど安静にして精神とカラダが回復してきた後に、断酒に向けての本格的な治療を開始します。そして患者に飲酒問題の現実を直面化し、断酒を決意させる、断酒継続のための治療を行います。
 退院後の断酒継続を支援するとともに、再飲酒した場合には速やかに必要な治療を行います。一般にアフターケアの三本柱は、1病院への通院、2抗酒薬の服用、 3自助グループへの参加、三本柱の有効性は確認されています。これを積極的にすすめ、実行していきます。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村