akasaka

 僕らの心のなかで、自覚している領域を顕在意識ケンザイイシキ、自覚できていない領域を潜在意識といいます。よく海に浮かんだ氷山にたとえられます。水面から突き出している部分が顕在意識、水面下に隠れている部分が潜在意識です。潜在意識の占める部分の方が圧倒的に大きく、全体の約9割を占め、しかもその部分は当の本人にもはっきり自覚できないものなのです。
 顕在意識とは、決意したり、判断したり、選択する心の領域であり、望ましいこと、望ましくないことを識別する能力を持っています。悩んだり、不安になったり、願望を持ったりします。
 潜在意識とは、過去における考えや、心構えや、欲望の大きな貯蔵庫で、その数百万にのぼる整理棚には毎日の生活の中で、読んだこと、聴いたこと、観察したこと、受けた印象、考えたことが貯蔵されています。潜在意識は創造的な洞察力や直観力の無限な宝庫ということになります。
 フロイトによれば、僕らが自覚している領域というのは、心の中のほんの微量に過ぎず、ほとんどのことは自覚できていないのだとか。この大きな潜在意識の部分に不要な心、邪悪なもの、ようは心のガラクタがあると、どうしても自分の思考や行動に、本人が気づいていないうちに制限がかかってしまうそうです。
 心の中の自覚できていない領域、つまり潜在意識の奥に転がっているガラクタに気づき、アルコール依存関連と酒に関する、心の奥底にある不要物を取り除くことでアルコール依存症という精神病から脱皮できるとイイなぁ~。なんて思うんですが、どうなんだろうね。

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