cand

 こう熱いと冷房の効いた静かな喫茶店で、旨味の香るブルーマウンテンをブラックで飲みたいなぁ~なんて思う。喫茶店で珈琲を飲むことがなくなった、いや喫茶店じたいがなくなったからね、純喫茶なんて言葉が死語だし、外で飲む珈琲はドトールとかセブンイレブンのの200円の珈琲。
 僕は名曲喫茶やジャズ喫茶があった時代に辛うじて引っかかってる世代なんだ、その静かに流れる音楽と香り高い珈琲が心を鎮めるいい効果になったし、古い歴史を感じる喫茶店で来るはずの人を待つ珈琲は、そのほろ苦さが自分の運命を表す味のような気がして心がざわついたな。
 ガロの学生街の喫茶店の時代にワープしたいって感じ、ドアを開け君が来る気がするよなんていう思いが、今はもうずっと遠い遥かな昔の話。髪の長いミニスカートのよく笑う少女は、今はもう孫の居るおばあさんかもしれないし、キッと唇を噛んで顔を上げていた愛しい人は、どこかで落ち着いた暮らしをしているんだろうし。
 強烈な夏の陽射しが溢れているこの季節、むかしは僕たちの季節だったこともあったのに、今はボぉ~っとしたひたすら厳しい季節としか感じられず、昔はあまり飲まなかった炭酸水が定番になってる、そんな時代がつい昨日のことのように感じられる今日この頃。

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