leman

 断酒して以来、だいたい自分自身でコントロールできていると思っています。健康とか精神は自分の努力で何とかなっているようですし、家族に愛され、サポートしてくれる友人もいます。まぁ普通に生きているその辺の中年という感じですかねぇ。
 淡々と1週間が過ぎ、1ヵ月が過ぎ、ふと気がつけば1年が過ぎというところです。加齢に比例して、時間の流れは早くなっているように感じます。
 時間感覚は一定ではなく、脳が処理する情報量によるようです。情報が多ければ多いほど、それを理解するのにより多くの時間が必要です。そのため、新しい発見にたくさん出合う若い時代は、時間の経過が遅く感じられたようですね。
 つまり、大人になり世界が見慣れたものになることで、脳が取り込む情報量も少なくなり、時間の経過が早く感じられるのだということです。思い返してみれば、子どもの頃にみていた世界には、今以上に驚きと発見があふれていたような気がします。たとえば散歩したとして、道端に咲く草花から新しい季節の訪れを感じたり、空を見上げ雲の流れを観察してみたり色々なものが新鮮にみえたものですよね。今では当たり前だと思い、気にも留めないようなことにワクワクしたでしょ。
 今の自分と比べると悲しくなってきますが、じつは自力で時の流れを遅くするため方法はあるんです。新しい知識をつけたり、新しい興味を発見する、新たな刺激を受けるということが、鍵となっているようです。最近やけに時間が経つのが早いと思っていたボクも、振り返ってみると、新しい刺激を受ける機会が少なかったのかもしれませんね。
 いろいろなことをやった時間は「長かった」ように感じられるし、たいしたことをしなかった時間は「短かった」と感じられる。歳を重ねるごとに時間は加速していくのだから、時を無駄にしてはいけない。充実した1日1日を生きなければ後悔する。こんな感じですかね。

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