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 おそらく多くの人が依存症というのは他人事だと思っていますよね。しかし、日本でもアルコール依存症の患者数はけっこう多いのですよ。
 依存しやすいものに気軽に接することができるから依存症を簡単に生んでしまう。だから、依存性の強いものについては、禁止しなくても、そのアクセスを制約していこうというのが国際的なコンセンサスになりつつあるんです。そして世界が危険視している依存物質は、すぐにでも手に入るアルコールなんですね。
 健康被害や自殺にもつながるということで、広告規制や安売りの規制、営業時間の制限などが行われている先進国が増えています。実際、フランスやスウェーデンではアルコール類のテレビCMを禁止しているし、アルコールの安売り規制を始めた国も多い。アメリカに旅する人ならわかるだろうけれど、多くの州で夜11時をすぎたら、どんな店でもアルコール類は買えないハズ。
 それに比べて、日本のアルコール類の広告は実質野放し状態、全国のコンビニで24時間アルコール類が買えるなど、いかに規制が緩いかは一目瞭然だよね。日本が世界でもまれにみるほど、依存症を起こしやすいものに対する規制が緩いこともあるけれど、テレビをはじめとするマスコミも大手酒造メーカーの広告料に依存しいるようだし、議員や役人だって酒税に群がる魑魅魍魎を見ないふりして黙ってる、天下り先が閉ざされるからね。
 厄介なのは、日本人の多くは依存症を意志の問題だと思っていること。たばこだって意志だけではやめられないという認識が広まり、禁煙外来が当たり前に受診できるようになったのに、アルコール依存症に対しては否定的でダメな人という見方が多いんです。依存症かなと思ったらプロに相談し、休肝日は肝臓のため以上にアルコール依存症のために大事なのだという意識を高めていかなくてはイケナイと言うこと。

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