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 酒のせいでトラブルが起きて、医者に酒を止めないと死にますよと言われたり、会社で酒を止めないと辞めてもらうと言われれば、さすがに本人も酒を断つか、控えるかするのでしょうね。正常な精神の持ち主ならば、酒と命を引き換えにしたり、酒と家族や自分の人生を引き換えにしたりはしないはずです。
 そしてその努力が実を結んで、残りの一生をトラブルなしに過ごせれば何も問題ないんです。しかしそれができないからこそ、アルコール依存症という病気なのです。
 なかなか認めようとはしませんが、いつかは原因がアルコールそのものにあることに気づきます。何度も節酒や禁酒の誓いがたてられ、そのたびに約束は破られます。それが病気の症状なのですが、意志が弱いからとかストレスなどと理由をつけて、次に期待します。時には意志の力だけで、何年も酒を止め続ける人もいます。傾いた生活を見事に立て直してみせる人もいますね。
 それでも、その一杯に手を出す日が、いつかは訪れるかもしれません。僕には頑張って何とかして、この勝負に勝つという強迫観念があります。けれども、いつかは負けるのかも、そんなふうにうすうす感じていたりもしています。どうなることやら(笑)

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