東1

 アルコールを摂取すると、まず口腔咽頭から始まって食道、胃、十二指腸などの粘膜が影響を受ける。続いて胃や腸から吸収されたアルコールは血液の流れに乗 って全身の臓器にくまなく回り、各臓器を構成する細胞に複雑なメカニズムを経て障害を引き起こしていきます。久里浜での内視鏡調査で喉にガンが見つかるケースが多いようです、ヨード染色をするとカメラを引き抜くときに喉のガンがよく見えやすいと説明を受けた記憶があります。
 さらにアルコールを分解する過程で出来るアセトアルデヒドとい う物質も、細胞への強い毒性を持っています。もし飲酒が時々であって量も少なければ、身体への悪影響は見過ごされますが、常習飲酒家と呼ばれるくらい飲むようになると、身体各臓器への影響は無視できなくなり、アルコール依存症ともなれば肝臓を代表とする各臓器と脳に障害を引き起こし、いずれは 命を落とすことになります。

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