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 アルコール依存症になりやすいという性格、こんな人がなりやすい等はないと言われてます。でも、アルコール依存症になった人達は、みな同じような考えた方を持つようなるようです、生活環境などまったく異なった患者群でも、まるで金太郎飴を切ったように同じ考え方を持つようになるのです。
 その考えは、自分のアルコール問題から目をそらそうとする心理から生じるものです。臭いものには蓋をしてお酒を飲み続けるために、無意識のうちに心がむしばまれて問題が大きくなっていくのですね。
 アルコール依存症者の心理で最も問題があるのが、否認です。つまり酒に関する問題はないという考え方です。
 本当はからだを酒が原因でこわしていても、家庭崩壊寸前であっても、仕事を失っていても、自分のお酒の問題から目をそらそうとする心理のことですね。
 この否認という心の動きがあるかぎり、アルコール依存症からの回復はありません。

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