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 離脱症状が出現するのは、急にアルコール血中濃度が低下した場合です。まだアルコール依存症であるとは知らずに、夕方になると発汗が現れたり手指が震えたり、という日常生活での異常の出現として体験される事も多くあります。
 アルコール依存症になった人の多くは、精神科でアルコール依存症だと診断されるはるか以前から、この不快な症状を体験しているはずです。
 久里浜病院での勉強会で習ったアルコールに対する知識があれば、軽い禁断症状が出たときに、これはマズイ状態だなと気づいて飲むのを止められたかもしれません、でもアルコール依存症になったから知り得た知識ですから、ふつうの人は知るわけないもので無理ですね。

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