mimizuku

 まぁ、以前は慢性アルコール中毒と呼び、略してアル中って呼び捨てられたものです。また、本人の意志が弱く道徳観念や人間性が欠けているからだと決めつけて済ます傾向にありました。僕がアルコール依存症になった時期には、医学的に精神疾患の一つとしての薬物依存症と同じように病気として扱われるようにはなってましたけど、現在でも一般的には、そういったことはあまり知られてはいないで、アル中と意志が弱いというイメージなんですね。
 しかし、なんでさまざまな問題が自分を中心として起こっているのに、たくさんのアルコールを飲んでしまうのでしょうか、減らすことができないのでしょうか。
 長年の飲酒の累積効果により、脳の神経細胞に変化が起こり、飲酒量のコントロールが効かなくなってしまうからといわれてます。アルコールが一口でも身体に入ると脳の飲酒欲求の回路にスイッチが入り、その人の意思を超えて脳が酒を要求するようになるのです。これがアルコール依存症の本質です。

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