golf 自分でも意外なほどあと5年と少しで60歳という思考がしょっちゅう出てくる。つまりは人生の短さに対する慨嘆であり、つまりは残り時間が意外と少ないことに対する焦燥である。
 父や母を観察していると、80歳をすぎるとやれる事がガタっと少なくなっていくのがよくわかる。ぼくはアルコール依存症をやったから、もっと早く老化がすすむかもしれないし、あと20年ってとこかしら。もちろん健康であるならばながい人生は存在するしそんなことはわかっているよ。
 まだ普通の会社務めなら60歳がある種の社会的区切りであることは間違いない。サラリーマン1年生の僕は68歳まで現場にいられて75歳まで嘱託で勤務できるらしい、そんなに僕らが働けせてもらえるから、若い奴の働き先がなくなるなんて言う意見もあるけれど、元気でやる気があれば歳は関係なく資質の問題だって意見もあり。
 だから、根気よく断酒をつづけて、甘いものに走らず、感謝の気持ちで働いていればあと15年はゴルフできるかな、月に3回行くとして残り540ラウンドかぁ~、やはり意外と少ないね。精進して早く上手くならんといかんな。

 2年くらい前に文庫で読んだ、470万部超の売り上げを記録まだ更新中の百田尚樹のベストセラー小説をV6の岡田准一主演で映画化した「永遠の0」観てまいりました。
 お国のために死ぬことを名誉とした時代の空気の中にあって、一人、生きる残ることにこだわり、卑怯者呼ばわりされても、彼は日本に残した妻子のもとに帰ることを心から望んでいました。
 残してきた妻子への想い、特攻で逝ったもの、生き残ったもの。いくつものテーマが重なり合い、観る者それぞれへ、深い感動を与えてくれます。
 太平洋戦争、そして特攻という難しいテーマを、あれだけ見事な感動で描いたこの小説を、CGと思わせない素晴らしい画面描写で描き切った映画でした。
 26歳で特攻に散った祖父の生き様、死にざまを60年の歳月を越えて、その子に、そしてその孫たちに伝わったことを描いたこの物語。永遠の0とは、ゼロ戦とともに逝った特攻隊の若者たちの数々の想いを描くと同時に、60年という還暦=0を経て、現代日本の僕らに、何を伝えようとしているのか、そして、僕らは何を受け取るべきなのかを示唆したものなのだろうと感じました。ちょうど今から10年前の時代設定、来年で戦後70年ですね。
 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村