とり Bird's eye view、鳥の視点、現代の身近なもので考えればカーナビやグーグルアースなんかよく似てるかも。視点からいえば、虫瞰・insect's eye viewというような、下から仰ぎ見るような考察方法もあるみたいね。
 ハンググライダーのような翼を背負って東京の夜空を飛んでいる夢をみるときがたまにあるんです。大きな高層マンションの横を飛んでいるときに、あ、あの家はこれから晩御飯だなとか、あの家の親爺は飲んで暴れてるとか、いろいろな東京の夜の営みを空から眺めながら飛行していて、いつの間にかワープして昔々に体験した苦しかった自分を外から見ているような光景を思い出して目が覚めるんです。
 目を覚ますと酒を飲み、酔っぱらって寝てしまう、再び目を覚ますとまた飲むということを繰り返しながら何日も飲み続ける連続飲酒発作。
 こういう状態のときは飲むことと酒を買いにいくこと以外のことはほとんど何もできないでしたね。数日から10日くらいで身体がアルコールを受けつけなくなって、飲酒が止まる。しばらく倒れて寝込んで過ごす。アルコール依存症が進行すると、連続飲酒発作の繰り返しのようになる。
 普通の総合病院の内科に入院して点滴して、からだが回復すると、また飲み始めて同じことの繰り返し。
 ふるえや発汗、不眠、焦燥感などの離脱症状からのがれるためにまた飲酒する。この状態になるとアルコール度数の高いウィスキーやウォッカなんかでも、水を飲むときよりもグイッとゴクゴクと早く飲んじゃうんです。
 そう、みんな知ってるでしょ。僕らが通ってきた道なんだもんね。そんなことが夢の中で、もうお酒は飲んではイケマセンよ、思い出せよって言ってくれているんだろうな。

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