わん

 この20年で世の中に流れる情報量は1,000倍になったと総務省HPに出てて、樋口院長が久里浜にネット依存の部門を開設してるし。情報に接してないと精神異常になる人が増えてるのだろうか。
 たとえば街を歩いていて10個の情報、看板とか人の顔とか音楽とかに接していたのが、たった20年で10,000個に増えたということである。それに比してヒトが処理できる情報量はほとんど変わっていないでしょ。つまり僕らは99%以上の情報を処理できず素通りしていることになる。
 どんなに重要な情報もパスせざるを得ないじょうたい。そんで次々に新しい情報が押し寄せるので興味や関心が長続きしない。
 たった1日で大事件がずいぶん過去の事になっているし。年末によく、今年の重大事件とかの特集をTVで見て、あれっ、この事件って今年のだっけか、 ずいぶん昔に思えるなぁとか思うことはみなさんもよくあると思うけれど、その感覚が年々加速して行っているような感じ。
 情報消費のスピードがどんどん加速し、物事のほとんどは他人事と化し、世間のたいていのことに無関心になっていかざるを得なくなってる。
 こんな時代にに暮らしている人間は自分の存在をどう位置づければいいのか。どう自我をキープすればいいのか。その辺に今起こっているいろいろな問題の根っこがある気がするなぁ。

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