水銀の使用や輸出入などを国際的に規制する、新たな条約の制定に向けての会議が140ケ国余りの代表が集まりスイス・ジュネーブでおこなわれた。
 確かに日本の水俣病は水銀被害の見本ではあるけれど、考えてみると日本人はかなり自虐的なのかしら、まあ、国連加盟国から言い出される前に自らその名を冠した条約名の提案をするのは利巧なことかもしれないけどね。
 発展途上国を中心に水銀による環境汚染や健康被害が問題となっていて、まえからこの条例の議論はなされていて、ようやくにして形になりそうなところまで漕ぎ着けたようだ。「水俣条約」というのに決定らしい。
 それでも今年10月の採択が目標というからまだ先の長い話で。条約は10月に熊本県で開かれる会議で採択される予定。
koala-md 発効は50か国の批准が必要で、国連環境計画は2016年をめざしている。 なにごとも世界規模で心をひとつにすることは時間がかかるしむずかしいよね。
 ただ、水銀汚染からでた水俣病を知らない途上国の要人がいたとは思えない。知りながら身勝手な経済のために犠牲者を出し続けていたとしたら、残念なことだと思う。NPOなんちゃら機構とか、ゼネコンからの裏金が政治家に流れて、途中の中抜き手数料が私腹されたり、癒着の温床になってる。日本も放射能汚染をばら撒き続けてる、広島・長崎を知りながら、チェルノブイリを知りながら、懲りずに垂れ流している。悲しいかな日本もまた同じ恥知らずな途上国ということになる。
 
シドニーの気温は45℃をこえたらしい。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村