中国での紀元前7000年ごろの米・果実・蜂蜜などで作った醸造酒が最古の酒とされている。ツタンカーメン王の壺からはワインが検出しているし、ピラミッド工事の労働者たちにはビールが支給されていたらしい。イスラムの国に今でも地酒があるのへんだし、お酒の歴史は古いのだ、じっくり考察、研究してみたいな。

 アルコール依存症なのにお酒を止められない人はいっぱいいる。、何とかして適量のアルコールで済ませておこうとか、あるいは今日は飲まずいようって考えている人も多い。
 やはりお酒を飲みたい気持ち・気分・欲求が強いんだな、みんな。でも、一度飲み始めたら適量で終えるのはホボ不可能だと分かっているんです。
 もしかしたら今日は運よく適量で済ませられるかもしれないと思ったり、あるいはアルコールを飲まなければ素晴しい、明るい日常がまってることのインプットが希薄で、アルコールによる快感、安心感の方を選択してしまうのかもしれないな。

2011y12m31d_103736553 アルコールを飲まないことでメリットが得られることは確実、長期間生存する意思があれば本来は生きることの方を選択するべきであるが、アルコールによる誤った思考判断によってそのように考えること自体が出来なくなっていたり、そうでなくともアルコールによる誤った判断によってアルコールで確実に得られる目先の快感の方を選択してしまう。
 これを継続し続けることで現状が確実に悪化していき症状もさらに進行することになるとは思っていないため、誘惑に勝つ必要性を見出しきれずに明確な禁酒が出来ず、確実に快感を得られるアルコールの方を選択して飲み始めてしまう。そして、一度飲み始めたら自分の意志では止まらなくなって酩酊するまで飲んでブラックアウト。このような飲酒状態が強迫的飲酒。
 僕らは奈良漬や魚久の粕漬けなど、少量のアルコール摂取によっても脳が麻痺してしまい、一滴でも脳に信号が行ったらその後の飲酒制御がほぼ不可能になるようなアルコール耐性が弱い体質になっているのである。 だから、お正月は外出先でのおせち料理には充分な注意が必要なんだ。

 『アルコール依存症日記 2009 久里浜の夏から』  3回目のお正月を無事迎えることの喜びや嬉しさを忘れないように。
 そして2011年~2012年に向けて、 お正月のリセットボタンをぐいっと押して、今年は明るく楽しくお願い申し上げます。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村