「迷い道」が出たのが昭和52年(1977年)11月だからボクはちょうど高3の18歳、このころから本格的にアルコールな日々が始まっていたんどろうな、う~~迷わなければよかった(笑)

 なんか新しい風が歌謡界に吹き始めた頃、八神純子やサザンと並んでもっともそれを感じさせたうちのひとりだったな。曲想にオリジナリティがあったし発声も独特。顔もアイドルとは一線を画していてどこか「才能で勝負」みたいな潔さを感じさせたし、なんか大陸的な感じがしたのが魅力的。
 メロディラインにも歌い方にも、芒洋としたスケールの大きさが感じられ、他のアーティストがいかにも日本純正ロックやら湘南スケコマシサウンドをちまちま目指していたところに「突然現れた異人さん」って感じか。

 彼女が作詞作曲した、歌詞がすごい。サビのラストの決めが「迷い道くねくね」だもんね。この「くねくね」がとんでもなくスゴイ。すごく真面目なこと歌っているのに最後が「くねくね」と擬態語止め。しかもそれが何の違和感もなく収まっている、ここらへんが彼女の真骨頂かな。

 2曲目の「かもめが翔んだ日」だって「ハーバーライトが朝日に変る。その時一羽のかもめが翔んだ」「かもめが翔んだ かもめが翔んだ あなたはひとりで生きられるのね」。かもめが翔んだ、ってだけの歌詞ですよ。それでこんなに歌詞を引っ張れる人なかなかいません、そんで聴いている人に「まぁいいか」って思わせちゃうのが、すごい歌い手だったな、渡辺真知子って。

 最近、貫禄なお姿(笑)で、TVにでていて、彼女はやっぱり普通じゃないなぁ、歌唱力衰えてないな~。あぁまた聴きたくなってきた。

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