吉田拓郎 のCDを久しぶりに聞いてみた「春だったね」から始まって「せんこう花火」「加川良の手紙」「夏休み」「たどりついたらいつも雨降り」「こっちを向いてくれ」「旅の宿」「祭りのあと」……とにかく名曲揃いですからね、このアルバムは。

 日本酒を飲んだときに大声で歌いながら酔いつぶれていくのに最適ですよね。というか拓郎のCDはこの頃そういう使い方しかしていないかもしれない。酔いつぶれるために、聴く、歌う・・・

 なぜかバーボンではなくて日本酒なんです、ボクにとって。
「ぺニーレインでバーボンを」が有名すぎて、昔は「拓郎=バーボン」だったんだけど、いまは日本酒。振り返ってみると、本当に日本的なアーティストだと思うんだ。彼のギターが聞えてきて彼の字余りの怒鳴り唄が聞えてくると、どうしようもなく自分と日本の来し方行く末を想います。(参議院選挙行った)

 だから酒が欲しくなる。安い清酒が欲しくなる。汚く酔った後のあの二日酔いの自己嫌悪が欲しくなる…。 特にひらがなの「よしだたくろう」時代は日本酒が合う。

 でも、なにかを見失いつつある時に、彼の唄を聴くと、思い出すものがいろいろある。それは、人生のスタンスみたいな根本的なことであるのだけど。

 今は、珈琲を飲みながら!だけど(笑)