実父が先週、巣鴨のとげぬき地蔵にある特別養護老人ホームに無事入所(お陰様にて!)、父の人生は、ここが終点になるはず、荷物はみかん箱に一つしかない、じつにさっぱりしたもんだ。 

 人生で本当に必要なもの、身の回りに置いておきたいものは、実に「こじんまり」としたものなのだ。どんなにお金があってもの凄い豪邸に住んだとしても、贅沢三昧をしたとしても、逆にもの凄い貧困に喘いだ生活をしたとしても、墓場まで持って行けるモノなんて何もない。さはさりとて、さりながら・・・結局年老いた時には、人は皆所詮は「座って半畳、寝て一畳」なのだ。ということは、限られた人生の時間の中で僕らは目一杯生きている事を楽しまなくてはいけないっ!ってコトで、他に何を求めようというのか?「享楽的に」「刹那的に」という意味じゃなくて、一所懸命人生を楽しむべき。そんなこんなで、感慨深く、夕方帰途についた。


 こちらは、母上と母の女学校(笑)のクラスメートのオグさん(銀座育ち)を乗せて(3人で210歳)、白金の国立科学博物館附属自然教育園へ、カタクリの花<綺麗<都会のど真ん中、港区にこんな場所があるのだ、メダカ・ヘビ・亀も自然に生息していました(笑)

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