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アルコール依存症の典型的な症状、それは体内のアルコール量が減ったときに起こる離脱症状、禁断症状と言ったほうがわかりやすいですね。手のふるえ、悪寒、寝汗、イライラ、不安、焦燥感、睡眠障害などで、まぁボクらは全部思い当たります。ですが、こうした症状はアルコールを飲むと一時的に治まります。そのため、また飲むという悪循環が始まるのです。

人によっては吐き気や下痢、胃痛、動悸、高血圧といった症状もみられます。さらに進むと、うつ状態におちいり、ないものが見える幻視、ない声や音が聞こえる幻聴といった症状や、記憶障害なども起こすようになり、仕事や家庭生活にも大きな支障がでたり、最悪な事態になります。

アルコールを飲むと、私たちの脳の働きが変化し、緊張がゆるんだり、いい気持ちになったり、気が大きくなったりします。それが酔うということですが、普通は脳への影響は数時間程度で治まります。ところが、毎日のようにアルコールを多く飲んでいると、脳はその酔っている状態を通常だと判断するようになります。すると反対に、体内のアルコール濃度が低くなったときに対応できなくなり、さまざまな不快な症状があらわれるのです。

離脱症状がみられたら、すでにアルコール依存症になっています。できればそうなる前にアルコールを飲む行為自体を考え直さなければなりません、アルコール依存症の予防ですね。

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