アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2019年01月

simon

 今苦労しておかないと将来後悔することになるよ。今頑張らないと歳を取ってから苦労するわよ。将来のために今頑張らないといけないのよ。人間辛抱が肝心だ。先生や親、大人に言い聞かせられてそだちましたよね。
 そういうのって何歳になったらおわるのでしょうか、人生そうやってずぅっと頑張り続けていくものなのでしょうか。ラクやズルをしたら人生を踏み外していってしまうのでしょうか。なんでお酒を辛抱できなかったのでしょうか。怠け者で辛抱がたりなかったからでしょうか。
 過去にはもどれないし、未来は誰にも予測出来ません。今を納得して生きていくしかありませんね。

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bat

 自分の興味とか考え方で、ものの視え方が違ってくるとよく言われます。新しいクラウンが欲しいなぁと思えば、急に走ってるクラウンの数が増えたわけでもないのに、興味がある対象だからよく見かけると言うか、沢山走っているように感じるようになります。
 僕らは日々色々なストレスを感じながら生きています。その中で自分の偏った解釈のせいで、本来であれば感じる必要のないストレスまでも感じていないでしょうか。
 気分ではその他大勢から好かれる必要はないと考える、自分にとって大切な家族や友人たちから好かれていれば、それ以外の人から何と言われてもボクは幸せだと思える。よって必要のない努力をしたり、それによって感じるストレスを感じずにすむ。
 まぁ自分自身の価値観に従って思考すれば、不要なストレスは減るのかもしれません。変人と思われ、、、、。

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taro

 昭和の時代、何かが人と違うとか、異様な部分が目立っていたと思う。見るからに人と違う雰囲気をまとっていた。岡本太郎のような芸術・音楽・なにかを作る人とかは特にね。そうしないと大衆から抜け出られないからだろうな。群から抜け出て目立つための方策だったのかもしれません。
 大衆とう言葉が死語になりつつある現在、群から抜け出てますよというアピールは余り流行らなくなっている。「個」を必要以上に主張しなくてよくなった分、そういう人たちも普通で常識的で等身大でいられるように時代と共に変化した。
 よぉ~く考えてみれば、普通で常識的で等身大であることが逆にとっても大切なことになった。そうしないと共感を呼べない。生活者と豊かなコミュニケーションをとれないというか、そういう雰囲気になってきた。
 企業人もアーチストも普通っぽくて常識的な人が増えた、小粒になったとかそういうことではなくて、それがとっても大切で普通の時代なんだな、きっと。

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huyu

 飲酒を続けていた頃は、お茶という概念が皆無でした。人と会って話すなら飲む。これが基本でしたからね、世の中にはお茶という文化が存在することを思い出すことができた。
 酒を飲んで沸き起こってきた感情はその時々の空気に左右されていることが多く、よくよく考えてみるとどうでもいいことだった。ただの一時の感情に過ぎず、けっして本心ではないようです。酒をやめてから些細なことで怒らなくなり、安定した精神状態を得られるようになった。愚痴っぽさがなくなり、前向きになった気がしている。顔や名前を覚えるのが苦手で、そういうのを酒のせいにしていた。しかし、酒をやめた今でも、まったく治っていない。
 まぁ酒がない生活は死んだも同然ではないということが分かりました。酒のない人生も、けっして悪くない。酒のない人生を、楽しんでほしい。

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nekob

 情報がこれだけアフれていると、廻りの幸せがたくさん目に入ってくるでしょ。あれもうらやましい、これもうらやましいと煩悩はどんどん増えるいっぽう。日本は平等社会だから、がんばれば手が届いちゃったりする場合があって、色々な羨望がたくさんあって止まらないですね。
 あの時、若い時に勉強を頑張っていればよかったなんて時々考える、今からだって勉強すればなんだってできるハズ、まぁ手遅れだったり出来ない場合が多いですが。
 あのときに戻れるのなら。最初から煙草も吸わないし、お酒だってビール1本とワイン2杯でやめて週2の休肝日は絶対に守りますよ(笑)
 頑張ればもっと幸せになると思うけれど。幸せってのは、きっと足元にあるのだろうし、気づかないだけなんだよね。

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snoop

 ふとしたことで浮かんでくるアイデアや予感、そういったイメージというのは頭のなかにとどまってはくれません。ふう~っと湧いてきて、すう~っと消えてなくなる、忘れちゃうんですね。
 そこから想起してアイデアを膨らませることが出来れば、そしてそれを形にすることが出来れば最高の幸せがやってくるのです。そうは言っても人間そう簡単に上手くいかないのはご承知の通り。
 油断すると揮発しそうなイメージを固定化して、言葉として取り込んでおくことが大事です。自分メール、手書きメモ、写真でもいいけれど。記録すること。大切だと思う。
 断酒の方での幸せになるための基本でもありますが、約束を守れば人から信頼される、それと同じで、自分との約束を守ると自分に対する信頼度がアップする。

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vodka

 アル依を克服するという言い方は間違っていると言っていましたね。いったん依存症になった人は何年酒をやめていようと、それは坂道の途中でボールが止まっているような状態なのだと。頭の中には「飲み出したらやめられない回路」がしっかり組み込まれているから、断酒後何年たっても、一度飲んでしまったら、ボールはごろごろと坂を転げ落ちていく、と言っていましたよ。
 断酒をしているアル依患者は、1杯目を飲まないで我慢することはできるんですよ。でも、もし1杯目を飲んでしまったあとに2杯目を我慢することは、絶対にできないと言われています。酒を止めてみようかと悩んでいるのなら、もし出来るのであれば何とかして1週間頑張ってみる。そして酔っていない日の感覚、飲まないときの自分を知る。単なる健康管理を超える意味がありそうです。

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china

 まぁ生きていれば、生活をしていれば、なにかしら失敗をやらかしています。同じ過ちを繰り返さないように反省をして、より良く生きようと努力することが肝心です。そして多くの失敗をしたからこそ人間的な深みがあり、人の痛みや苦しみを理解し、思いやりや優しさをもって賢くしなやかに生きている人もいます。
 人生、失敗はつきものだけどそれをダメの象徴と捉えるのか、自分自身のステップアップ過程とするかは自分しだい。酒の失敗のせいで惨めな人生を生きているかというと、決してそうではないと思ってる。そういう過去をステップとしてより良い何かを感じられたらいいよね。

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anli

 コンビニの雑誌を見てたらダイエットの特集ばかり。お正月の食べ過ぎ後はダイエット意識が高まるそうですな。なるほど。そういえばボクも赤丸急上昇中なんで、そういう雑誌ばかりが目に入るのかも。
 ふとんに入って眠りに落ちるまで、この頃は藤沢周平の小説を読みながら、すぅっと江戸時代の長屋にタイムスリップする。自分が妙にちっぽけに感じられる。時代はちがってもいろんな喜怒哀楽が進行している中のほんの一例が自分の人生なのだという実感に浸れる。まぁだから自分の悩みや焦りなどたいしたことないのだ的な気分にすっと移行できるのだ。 

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b

 最近の頑固な自分を振り返ってみると、自分で勝手にわかったつもりになっているコトが意外と多いです。あぁそれは知っていますからで終わっちゃう、油断しているとそこで思考停止になって展開をしないんだよね。 
 日常の中でふとした瞬間、ふとした疑問、ちょっとした感動、ほほぉ~って驚き、そういうのを感じる感性とか好奇心を大切にしないと萎えて終わっちゃうのだと思います。歳をとっても魅力のある人は例外なく好奇心があって、自分の言葉で自分の世界を語れる人。そんな素敵だなと思う人、たまにいますけどね。
 お酒と料理のウンチクとか語らせればイイせん行けるのですが。そういう過去の蓄積を語りだすと何年断酒していても、自分の心の中をいつも覗いていないと危ない感じなんだよね。

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2019

 良い悩み事、悪い悩み事、色々と悩むことは誰にでもあります。その悪い方の悩みの種を大きく育ててしまうのか、はやめに刈り取ることができるのか。そこが分かれ道かもしれませんね、楽しく明るく生きていける人、奈落の底に落ちる人に分かれるわけです。
 同じ人間でも悩みの種との向きあい方、対処のしかたが根本的に違うのかもしれません。怠けてしまう人、壁にぶち当たって途方に暮れている人、生きることの舵取りを放棄している人等々で色々だよね。
 不安なことがあると、人はどうにかして自分で解決しようとするもの。だから、思い通りに進まないとイライラしてしまうのです。自分の力ではどうにもならないことがあることを知りましょう。運命に委ねることを覚えるのです。失敗した、と思っていることでも後から振り返れば笑い話になることはよくある話。人生には、いい面と悪い面の両方があって然るべきなのです。

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ministar

 20代のころ真冬のゴルフではバッグにウィスキーのポケット瓶を入れておいてティーグラウンドでタバコを吸いながら、キャップでキュゥッと一杯ひっかけてティーショット。仙石原の別荘にいて雪がなければ芦ノ湖カントリーによく行ってた、このコースは神奈川から静岡県に入ったこころにあって、ゴルフ場のタバコ自販機に関東地方では売っていなかったミニスターと言うのを売っていた。ミニサイズ65mmと呼ばれる非常に短いサイズが特徴で、巻きも細身、そのため1箱30本入りとなっていて、パッケージが珍しく横長になっていた。30本入りで短いから18ホールのラウンド中に吸うのにちょうど良かった。
 ポケット瓶のウィスキーがキャップで飲んで18杯でなくなるから、ゴルフは18ホールになった。スタートホールでウィスキーをグビリとやり、ちょうどなくなったのが18ホール回ったところだったから、ゴルフ場は18ホールが基本というスコットランドの伝説である。

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tomato

 東京は寒い、週末にかけて太平洋側を低気圧が通り、関東地方にも雪予報が出ています。お正月気分も終わってるのに、今年はどんな年にしようかと何となく考察中のわたくし、すべては自分次第なんですけどね。
 自分にできることを粛々とやっていこうというのが基本姿勢。練習場でシャンクが止まらないけれど一方で自分にできることを少し増やしていくプラスの年にしたいかな。イメージとしてはポジティブトライな気分です。
 自由が丘のミーティングになんとなく顔を出してみたいと思うときがあるんだけれど、何年も行ってないと行き辛いものがあります。顔ぶれも変わってるのでしょうが親分は頑張っていると思います。
 長い間の飲酒習慣における対人関係のもちよう、アルコールヘのとらわれ等を語るとともに、達う見方や考え方に触れることで自分の 飲酒問題を振り返り、素面の生き方を探すこと、過去の自分を振り返ってみたい気持ちになる等、たまにはねと思う今日この頃です。
 人生100年時代に生涯現役、聞こえは良いものの現実は決して甘くないと思う。ネックは過去の成功やプライドを捨てられないことだと日経に書いてあった。周囲に溶け込める『かわいらしさ』を持てるか否かが70歳まで働く大切な資質だと指摘してた(笑)

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wan

 ムダ遣いをしないというのは、お金を使わないということではなくて、生き金を遣うという感じですかね。自分がワクワクしないモノやコトにはとことんケチになります。でもこれは気分が上がると納得できるモノやコトには思い切って投資します。おなじお金を使うのでもこの意識があるかないかで、今年の年末には100万円が貯まっている計算です(笑)
 思えば、毎晩の晩酌と外での飲酒費用を年間でみるとかなりの酒代を支払っていることになります。例えば毎晩ビール500mLとチュウハイ350mLを2缶ずつ、週3回の外での飲酒を1年間続けた場合の概算を計算してみると、飲み屋の程度にもよるけれど100万~200万円にもなります。もし僕が飲めない体質だったら家が一軒建っているということですね。
 断酒してから、その余剰金はどこに行っていまったのか。不思議です。

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roma

 やばい二重あごになってる、顔まで太ったのかメガネのつるが食い込んで顔に線ができてる。ちょいと一個のつもりで食べて、いつの間にやら太鼓腹、気がつきゃ体重70キロに、これじゃからだにいいわけないよ、わかっちゃいるけどやめられない。
 断酒をはじめてから、甘いものへの欲求がはじまりました。多分断酒を始めた方の多くが経験することのようです。人は空腹感をを強く感じ、甘いものが食べたくなるように出来ているのでしょうね。
 お酒を飲んでいた頃はほとんど甘いものを食べたいと思わなかったのにね、と言うか最後には何も食べなかったと言うほうが正しい、まぁ知ってるとは思いますが。
 断酒をはじめたばかりの頃は、断酒を継続することが最優先だから、たとえ甘いものへの欲求に負けたとしても、そこで満足感が得られれば良しと。ですが、10年近くそのままで、甘いものや食べることへの依存が出て10kg以上太ったわけです。
 年始から甘いものへの欲求をコントロールすることを心がけはじめました。新年から真剣にダイエットとは言いませんがメタボの改善につとめます、糖尿病とか脂質異常症の薬を飲まなくでもイイように努めることを誓います。

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sand

 年齢とともに下腹が非常にマズイことになってきた。これは体内の代謝速度が遅くなっているからだという科学的な証拠があって、生物学者の説明ではそのまま体内時計と関係しているそうな。
 同じ時間軸を過ごしてきても、代謝の早い子供の時代にはすご~く長い時間に感じていたことが、代謝の遅い中年になるとトキは短く感じると言うこと。
 時間軸の目盛りが前者は細かく、後者では粗いから。子供の砂時計の穴は大きくてどばどばと砂が落ちていく大きな砂時計なのに、加齢により砂時計の穴が小さくなってしまうので、ちょろちょろとしか砂が落ちない。だから落ちた砂を比べてみれば、その差は自明ですね。因みに加齢によりオシッコの出具合もチョロチョロですね。ついこの間までダッシュの2段とばしで駅の階段上がれたのに、アレコレしているうちに足がもつれて転びそうだからエスカレーターに乗るようになってるし。
 アルコールの代謝には個人差があるように、体脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪、デブにだって個人差があるのでしょうね。昔は自分が太るとは考えもしなかったけれど、、、、今年こそ何とかします。と毎年書いてる。自分がハゲルと考えたことは一度もありませんが、もしかしたら10年後はどうなっていることやら。

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goif

 明けましておめでとうございます。今年の目標は何々、まぁ色々あるけれど一番の希望はお腹廻りのダイエットかしら。
 決断とは案外とカンタンでつまり決断そのものは気分を良くしてくれるもの。だから今までどれだけの決断をしてきたことか、新年から勉強しよう、今年こそ仕事をやっつけよう、断酒をしよう、ダイエットをしよう、断捨離しよう、けっこう思い当たるでしょ。決めることは愉しくて昂揚感に浸れるものですよね。なんだか、その決断で今後に期待が持てるような感じになれるからね。決断するだけなら簡単ですからね。
 その決断の結果がでないのは何故なのかしら。未来のことに対してとか、これからしようとすることに対しては、いっぱいの決断をするけれど。今、目の前ことを決断するのは、先延ばしに回避、保留してしまうんだよね。だから基本は今を決めるのは苦手。だから先送り、人任せ、そして誰かの言われるままに流されることが多いわけだね。まぁ1本すじを通していることは断酒継続なんだけどね。

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