アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2018年12月

2019

 久里浜病院を退院して来年で10年、年末の慌ただしさはあるのだけど余裕があると言いますか、他人事のような感じで外から観察しているような雰囲気、お酒を飲むための御馳走やおせち料理を作らなくなったからヒマに時間を持て余してる自分がポつんといる感じ。
 実際、大掃除やおせち料理の準備、神棚のそうじ、正月飾り、年賀状、年末年始の挨拶、初詣、お年玉など、ボクらが子供の頃までは当たり前に行われていたことが、ほとんど省略・簡略化して、年末だから、お正月だからという生活習慣が薄れているのでしょうねぇ。
 しかしながら時間が流れていくスピード感覚は年々加速して、華麗なる加齢ですね。
 時の流れの中に生きるボクらの人生には、お別れと出会いという代謝からは逃れることはできないし、また、誰であれ、この代謝があってこそ生きているのだと改めて思う、きょう年の瀬です。
 自分の人生にとって一番大切なことに気づき、それを取り戻すことが出来ているから、今年も年末を迎えることができたのでしょうか。
 さて、来年はどんなことが待ち受けているのやら、できれば楽しいことばかりでお願いしたいなぁ~

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cub

 世の中には酒は百薬の長という名文句があって、ある程度の量の飲酒は身体に良いと信じられている節があります。あるいは適量を守るという習慣を勧める向きもあります。多量飲酒とは区別して、1日20グラムまでの節度ある適度な飲酒とされています。ところが、この適量というのがなかなか曲者です。
 まず、適量という言い方を、程好く酔うという印象で捉えている人がいないでしょうか? 僕らに言わせればビールの大瓶の2~3本は準備体操くらいの感じですよね。けれども、医学的な適量とは、ビールであれば中ビン1本、日本酒は1合、25%焼酎100mlまでです。
 適量でも毎日飲み続けていると、精神的な依存が始まることです。いわば、お酒がないと口さびしく、禁断症状は出ませんが、気がつくとお酒を口にしている状態です。だんだんと身体的な依存が進み、本格的なアルコール乱用やアルコール依存に陥ることになります。
 お勧めした飲み方は1日飲んだら次の日は休むという方法です。つまり飲む日を隔日とすることです。だからと言って、飲む日は思い切り飲んで、正体がなくなるようでは元も子もありません。
 そもそも飲んでそのまま記憶がないというのは要注意のサインです。その上で、1日60グラムを越えないくらいにコントルールするようにしましょう。決めた日に、お酒を飲まずに普通に過ごせるのであれば大丈夫です。
 このルールが守ることが出来ないのであれば、既に依存の傾向が出ているかもしれないと考えましょう。そして、飲酒の代わりになる楽しみを見つけて、それでお酒の欲求をコントロールすることをお勧めしたいと思います。夜にランニングとかね(笑)

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ryu

 昔は良かった、この言葉は加齢とともにしばしば呟くようになります。たしかに振り返ることも大切かもしれないけれど、ゴール近くで何度も振り返っているランナーの姿に、そのまま突っ走れと思わず声をかけたくなるでしょ。
 だから振り替えることは、ほどほどにしておいたほうがいいのかもしれませんね。自分と向き合うことは勇気がいるし、昔は昔、今は今、 今を生きる、今という僕自身の時間軸で考えることを意識しようと思います。

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queen

 病的な飲酒が始まった時点で、自分にとって何が大切かという基本的な価値観がすでに変化していただろうし、意識しないうちに本来は人が生きる上で大切にすべきものが自分の中で価値を失い、やがては酒が全てに優先するようになっていた、アルコールが生活の中心になってくると、心のどこかでこのままではまずいと感じながらも、軌道修正が困難になって健康な判断力が働かなくなっていました。
 そして、明らかに体にも現れてくる。酒が抜けると手が震えたり大量に汗をかいたり、眠れなくなったりする。この段階になって初めて、アルコール依存症と診断されるたわけで、実際に病気はそれ以前から進行していたわけですね。年の瀬に少し考察してみました。

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inosika

 冬至・天皇誕生日もおしまい、有馬記念もクリスマスも。そして急に寒くなってきました、寒いと身体が縮こまり腰はもちろん背中やヒザまで痛くなってきます。やはり久里浜入院中に日課だったラジオ体操の1と2を連続というのは、カラダの為に断酒と一緒に続けていく価値があるのだと思います。
 幸せに楽しく生きていくためには健康、お金、人間関係ですね。まぁ努力なしで思うような結果は得られないだろうし、当たり前への感謝、いつも笑顔でいる、自分を喜ばせる、手を合わせる、目標をもつ、運動習慣、痩せれば幸せになる。とりあえず、ラジオ体操で。運動習慣を頑張れば何となく健康になり幸せになれるのかもしれません。

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neko

 飲酒への強迫的な欲求、精神依存のために、飲み始めると止まらない、酔いつぶれるまで飲んでしまう、だらだらと長い時間飲んでしまう。などお酒を飲みだすとお酒に飲まれてしまうようになります。つまり自らの意思でコントロールして飲酒することができなくなります。
 さらに進行すると常に体内にアルコールを維持するために、数時間おきに飲酒を続ける連続飲酒という状態に至ります。連続飲酒は3日程度から数ヶ月続くことがあります。多くの依存症者がこの状態を経験しており、依存症の特徴的な症状のひとつと言えます。
 留意すべき点はたとえ何年、何十年ものあいだ断酒を続けていても、少しでも飲酒を再開すると、すぐにコントロールできない飲酒に戻ってしまうことです。依存症になるまでの長年のアルコール曝露により脳機能に不可逆的な変化が生じたためと考えられます。たくわんが元の大根に戻ることがないように、スルメがイカに戻ることがないように、依存症になると病前のように適量でお酒と付き合うことができなくなります。そのため依存症に陥ると、生涯にわたって断酒を継続することが必要となります。

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takarabune

 人間って、所詮、自分以外のことは、ひとごとなのです。そして不思議なもので自分だけは、特別だと思っているわけ、っていうか、皆そうやってバランスをとって生きているんだよね。
 宝くじだって、当たる可能性なんて冷静に考えれば限りなくゼロなのに、もし当たったらと夢を見て、もし当たったらどうしましょうと色々と妄想し始めるのです。買わないと当たらないし、買えば妄想の楽しい時間が待っているのです。
 人生はなかなか思い描いた通りにはいきませんね。一瞬思い通りにいったと思っても、それもつかの間、その先に試練が待っていることはよくあります。色々な失敗を積み重ねながら切り開いていくものであって、その度に智慧を身につけることができますからね。
 まぁ今までにいっぱい失敗をしたから、そろそろいいこと起きるかもと期待感UP、年末年始ジャンボ宝くじ十億円。

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heian

 私たちの人生にはときとして予期せぬ事件や事故、また病気などとの巡り合わせがあります。自分はアルコール依存症になってしまいました。
 なぜ自分?とその理不尽さに頭が真っ白になり、そこからどのように人生を立て直していってよいかまったくわからず、しばし人生が止まってしまうような感覚に襲われることもありました。しかし、人間は辛い事、病気や過ちから多くを学び成長できることも事実であることを思い出してください。
 怒りが湧いてきたときは、過去やネガティブな事象に過度のエネルギーを注いでいる自分に気づき、その注意を、身の回りに起こっている好ましいことやありがたいことに向け直すことが有効のようです。怒りの種にただ水やりをせず、安らぎの種に水やりをしてみてください。時と共に平安がもどってくるはずです。

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sazae

 この秋で59歳になりました、久里浜の病院を退院したときは49歳60kg。だったのに還暦入りまじか、浪平さんより年上、まじかよぉ~。何となく時代にキャッチアップできなくなっていく年齢ですね、身長168cm体重72kgで10キロ多い、最近疲れます、小太りと呼ばれます。
 12月も半ばを過ぎて、後は転がるように年末年始に突入するような気分、ああ、今年も残り2週間、どんなふうに過ごすことになるのかしらと、まるで人ごとのように思う今日この頃です。
 大量の飲酒したときの何時間か、ある時間帯の記憶が全くないとか、どうやって家まで帰ったかと不思議に思うことってあるでしょぅ。これはアルコール依存症でなくても起こり得るし、病気がかなり進行して初めて生じることもあります。
 これから忘年会という方もほどほどにしないと、酔っぱらってお財布なんか失くしたら目も当てられない年の瀬ってことになりますから。
 
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sisi

 日本には、一つのお店に長居することはよくないと考える風潮が昔からあります。適当なところで切り上げて次のお店に行くのが当たり前河岸を変えると言うとなんだか粋な感じがしますが、2軒目、3軒目になると記憶がなくなるという経験をした人も多いですよね。
 終電で帰ろうとするのも飲むペースを上げることにつながります。終電まであと30分だからあと2杯は飲めるなどと無理をしてしまうからです。また飲み会に遅れて参加しても駆けつけ三杯とばかりに、つまみも食べずに急いで飲む。その結果、待っているのは二日酔いです。
 ヨーロッパの人は、一つのお店に陣取って、長い時間をかけてゆったり飲みます。おしゃべりしながら、食事と一緒にワインを味わい、仕上げにグラッパなどのスピリッツを飲むというのが一般的です。
 そこで飲むペースが速いとどうなるのか、血中アルコール濃度が上がり、悪酔いするだけでなく、脳の中で理性や思考を制御する前頭葉の機能が低下してきます。すると、自分で自分をコントロールできなくなって、笑い上戸になったり、泣き上戸になったり、歯止めなくお酒に手を出して飲み過ぎてしまったりするのです。

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no

 さすがに東京も冷え込みが強くなってきました、かわす挨拶も寒いですねから始まります。
 アルコール依存症、飲むことを一生我慢することは過酷です。そして飲酒によって起こる問題を理解しているつもりでも、依存症であることを完全に認めることは、今までの人生を否定することになるので、気持ちを整理する時間が必要だと思います。
 治療していく流れの中で、人とのかかわりが大切であることや、謙虚さや感謝の気持ちを持って自分を変えていくこと、そして自分のためだけでなく、廻りの人や社会のために生きていくことに価値を見出すことといった、行動や考え方を変えることが重要で、そこに気づくことが出来れば断酒は成功するハズ。そこが秘訣です。

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ayuiq

 何杯までが正常な飲酒なのか、どこからがいわゆるアルコール依存症なのか。どれくらい飲むとか、飲めるかは聞けば人それぞれの答えがあって、飲めるときは毎日飲むという人もけっこう多い。飲み会とかでは酔っ払いでも、家では全く飲まないという人もいるし。奥が深いというか不思議だよね。
 毎日お酒を欠かせない人はふつうに沢山いるし、飲み過ぎは問題だということは分かっていますよね。日々大量のお酒を飲み続けると、アルコール依存症になることは何となく知っている。しかし実際のところ、どのくらいの酒量だと問題になり、どこからアルコール依存症を心配しなければならないのかと問われると、わかりませんよね。

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piemonte

 別に酒が強いわけではなくても何処で誰と何を飲もうかとか、寿司屋なら辛口一献、イタリアンならピエモンテかしら、あの酒はうまいと聞いたけど、実際どうなのだろうと妄想するだけでも楽しいものです。ですが、飲酒には思っているよりも身近なところに依存のリスクがあるのです。
 世間一般多くの人達は、自分は依存症とは無縁と考え、問題を過小評価しやすく、忙しく働いている人ほどそんな傾向が強いかもしれません。自己の飲酒状況に不安を覚えていても病院を受診するという発想は中々出てこないものです。
 飲むことは毎日を頑張る自分への当然の報酬だといった意識があるかも知れません。また、周囲も本人の飲酒量が過剰な事に気づいても、本人がしっかりしている以上、目をつぶってしまう事も多いかと思います。やはり自分で飲酒に対しての不安があるのなら専門家に相談する。これが基本だし、分かれ道であることは間違いありません。

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abura

 冬という季節で寒いそれとも年齢のせいなのか、運動不足という生活習慣のなせるわざか。言うまでもなく、その全てが絡み合ってのことで。そう、このところ、随分と代謝が悪くなっているようで。簡単に言うと、ずっと体重が高値安定で御座います。
 寒くて動きたくないし、年齢を言い訳にする以前に、やはり生活習慣によるところが大きい。この生活習慣の大元は、わたくしの思考の癖パターンに他ならず。そして思考の癖を変えるには、行動を変えていくのが早道で、でも、行動を変えるには、思考が変わらないとなんて、堂々巡りにハマってしまうもの。でも、これ自体も思考の癖ですよね。
 だからこそ、えいっ、やあっと最初の一歩を踏み出すことが肝心。アル依の断酒も最初の一歩が難しいのです。

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shinjuku

 やはり今週とか来週あたりで忘年会だという方も多いでしょうね、わかっているだろうけど飲んじゃダメですね。飲めない理由を説明するのが面倒くさいから行かないのが一番かんたんですよね、そうもいかない時は、それなりに、車で行くとかね。
 まぁ今年はどうだったか考える時期でもあります。そして自分と向き合うことは勇気のいることです、昔からずっとそのことで悩んでいたように思います。また、他の多くの人がそう感じているんだろうなと想像します。
 自分自身の中にある怖れと向き合い、自分を許し認め、今を受け入れることができたときに、少し成長したというか、断酒が続く生き方にも順応していくことが出来るような。
 そういうことならイイかなって感じで気持ちが少しラクになった気になります。今を生きる、今という僕自身の時間軸で考えることを意識しようと思います。

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bla

 アルコールを飲んで楽しい気分になるのは、脳内で快楽を生み出すドーパミンという物質が分泌されるため。毎日飲み続けていると、効きめが落ちてきて少しのアルコール量では分泌されなくなり、徐々に量の増加を必要とするようになる。だから、酒に依存してしまうんですね。
 目が覚めアルコールが切れると手足が震え出し、大量の汗をかく。これが離脱症状。この状態から逃れる為に朝酒を飲む。まさに悪循環。そして離脱症状は飲むことによってピタリと止まる。アルコール依存症が進行したら本当に怖いですよ、飲んでピタリと止まらなくなったらお終いですから。

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kurihama

 最近の忘年会は飲み放題が増えた。飲まない僕らにはうれしくないかもしれないが、左党にとっては、酒代とか周囲の冷たい目線を気にせず遠慮なく注文できる。飲み放題となると、最初はビール、喉が潤ってきたら日本酒&ワイン。そして宴もたけなわになってくると、ハイボールをチェーサー代わりに飲みながら、仕上げに本格焼酎のロックなんてことも。自分にもこんな時代があったんですよ、あぁ飲める人達はいいやねぇ~
 アルコール依存とは、一言で言えば、わかっちゃいるけどやめられない状態ですよ。家族や友人など、身の回りの人からもう飲まないでとか、お酒の量を減らしてほしいと言われて、頭の中ではやめたほうがいいと思ってはいるけれど、お酒をやめられない状態。これが典型的なアルコール依存の症状。ア症の人は意志が弱いと誤解されがちですが、自分の意思で飲酒をコントロールできなくなるのは病気の症状。
 健康的な飲み方をする人は、お酒を飲み続けると徐々に飲むスピードが落ちて、もう飲まなくていいやとなりますよね。一方で、アルコール依存症になれば、アルコールの血中濃度が上がるともっと飲酒欲求が出てしまい、コントロールを失ってしまう。一度この体質に変わると、自然治癒することはほとんどなく、今の医学では治療も困難と言うことなんです。辛い現実です。

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takarabune

 人生を幸せに楽しく生きていくためには健康、お金、人間関係が大切。しかし、どれも努力なしで思うような結果は得られません。健康のために食事を考えなければいけなし、お金をもらうためには働かなきゃいけない、人間関係をうまくいかせるためには気遣いが必要だし。幸せになるためには、いろんなことを調整しないといけないのですね。
 当たり前への感謝、いつも笑顔でいる、明るい言葉をつかう、自分を喜ばせる、手を合わせる、目標をもつ、運動習慣、恨みを手放す、等々ありますが。痩せれば幸せになるってのが好きかしら。
 自分の気持ちで人生が変わると言う事は逆に言う、と、自分の気持ち次第で人生を変える事が出来てしまうと言う事なんですよね。とりあえず、ラジオ体操、ウォーキング、ストレッチ、スクワット、運動習慣を頑張れば、何となく健康になり、痩せるし、幸せになれるのかも。

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