アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2018年06月

green

 昔からの楽しみ方、そして体育会系の人には豪快な健康法のように思われているパターンの一つに、スポーツを楽しみ、サウナに入った後にビールをぐいっと飲み干し、そしてタバコを一服といったものがあります。充実した感じもあり、あぁ、至福のひと時と感じるかもしれません。
 十分な水分補給のもとでタバコ抜きであれば医学的には問題なさそうです、水分補給が十分でない場合はスポーツによる脱水でのリスクもあり、サウナはそれをさらに悪化させます。ビールで一瞬水分が入っても、ビールの利尿効果で飲んだ量以上の尿が出てますます脱水になってしまいます。場合によっては痛風発作の可能性もあります。
 結果として血液はドロドロになり、腎臓も弱り切ったところへ、体にとっては猛毒でしかないようなタバコが加わることになるのです。
 血栓が一層できやすくなり脳の血管の中でできれば脳梗塞に、心臓の血管の中でできれば心筋梗塞や心不全に至ります。いきなりそこまで行かない場合でも、こうした習慣が続けばいずれは突然死が来るかもしません。
 このパターンが健康的なものと信じてしまうと、自分に厳しくストイックで真面目な方ほど、体を徹底して傷めることになってしまいます。健康の為に体を使う楽しみは色々とありますが、そのやり方が大切なんですね。

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rabi

 よその家の本棚やCDラックを覗き見すると、その人の人生の表層が少し見えてくるように思います。そして、そこには必ず何某かの意外性があって、それが楽しいのです。いまや本棚やCDラックがある家も減ってきている。ウチには両方あるけれど、amazonミュージックやkindle等の電子系の方が多い傾向になっていますよね、場所取らないし。
 人は失敗したり極度に気分が落ち込んだとき、明るい曲よりもむしろ暗い曲を聴いたほうが立ち直りが早いという説もある。無理に明るい曲を聴くと空々しい気分になるだけかもしれません。昔々うちの相方が、岡村孝子の 夢をあきらめないで をエンドレスで聴いてたのを思い出した。
 落ち込んだときは中島みゆきを聴け、それでもダメなら山崎ハコを聴け、それでもまだダメだったら森田童子を聴けなんて話もありましたよね(笑)、ウォークマンで彼女達の歌を聞きながら、まかり間違えば自殺していたかもなんてね。もちろん、まかり間違えなくて良かったのですが、それくらい僕らの鬱々とした心に突き刺さったのでしょうね。

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asahi

 アルコール依存症患者は、批判されることをつねに怖れている、そして叱責を回避しようとする気持ちがつよく働きます。僕もそうだった、朝からお酒臭いのをなんとかして誤魔化そうとしていました。反面、アルコールを乱用していても心の中では、このままではまずいよね、何とかしなければと深く悩んだりもしています、キッパリやめる踏ん切りがつくわけないし、ひとりでやめるのはまず無理なんですけどね。
 今の日本ではアルコールをほぼ毎日飲む人たち、常習飲酒以上のあぶないステージにある人は約500万人と見積もられている。これは全人口の4%にあたる数だ。常習飲酒のピークが40~50代前半であることを考えあわせるとアルコール乱用の次のステージになってしまうと、もう治癒はありません。
 個人差があるれど、アルコール乱用、常習飲酒になってから依存症を発症するまでの期間は約7~10年と言われている。
 今思えば常習犯になって5年くらいの時に、友人の女医がアンタ少しの間禁酒してみればと忠告してくれたのですが、まったく言うこと聞かなかった。そこで言うこと聞いて留まっていれば、ふつうの酒飲みに戻れたかもしれません。馬耳東風、馬の耳に東風。馬の耳元を風が吹きすぎでもするように、人の話をまともに聞こうとしないこと。

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oh

 現代社会はストレスの種がいっぱいあり、ささいなことから怒りが出やすい時代と言えます。喜怒哀楽という感情のうち、あつかい方を誤ると最も害のある感情が怒りなのかもしれません。
 怒りはマイナス系の感情ですから自分自身を苦しめますが、怒りは悲しみと違って他人を巻き込む攻撃性があります、相手を怒鳴ったり、人に当たったりするといった他人を攻撃する行動に出やすいのです。でも多くの人が、できれば怒りたくないと思っているんです。
 自分が信じていることを裏切られたときに怒りを感じます。こうあるべきと信じてきた価値観が覆される、それを受け入れることができずに怒りを感じてしまうのです。
 アルコール依存症で飲酒が続いていると、なにも受け入れることが出来ずに、最大限に怒りが増大してしまいます。
 長年のアルコールが抜けた今はどうなんでしょうか、やっはり怒りの感情は浮かんできます。しかし一歩引いて冷静に自分を俯瞰するとか、ちょっとまてよとか少し知恵が使えるようになった感じがしています。これって怒りの感情をコントロール出来ていると言うことですよね。

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jiji

 もしかしたらあなたは今、自分の置かれた状況に落胆、焦り、不安を感じているかもしれません。夫婦の関係、親の介護不安、お金の不安、体力の低下など。人生100 年時代なのに、これからもこのまま不安な人生が続くのではないかと恐怖さえ感じている人もいるかもしれません。
 しかし、そんなに悩むことはありません、僕らは生まれ変わることができますから。今の時代、常識と言うか、ふつうに人生60歳からと言われてますからね。
 僕らは酒を手放すことで苦しみに向かい合い、その苦しみをのり越え、心を磨くことでトンネルを抜け出すことができたのです。自分の心と向き合い、考え抜き、自分で決断することが出来きました。ですから、この先何が起きても大丈夫。
 
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abcdfcfc

 早いもので、今年ももう半分たってしまった。なんだかんだで体重が増加し、パンツのウエストもパッツンパッツンから顔も真ん丸。そんな自分を反省して今年こそはと食生活の見直しをと心に誓った人も多いでしょうねぇ。飲んではならないア症の僕ら、そして普通に飲める左党さんはどうでしたか、きちんと自制できただろうか。
 適量まで、ある程度飲んでも中性脂肪が上がらないという説があり、左党さんにとってうれしい話です。では、酒飲みに中性脂肪が高い人が多いように思えるのはなぜか。それはおつまみを食べ過ぎていることが原因らしい。では飲まない僕らはといえば、単なる食べ過ぎということになります。
 中性脂肪を下げるには、血糖値が急上昇しないような食事にする必要があります。このことから分かるように、おつまみはもちろん、普段の食事の糖質を減らすことが大切とのこと。アルコール、そして油ギッシュな肉より、まずは糖質を制限することが大事だった。ボクも糖質のとり過ぎが肥満につながることは知っていましたが、中性脂肪とこんなに密接な関係だったなんて知りませんでした。
 糖質はちょいオフでいいんです。極端な糖質制限にはリスクがある可能性があるうえに、続けにくいですから。リバウンドの危険もあります。いつもより意識して少し減らすだけで十分です。日本人の男性なら1日の糖質摂取量はたいてい300g以上です。目安としてこれを250g程度まで減らしましょう。これなら、ごはんの盛りを7、8割と軽めにするだけで実現できそうです。なお、実際には400g以上とっている人も少なくないので、そういう人は意識的にもう少し減らすとよいそうです(笑)
 そして決め手は、早歩き、アクティブ10、そしてスクワット。久里浜式のラジオ体操もいいですね。

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eguchi

 40代の10年間は暗いトンネルの中にいました。ワタシはつまらない生き方をしてきた、こんなはずじゃなかった、毎日こんなことを思っていました。まるで、出口の見えない長いトンネルの中にいるような気分だったと思います。
 しかしワタシはこの出口の見えないトンネルを、あるものを手放すことで抜け出したのです。それを手放すことで、自分の力でどこまでも行けるという感覚、自分への信頼感といえばいいのでしょうか、そういったものを手にいれることができました。
 何が起きても大丈夫な自分、これをワタシは得ることができたのです。さてワタシは何を手放したのでしょうか?

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cat_kuroashineko

 梅雨真っ只中、蒸し暑い日と肌寒い日の繰り返しが続きます。ゴルフのプロアマ接待喧嘩事件。まあ、あのプロの評判の悪いのは以前から知られていたこと。ゴルフで稼いだ金はゴルフに返せということに最も遠い存在のようですからね。怒って怒鳴って帰るという相手もなんだかねぇ、黙って静かに、お前とゴルフはしたくないとだけ言って帰ればカッコ良かったんだけど。
 ちょいと前に世間で騒がれた、反則タックル事件。指導者二人のわかりやすい悪役ぶりが、しっかり週刊誌ネタですね、選手を干して追い込んで、反則でもなんでも言う事を聞かせるという指導法には正直吐き気を感じますね。こういうのって裏社会のテクニックで、断じて大学の場でやっていいことではないです。
 そして5歳の娘の親達、虐め殺すなんてことが想像が出来ない。それに、意思の疎通を図ろうと必死の娘に対し、あれだけのことをして自分の身に帰ってくる結果は想像できないのだろうか。そして、その危険性が指摘されていたのに仕事をしなかった品川の児童相談所、一体誰の判断でシナイ事を決めたのか。ある意味この人たちも共犯だよね。
 億万長者の自称ドンファンの変死と、50歳以上年の離れた22歳の若い妻と家政婦と、こんな話の小説書いても、絶対に笑い飛ばされてボツになるに決まってる。現実の被害者には申し訳ないが、出演者の役柄が陳腐過ぎて、現実感がまるで無い。もう少しで夏がやって来るのにテレビのワイドショーネタは本当に尽きない。
 一方自分の周りでは、なんとなく不安を感じるというか、親の介護とか、近い将来とか、黄昏て感じるのは自分も含めて、みんなそういう同じ時代を生きているってことでしょうか。別にダイそれた幸せを望んじゃいないのに、ただ生きて行くのだって大変だし。まぁとりあえず梅雨が明ければ猛烈な暑い夏がやって来る。
 そんな夏に負けないように、ささやかな幸せ求めながら、普通に元気で生き延びましょうよ。

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mr

 人間ってのは苦しいときに伸びる、というか成長するそうです。だから苦しい時には辛いと思わずにチャンスの時が来たと無理矢理にでも思うようにしましょうよ。きっと良いことがあるハズです。ボクらは飲んでいないから今があるので。
 過去を振り返ってください。急場をなんとか切り抜けて来たから今日がある。騒動の最中にいる時はつらいけれど、必ずそのトンネルは抜けられる。そうして今、不運で同じことが起こったとしても今度は前よりもうまく対応できるはずだよね。知り合いが同じことで悩んでいるならアドバイスできるはずだし。そういうのって成長したあかしなんだと思うんだ。
 楽してというのは残念ながらありませんよね。着るだけで痩せるとか、飲むだけで痩せるサプリメントなんてありませんよね。飲むだけで痩せられる薬は抗がん剤だけかも。ダイエットするなら、色々と苦しまないとできません(笑)

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beatle

 ウォーキングをしてストレッチをしてお風呂に入って、TVドラマを観て、本を読みながらレンドルミン飲んで布団に入ります、そんで朝早く起きてラジオ体操の第1第2。これが理想型。
 この頃どうしてもカラダを動かすのが億劫になってます。久里浜に入院中は飲まないと夜はどうするのか色々と考察したものです。スポーツジム、ゴルフ練習場、読書とか、飲んでないから車の運転だって出来ちゃうとか、本当に真剣にシュミレーションしたものです。
 お酒が止められたのに、ダイエット系の自己管理が出来ないワタクシ。バニラアイス1個分のエネルギー350kcal、1週間で2450kcal、1カ月で1万500kcalと考えると意外と侮れない。7月には会社の健康診断があるから、内臓脂肪を何とかしたい。血液検査ではγ-GTPは心配ないけれど、今では脂質異常系で厳しく指導されるメタボリック症候群ということなんです。ここでも自己管理と言う言葉が重要ということになりますね。

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gozira

 JRが国鉄と言われていたころ、春闘といって給料アップを求めての交渉が行われていました。交渉が決裂するとストライキで電車を止める、学校が休みになって嬉しかったですね。1週間電車が動かないこともあったと思います。国鉄は公務員なのに働かないストは違法だということで、電車は運行するけれど、本数を減らしたりゆっくりと運転したりすることもありました。たしか順法闘争でしたっけ。
 昭和40~50年代は学生運動が盛んで、政治に対する反対活動が活発で社会問題になっていました。現代では安倍政権がどんなに暴走しても体を張っての抵抗はまずみられませんよね。大学生はなにをやってるのか分からない時代です、そういう意味ではぜんぜん元気ないし。もちろん暴力沙汰は良くないけれど。今はなんとなく時に流されるだけ。昭和の頃の方が全体が元気だったんじゃないかと思ったりします。団塊の世代が70歳ですか。

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fox

 なんだか夏に向けて中年太りのお腹がすごく気になって、甘い物は我慢しなきゃとかご飯控え目にとか、そっち方面に心がゆれているみたいで、これもストレスなのかしら。お酒を飲んでた時代は内臓が最悪で、僕の辞書に太るという文字はなかった。
 40後半までは体重58キロをキープしていた、飲みすぎで栄養が回ってなかったからね。断酒して甘いものに依存して油断してたら、70キロを超えて腹が成長し始めた。今は71キロギリギリの攻防を続けている。 仕事で座る時間が長いことによる運動不足。そして何とかしようとする気持ちはあるけど。実行できないふがいなさ。
 腰痛はずっと続いてる、5キロ減量すれば身体は楽に動けるようになる、痛みも軽減する、そんなことはわかってる。断酒が出来ているんだから普通のダイエットなら出来るでしょ、断酒より簡単なはずだからねぇ。最近はスローなストレッチと筋トレ方向に心は向かってる、、、。

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uk

 腰の手術をして半年ぐらいから、朝起きてスグは腰が固まって痛い感じがして、徐々にほぐれてくることが続いています。 
 伸びをするのはいいですが、いきなり前屈などの大きな動きをするのはやめたほうがいいでそうです。起きてすぐは寝姿勢で体が固まっているので、いきなり脊椎を動かすと筋肉や腱がびっくりして痛みを感じるのだそうです。
 ベットから起き上がり立ち姿勢になり、歩いたりしているうちに徐々に腰椎がほぐれていきます。顔を洗ったり、いろいろな日常動作をしたりして徐々に体のエンジンをかけてから行うと安心です。体にエンジンがかかるまでの時間は年齢とともに長くなってきます。個人差はありますが、起きてから30分もすれば完全にエンジンがかかっているカラダになるそうです。

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bin

 劣等感について、みんな何かしら思うところがあると思います。思い出してみてください子供のころに学校で、クラスの中の勉強できる奴、背の高いやつ、頭のいい優秀な子なんかと自分とを比較して、落ち込むことってありましたよねぇ。
 背の高さや鼻の形、髪質、性格や家柄、付き合ってる友達まで全て比較の対象になっていました。特に若い頃というのは、自分に不完全さを感じていることが多いので、昔から感じている劣等感というのは根強いものなんだと思います。
 大人になって、自分なんて何をやってもダメだと劣等感を感じているときって、その感情にどっぷり浸っていて、冷静に頭が働いてないんですよね。ダメだ、もうダメだという考えがずっとループしている状態。
 冷静に考察して下さいね。もうダメだっていう挫折感みたいなものを除外して事実だけを見ると、何かができなかった自分がそこにいるってだけなんですよね。そこには自分には今出来ない課題が存在しているということ。ですから。その課題を解決すればいい。
 できるようにしてやればいい。冷静に考えればただそれだけのこと。

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kaoruyachigusa

 占いとか信じる方ではないのだけれど、なんとなく読んでいる占いブログがある。その人が2018年6月初旬からボクの歳廻り運気が大きく変わると言い切りで書いているのである。だから普通の宝くじを買ってみました(笑)
 そういうのって、ちょっとした後押しにはなりますよね。運気を信じて実行してみようとか、一歩踏み出す勇気のための心の後押し。
 まぁどんな運気であれ、それを活かすも殺すも自分次第なのですが。もしかしたら何か良いことがあるかも、しばらくはちょっと新鮮な感じで生きられると思うんです。それが意外とうれしかったりする。
 占いで今なら良い時期だから、断酒を初めてみようとかもいいんじゃないかな。断酒のことは自分次第だけど、なにか後押しがあればいいですね。

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gte

 酒を飲んでしまえば、その瞬間からアルコール依存の病気が再発してアオるように飲み続けるようになると言われています、ですからアルコール依存症の治療は限りのないものです、精神の健全化や人としての成長を死ぬまで続けなければならないわけです。
 少しくらいはと思う心が再発から再入院になってしまうことを、しっかりと肝に銘じて断酒を続けなければならない。そうすることによって人生をまっとうすることが出来るんです。
 人間としての変化や成長がない限り治療が成功したとは言えない。治療前と少しも変わっていない場合には、必ず再飲酒して、見事にもとのもくあみになります。
 本人も家族も、この人間的変化をチェックポイントにしながら、耐えるところをしっかりと耐えながら、治療を成功させなければならないのです。

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cap

 人生に困難はつきもの、焦ったり自分を責めたりする必要はないはず。アルコール依存症の僕らにだって断酒ができていれば、問題解決能力は回復していますからね。
 断酒するのは辛いと考えるのではなく、断酒するのか、しないのか。もしも出来ないと悩み、出来ないと嘆き、どうしたら出来るかと問い続けているのならば、それはその問いかけの方法、そのものが違うように思います。
 断酒とはするもの。問いかけとは、その人それぞれの思考の癖。その思考の癖が僕らの暮らしとなり、その結果でその人の人生をかたちづくるんだろうと思うんです。
 出来る出来ないと、結果ばかりを云々する人生と、断酒するかしないと一点に焦点をあわせる人生ならば、残りの人生は一点勝負で精進するしかありません。
 
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kurosutosiyuki

 人の名前が思い出せない、ごく簡単な漢字が書けない、今、何をしようとしたか忘れてしまったなど、加齢に伴って日常的に起こるちょっとした物忘れ。酒を飲む習慣があまりない人にとっては良くあることと流してしまうことだったとしても、大酒飲みにとっては一抹の不安をかきたてられますよね。その不安とは酒の飲み過ぎで、脳が委縮して機能が低下しているのでは。
 萎縮による代表的な自覚症状の一つが記憶力の低下で、急速に進むと認知症にまで進展してしまうこともあります。ただでさえ加齢とともに脳は萎縮していくわけだけど、アルコールが加わるとかなり進むと考えられています。同じ年代でお酒を飲む人と飲まない人の脳をMRIの画像で比べると、飲む人のほうが20%ほど萎縮していることが多い。
 アルコールは脳全体を萎縮させます。最近では飲酒量と脳の萎縮の程度は正の相関にあり、飲酒歴が長い人ほど進行が早いとの研究も発表されています。休肝日の有無など飲酒の頻度や、蒸留酒、醸造酒といった酒の種類とは関係がなく、生涯のうちに飲むアルコールの総量が強く影響していると考えられており、つまり、酒を飲めば飲むほど萎縮が早く進むということです。恐ろしいことに、脳内の神経細胞は、一度死滅すると、そのほかの臓器に備わる幹細胞のように再生することはなく、元の大きさに戻ることは二度とないとされています。

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ringo

 断酒会、AAとどちらでも良いと思います。精神病院に行くのと同じで最初はなかなか行く勇気が出ませんよね、最初は勇気を出して行くしかありません。アルコール依存症にとって自助会はやっぱり良いと思います、お酒を断ってまだ初心者の時期には必須だし、医者がすすめるのだから断酒には必要なのでしょう。
 同じような悩みを持つ人たちとの出逢い、安堵して、安心と安全の中で自分を少しずつ解放し、そして勇気を出して語りはじめる。そこに行けば、今までずっと自分を縛ってきた不安はいつの間にか薄らいでいくものです。自分自身の気づきを感じることが出来ればいいですね。とりあえず行くしかありません。
 
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c220d

 日本人は欧米よりも精神科を訪ねることに対して、気後れするとか周囲の目をきにするとかであまり診察に行かない傾向があるそうです。これから寝苦しい夜が続く季節になります、クリニックで相談するのが一番でね。
 少量であってもアルコールを寝酒として習慣づけるとどうなるかといえば、脳はアルコールに対する耐性を作り出し、強いアルコールでないと効かなくなっていきます。そして飲酒量や度数を増やすことになって、さらに強い耐性が作られ、より多くの強いアルコールといった悪循環を繰り返してしまいます。
 人生長く生きれば生きるほど無自覚に留め置いているモノが溜まっていき、年齢を重ねれば重ねるほどモノの代謝が滞っていくものです。それら無用な堆積物があること。そして、それらを取り除いていく必要性があること。この二つを意識していくことはとても重要です。新陳代謝があってこそ、僕らはより良く生きていけると思うのです。

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kenken

 飲み過ぎさえしなければ、もっといい人生を送れたはずだと思う反面、このなんとも情けない気持ちを解決してくれるのはやはりお酒しかないと考えてしまう自分、自分から酒をとったら何が残るのか。
 アルコール依存は症状が進んでくると酒を飲むことが生活の中心になり、ほかのことは何もできなくなります。何をやっても飲酒のためにうまくいかなくなり、自分だけが廻りやほかの人と違ってみじめな生活をしているように感じたりします。特にアルコールが切れてきたときには、何とも言えない情けない気分になりやすい。お酒を飲めば一時的ではあるけれど、そうした気持ちから解放されるんです。
 飲んだくれていても色々となやむんですよね、そして酒を手放すことがひどく恐ろしいことのように感じるのです。酒を飲むことによって一時の解決を図っても、そのアルコールが切れてくると、また同じ状態になるという悪循環を繰り返すことになるんです。
 この悪循環を断ち切らなければ、アルコール依存症からも抜けられないし、さらに酷い方向へ奈落の底に落ちていくわけですよ。

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