アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2018年05月

db

 自分一人だけのために生きられる人というのは世の中にはいないはず。人間は社会的な動物ですから、人に認められるとか、人のために生きるとか、そういったところが、奥底では健康を保つモチベーションになっていたりすると思います。実際に人との繋がりのない人は、そうでない人に比べて寿命が短いといいます。
 孤立は生活や生きがい、ストレスなどのプロセスの中で最終的に健康、命に大きく関わってくることがだいぶ分かってきています。スポーツをやる時、スポーツの会とかクラブやサークルに属している人とそうでない一人で黙々とやる人がいますよね。運動量が同じなら、グループで人と繋がる機会があるほうが健康寿命とか健康に良い影響をもたらすそうです。
 人と繋がることや社会の役に立つことは、それ自体が目的となったり、生きがいになり得ると思います。健康のために運動をすることはとても大切だけど、コミュニティーを持つことの方が健康に大きな影響を及ぼすとは思いませんでした。
 一人で黙々と酒を飲んでいた過去の自分、本当に不健康だったのですね。まぁこれから老いていくわけだけど、僕の性格ではさびしい孤独死が見に浮かびますよ(笑)

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911

 やはりこの季節になるとお腹廻りが気になりますね。腰の手術してから腹筋や背筋をやりなさいと主治医から言われてるけど、ナカナカ厳しいものがあります。まぁ少しずつ出来る範囲でやっていますしスクワットもプラスしています(笑) 
 継続出来れば、こういうことはジワジワと人生を変えるようなきっかけになりうるかもしれません、生活にちょっと新陳代謝の流れが起きたということなのですからね。まぁこの人生って言葉がまた、人によっては大げさに聞こえるんだろうけど、でも毎日の生活が変わればやはり確実に人生は変わる。
 だからね人生を変える、これって大げさでなく、本当なんですよね。断酒出来ていれば確実にかわることは、皆さん実感しているでしょうから。

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 最近暑い日が続きますね、もうすっかり夏の日差しです。アルコール依存症は肥満や糖尿などと同じで、生活環境によって引き起こされる生活習慣病の1つとも言えますね。
 誰もがなるかもしれないことを十分に理解して、日頃から適度な飲酒を心がけましょう。でも十分に理解する機会なんてないんですよね。
 酒害教育とかアルコール依存症になってからじゃない受けないし、普通に生きてて飲みすぎはカラダに悪いとか休肝日を作りましょうとかよく耳にするけれど、自分とは関係ないと思い、あまりピンときませんから聞き流してしまいます。
 20代で習慣飲酒を身につけ、徐々に酒に強くなり隠れ依存が進行していきます、40~50代で病気が表面化するというのが今まで典型的なパターンでした、僕もこのパターンです。近年では若者から高齢者、男性だけでなく女性にもアルコール依存症は広がっています。典型例がなくなってきたのですね。
 サラリーマン時代に多量飲酒の下地をつくっていた人が、定年で昼間から飲むパターンにはまると依存症はすぐにやってきます。年齢と共にお酒を分解するチカラが落ちてくるため、年をとると若い頃のように飲めなくなるものです、中高年になってから飲む量が増えているとしたら注意しましょう。
 人生の終盤を台無しにしないよう、早めに専門機関に行かないと。

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kiha48

 14世紀に徒然草の中に40歳は長生きしすぎと記されています、また16世紀の織田信長は人間50年と謡いました。科学的根拠はありませんが寿命が10年延びるのに約300年かかったことになります。
 1947年に50歳代だった日本人の平均寿命は約50年で80代にまで延びた。たった半世紀で寿命が30年も延びたことに。今の高齢者は病気にならなくなったわけではないようです。すぐれた医療技術のおかげで、重大な病気にかかっても命を落とすことが少なくなったわけです。2018年に生まれた子供は皆100歳まで生きると言われてます。
 人間長く生きているようになれば色々なことがありですよね。僕としては、あと何年生きるか分からないけれど、何ごとも前向きに解釈ができれば楽にいきられるんだろうと思うんです。自分の軸で、自分との関係性を見極め、合わないものは捨てる。そうすると、新たな関係が生じる。そしてそれは、再び自分に合わないのかもしれないし、合うのかもしれないとか。
 特養とか老人ホームに入所している男女の割合をみていると2体8位の感じで女性が多いですね。そして多くの場合お爺さんは孤独な感じにみえます。うちの親父もそうだけど男はしょうもない感じですね(笑)
 なんだかねぇ、関係の新陳代謝をあげていくことが、そして起こったことを否定しないことが、人間前向きに生きる秘訣かもしれないなぁ~。

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beatles

 多くの人は今日も一日よい日でありますようにとお願いし、無事を願います。まぁ現実はその願いの通りにはいかないで、雨の日、風の日があるように様々な問題が起き、悩ませられることばかりかもしれませんね。しかし、どんな雨風があろうとも、日々に起きる好悪の出来事があっても、この一日は二度とない一日であり、かかけがえの無いひと時であり一日であります。
 この一日を全身全霊で生きることができれば、まさに日々是れ好日となるのであります。

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gegege

 アルコールに対する自分の感情を抑制できないのなら治る可能性はありません。やはりアルコール依存症からの完全復活を遂げるためには自分の心の整理や棚卸が必要なのだとされています。
 取り敢えずアルコール専門の精神病院に入ることが必須、専門の治療プログラムを受けてもらいます。そして病院を出てからが本当の勝負ですね、まぁスベってもやり直すことが出来ます、長い目で治療に取り組みましょうね。
 ふだんの生活の中で、お酒は毎日24時間、僕らの近くにあります。アルコール依存症を患っている人間は、基本的ににいつもアルコールを欲していると理解しておかないといけません、油断しないように心がけていなければなりません。

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BH

 心の奥底ではこのままの自分でいたら人生ダメになる、酒を止めなくちゃと思っています。止めようと思いつつも止められない葛藤は、アルコール依存症の本人でなければ分からないですね。でもダイエットも同じような戦いに思えてきました、甘いものや脂っこい揚げ物の誘惑ときたらアルコールに劣らない位インパクトがあります。今日は暑いから走るのは止めようとか、仕事で疲れたから腹筋はやめておこうなどね(笑)
 我慢することは辛いです。デブは外見からダラシない奴と見られる、アルコール依存症もダラシないからだと見られやすいし、にてますね。
 自分はもうどん底だ的な自己否定感に支配されるようになっていき、性格はどんどん内向的、孤独感からまた食べてしまう、酒を飲む、この繰り返しパターンにどっぷりと嵌まります。
 誘惑に支配され、思うようにならない自分自身に腹を立てていること、それが他人への攻撃に変わってしまうのですが、自分より強い立場の人はサラリと流し、身近で自分より弱い立場の人がターゲットになるんです。
 結局、弱っちい惨めな自分に気がつけない、情けない奴なんですよ。

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yutanpo

 お酒がめっぽう強かった時にはわからなかったこと、お酒がめっぽう弱い人の気持ちが少しだけわかるようになりました。飲めないなりにイタリアンやお寿司に行くときも、アルコール依存症以前とは質の違うつきあい方もありなんだなって悟った。
 幸福ってのは、なるものじゃなく、気づくものだと思ったりするわけですよ。ほかの誰かと比べて自分は幸福なのか見定めてみたり、そういう部分がどうしてもある。僕はお酒が飲めないからお先真っ暗だとかヒネくれてないで、開き直るのもあり。
 アルコール依存症になりました、そのしょうがない人生をすべて肯定するしかない、底の方で開き直る感じで行きますかね、それの何が悪いんだと開き直るわけ。

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uploaded

 10年禁酒し、普通に仕事ができていても油断は禁物です。たった1杯のビールから階段を転がり落ちるかのように依存の状態に戻るそうですから。
 お酒を止めますか?人間らしさをあきらめますか。アルコール科の医師はこのように問いかけ、患者の決心を確認します。依存症とは寛解することはあっても、治癒することのない慢性的な病気です。
 アルコール依存症の過剰な飲酒は意志が弱いからでも、不幸な状況からの逃避でもありません。つまり、断酒の継続と寛解のためには本人の決意と周囲の協力が必要です。
 労災認定基準の対象となる精神障害には、認知症およびアルコールや薬物による障害は除かれています。つまりアルコールによる精神障害は業務に関連して発病する可能性のある病気ではなく、個人的な要因が大きいと解釈されているのです。
 怖いですね、お酒をあきらめないと、何もかも失うことになるんです。

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3rin

 暑くもなく寒くもなく、エアコンに頼らず、爽やかに過ごせるこの時期はとても貴重な季節ですね。 
 アルコール依存症は病気が進行する過程から考えて、自覚のないままアルコール依存症になっていることがほとんどのようです。依存する年齢が若いほどその進行は急速であると言われていて、すべての依存症患者に共通することは、自ら気づくのではなくて気づかされるということです。
 僕らは必ず依存症を否定します。今思えば、40歳の前にはすでに立派なアルコール依存症が出来上がっていたと思います、そして10年間自分の依存症を無自覚に過ごしてきました。あの時にアルコール依存症の知識が十分にあれば、もしかして、一生断酒にはならなかったのではないかと未練たらたら考えることがあるんです。

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uhi

 アルコール依存症は完治しない不治の病とされていますから寛解状態になることが目標になります。そして死ぬまでアルコールを飲みたいと思う気分との闘いになります。飲酒欲求とは違う心の中でのつぶやき、それをどうするか。
 暑いからビール飲みてぇなぁ~って気分ですよね。ただ、それを口に出してはいけません。どうせ断酒するなら気分を酒の囚われから開放していてあげたいです。初心の頃の今日も1日断酒とかは重たいですからね。いろいろな囚われを忘れてしまって、気がついたら飲んでいないのが普通になっている感覚がいいのかも(笑)

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kapone

 スマホゲーム依存の話で19時NHKニュースに樋口院長が出てました、僕らが入院してた頃は丸山院長と樋口副院長のコンビでしたね。
 ネット依存とかそっち系も含めて、ケミカル系、ギャンブル系などと違って、アルコール依存症がこれらと異なるところは、病気が進行すると身体依存になることです。一度身体依存になると心のもち方を変えるだけでは克服できなくて、一生涯の病気、寛解してもアルコールを口にすることはご法度になります。。
 アルコール依存症は一生続きます。一度やめたとしても何かの拍子に再開してしまえば、またお酒がないといられない生活が始まってしまうのです。したがって、身体依存ができた人がアルコール依存症を克服する場合には、一生何があっても飲まないということを心に誓い、断酒に取り組まねばならないのです。

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aaa

 もう5月中旬。時間の流れが早くてゴールデンウィークは、いったい何をしていたのか思い出せないほど。というか振り返っている時間もなければ、まぁもともと思い出す必要もないのでしょうね。
 ちょっと話が飛ぶけど。思い出したくないアルコール依存症の思い出があるわけですが、そういう恥多き過去の体験、失敗だらけの過去の体験は、とりあえず貴重な体験だったと思うことにしていいのでしょう。
 人生に困難はつきもの。でも焦ったり、自分を責めたりする必要はないはず、アルコール依存症の過去、思い出があったとしても断酒ができていれば何も問題ないわけですからね。まぁ普通の人として回復してる。自分でそう思っていても、周りからは変な奴と見えてるかもしれませんが(笑)

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nezake

 今夜はすぐに眠りたい、ぐっすり寝たいというときに寝酒をあおる人は多いに違いない。たしかに酔いの助けを借りて寝ると深く眠ったような感覚もなくはありませんでしたね。
 寝酒を習慣にしていると、だんだん寝つきが悪くなったり中途覚醒が増えたりすると、お酒の力にさらに頼ろうとする人がいますが、これはかえって逆効果。アルコールに依存した誘眠作用は3~7日もすると効きが悪くなってくるために、無意識に量を増やしてしまう原因にもなる。睡眠の質をますます低下させるうえに、アルコール依存症といったリスクを上げる危険性があります。
 アルコールに頼り続けて、睡眠の質が低下した状態が慢性化してきます。身近な例で言うと、徹夜明けで心身は疲れて眠いのに、ベッドに入っても頭が冴えて眠れない状態です。こうなると、睡眠のリズムが狂うだけではなく、交感神経が活発に動く状態が続くことで、わずかなことでイラついたり、キレたり、ひどい時はうつ病に至ることもあるそうです。
 だったら睡剤を飲んで眠りについた方が良いとの理屈で、久里浜に入院中から時期に応じて色々な眠剤を処方してもらってきたのだけれど。今は普段はレンドルミン、休みの前夜はたまにフルニトラゼパム2g。脂質異常系でお世話になってる内科の医師に出してもらってるけれど、これも依存だから止める方向でと言われてます。止められればイイのでしょうが、アルコール依存症で断酒継続中なので酒を飲んでしまうよりは薬のほうが、、、。なやみますよねぇ~。

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karmannghia

 人は手に入らないもの、手に入り辛いものに、刺激やチャレンジ精神を持ちやすいものですね。まぁ手に入りにくいとわかっているからこそ魅力的に見えるということでしょうね。
 ボクらはそう言うものが手に入ったときに幸せを感じやすいし、それこそが幸せと思っているかもしれませんよね。
 でもそのような幸福感は一過性のもので、やがて慣れるとそこには価値を見出せなくなり、また次の高揚感を必要とします。そしてこのループがいつまでも続くのです。
 そう、人の心には物欲とか色々なループがあるでしょうが、ボクらのハマってるアルコール探索、アルコール依存症関連のループは一生持ち続けるような、ある意味で貴重品なんでしょうね(笑)
 だから、一生大事にね、そぅ心の奥のほうにしまっておくのが、、、よろしいのでしょうね。

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kirin

 連休が明けて通常モードに。けれど何をもって通常とするのか考えてみると、惰性で生きるって感じになっています。なんとなく、いつの間にか、そういえばといった感じで、たいていの毎日が過ぎていきます。
 残念ながら、色々な緊張からホッと解放してくれたゴールデンウィークも終わってしまいましたね。次の祭日は何時かしらなんて、カレンダーに目がさまよってしまいます。この時期に気をつけることといえば五月病。あぁ、またあの仕事の日々が始まるといった、憂鬱な気持ちをこじらせたものが五月病というようですが、ボクらの場合はアルコールに逃げないことが寛容かと思います。暖かくなってきて、ビールのTVコマーシャルも増えていますからね(笑)

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s

 まだゴールデンウイークだと言うのに夏バテかしら、急にものすごい暑さになったり、昨夜のようにちょっと涼しかったり。天気予報はあたっているけれど、気候の乱高下、カラダがついていけませんね。
 この急な気温と湿度の変化にちょっと参っていて、能率が上がらないどころか眠くてだるくて死んでますね。いわゆる夏バテか…。
 そして首の後ろから肩にかけての筋ラインが重苦しいような違和感、痛いようなゴリゴリした首筋の緊張感、もしかして脳梗塞の前兆かもなんて一人孤独に思いながら、色々な妄想が浮かんでくる。来週死んでしまうなら、生ビールぐびっと飲んでしまおうか。とかね(笑)

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wan

 人は老いたから遊びをやめるのではない、遊びをやめるから老いるのだ、ジョージ・バーナード・ショウ。いい言葉だなぁ~。
 ところで、人間は自分が信じたいと望むようなことを自分から望んで信じる、ジュリアス・シーザー。という言葉もある。
 誰も彼も遊び不足で、遊びが許容され歓迎される空間が渇望されていますね。最近の調査では、遊ぶことの多い大人はストレスを感じにくく、ストレスをうまく扱い、人生により満足し、より多方面で成功を手にしていることが示唆された。遊び心を持ち続ければ、年をとったあとも、楽しく生きていくことが出来るようなんです。
 ジョージさん。酒は人生という手術を耐えさせてくれる麻酔薬だ、とも言ってる(笑)

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