アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2017年09月

jn

 秋はみじかく、ぼぅっとしてると冬の足音が近づいてきます、 酒をのめる人にとっては人肌に温めた燗酒が恋しい季節がやってきますね(笑)
 酒は人類の歴史とともに古くからあります。日本では稲作を中心に農耕文化が発達していた弥生時代に米を噛んで、唾液中のアミラーゼと空気中の酵母の作用により自然に発酵してできる酒が作られていたといわれます。
 そしてアルコール依存症は飲酒習慣が原因で起こる生活習慣病の1つです。一般に日本酒なら3合程度を飲み続けると、10~20年でアルコール依存症になるといわれています。
 自分は違う…そう思っていたとしたら要注意。アルコール依存症への第一歩は、自分は違うという思い込みから始まります。

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911

 失敗を人のせいにしていると同じ失敗を何度もくりかえすことになる。すべては己の責任なんだと思える人でありたいです。頭でわかっていてもそれができないこと、いっぱいありますよね。世の中理屈では動かないことが多々あります。
 頑張らねばいけないのではなく、自分が頑張りたいから頑張るようになれればいいなぁ~

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PS

 依存を形成する薬物を減量あるいは断薬することによって一連の症状を生じることを意味します。アルコール依存症はお酒がないとイライラが出たり落ち着かなくなったり夜に眠れなくなってしまう精神的なもの、手が震えたり汗をかくといった身体症状もあります。こういう離脱症状は、再びお酒を飲めば一時的に楽になりますので、離脱症状を減らすために昼間に隠れて飲酒したり、迎え酒のようにアルコールを口にするといった悪循環に陥りやすく、それが病状を悪くするのですね。
 アルコールの問題というのは、単なる飲酒量をコントロールできないだけでは決してなく、様々な問題が関与した非常に複雑な病態であることも認められるようになってきています。心に深いキズがあったり、乗り越えられない試練があったり、ひとそれぞれに辛い経験や過去があるんですよね。
 やっぱり基本は、精神科の受診になるんだと考えます。遠くても久里浜がベストだと思いますよ(PR)

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cub

 なんだか、そこそこいけてるんだけど詰めが甘いなって。もうちょっといけるぞ、だけどこのままじゃこんなもんなんだよなって。どうすりゃいいの。
 詰めが甘いのは、現状に満足しないこと、自分にうぬぼれないことを肝に銘じて、真摯な気持ちを持ってものごとに取り組みましょう。これでいいやと思ってしまったが最後、それ以上レベルが上がることはないのですからね。いまの状態が当たり前ではなくなることも想定してさ。
 自分でどうしたらよいか分からないときには、信頼できる人に素直な気持ちで相談しましょう。

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sora

 物事には、なんであれ前提があると思うのです。つまり何かそれをする前にやるべきことがあるのですね。その前提を踏まえないと、今から取り組んで行こうとすることが、とってもチグハグになってしまいます。もちろんチグハグな取り組みの結果は当然のことながらおかしなものになってしまいますね。
 アルコール依存症のボクらは目先のモノに心を奪われて全体を俯瞰するのがとても苦手なようです。手っ取り早く望む結果を手に入れたいと、思ってしたことは大抵失敗する。わかってるはずなのに、何度も同じことを繰り返すボクら。まぁいい加減、前提を無視した結果だと気づくべきなんだよねぇ~

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IVY

 いつも心に留めておきたい言葉。2009年10月久里浜病院での東6退棟式、あの感動と達成感溢れた瞬間がボクの初心。
 ゴルフは中学1年のころに親父に連れられてコースに行ってから45年の時間が経ってしまったが、何がそんなにこの趣味を続けさせているんだろうか。スポーツは学生時代に広く浅くカジってそれなりにコナシていたけれど、競技が好きで一人で参加できることが、ゴルフに熱中する大きな要素となったのは間違いないかな。そしてどの年齢でもゴルフには可能性や伸びシロを感じることが出来るし。
 ゴルフの魅力は人それぞれ、だから深いと言えば深いのかも。腰の手術をして6か月、不安はありますが表題のようなことを頭に思いえがいて、ゴルフを始めた頃の一打を打つ喜びや楽しみを感じることが出来れば幸せだなぁ~(笑)

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cycle

 依存症とはその問題となっている物質の摂取、何らかの行為、その物や人との関係などが止められないというようなコントロール障害のことです。アルコール依存症はお酒が止められない状態ですね。
 多くの場合に一度依存症になった人は、いったん止めても、ふたたびその物質の摂取や行為などを始めると、そのことをほどほどにコントロールすることが困難になっています。
 依存症においては、単にその物質の摂取を止めるだけ、その行為を止めるだけ、その為に由来する健康障害の治療をしても依存症の解決になるわけではありません。
 ですから、これからもそれらを止め続けていく為の行動が必要不可欠となります。ハイ

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neko

 世の中には、本人は単なる飲み過ぎと思っていても、診療ガイドラインに照らし合わせるとアルコール依存症に分類される人がたくさんいる。今は軽症で生活に支障が出るほどの問題を起こしていなくても、このままいけば将来的には重症のアルコール依存症患者になりかねないということです。
 どうやって家まで帰ったのか記憶がない。軽く飲むはずが翌日はひどい二日酔い。そんなお酒の失敗を繰り返してるわけですね。
 久里浜病院のような専門施設を受診するアルコール依存症患者は重症の人がほとんど。家族に無理やり連れてこられた人も少なくない。日本ではアルコール依存症の治療といえばアルコールを完全に断つ断酒一本。依存症治療で減酒・節酒は忌み嫌われてきました。患者が断酒はできない、減酒にしたいと口に出せば、それではダメです、治療になりませんと言われるのが常だったのです。
 日本でのアルコール依存症の患者は100万人以上。ところが実際に治療を受けている人はわずか4%ほどですから。断酒をさせられるといったイメージが受診率の低さにつながっていると。
 減酒外来は、お酒の習慣が気になっている。お酒をやめたくないが量を減らしたい。酒に関する健康チェックをしたいなど、飲み方が気になっているすべての人が対象となる。駅前で酔っぱらって大声を上げているサラリーマンの姿は決して珍しくない光景。しかし彼らの多くは、もしかしたら減酒外来の受診を検討した方がいい人たちかもしれない。

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colman

 アルコール依存症には心理的特徴がある。否認、依存症であるということを認めない、または過小評価しているといったケース。具体的には飲酒について嘘をつく、問題を小さくみせる、理屈をつける、ふてくされるなどね。そして自己中心性、自分のいいようにとらえて周囲に配慮しないような言動や行動をとる。
 これらの心理状況は、治療に大きな弊害をきたします。やはり自らがアルコール依存症であることを受け入れ、断酒する意思を持つことが必要です。

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yurakutyo

 朝晩は確実に秋の気配。夕焼け空の下 多摩川の土手までウォーキング、河原のグランドでは秋の香りがふわふわとその辺に漂っていた。なんだか猛暑だった7月の記憶がすごく昔のことに感じる。
 もう少し寒くなった秋が一番好きなんだけど、夏も好きだし冬も好きかも、そんなわけで早いですなぁ~、今年もあと3か月とチョット。時の流れの加速度的な進み方を憂うのは歳のせいかもしれないけれど。腰の手術をしたのがついこの間のような気がする。
 今は少し痛みがあるていどで脊柱管狭窄症特有の痛みやシビレはほとんどない感じ、手術をしてよかったのだと実感してる。 
 秋分の日には仲間たちとゴルフの予定(笑)

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lansam

 ヨコシマな考えを持たないこと。グチらないこと。物事を悪く解釈しないこと。悪口を言わないこと。人は人。他人と比べない。
 あきらめないで、なげださないで、自分らしく生きればイイ。人は変わることが出来るハズ。人間は変わる、考え方が大事。不思議なことが起こることがあるのだ。良く分からないけれどね。

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sm
 なんでこんなことになってしまったのか、アルコール依存症になった人の多くはそのように考えます。酒に強いから、ちょっと飲んだくらいじゃ酔わないし、仕事だってできていた。それが自慢でもあったのに、と。ところが、実はそうした人ほどアルコール依存症になりやすいのです。
 アルコール依存症は、日常的に飲酒することによって進行する病気です。つまり飲めば飲むほど、なりやすいのです。依存へのプロセスは耐性の形成から始まり、脳がアルコールに慣れていきます。すると、これまでの量では物足りなく感じて、酒量が増える。
 そして精神依存の段階ですね。酔いを求めて飲んだり、リラックスするため、生活の中で飲むことの優先順位があがっていきます。そうこうするうちに身体依存です。酒が体から抜けてくるとイライラ、発汗、不眠などの離脱症状が出てきます。こういうのって依存症の初期段階ですよ、そして酒を飲んだらピタリと止まります。そのため夕方になると早く飲みたくてそわそわと集中できなくなったり、やがては朝から迎え酒をするようになり、ますます進んでいきます。病気の進行につれ、離脱もひどくなり、手の震えから、全身の震え、さらに幻覚や、アルコールてんかんと呼ばれるけいれん発作を起こす場合もあります。
 依存症は飲み続ければ誰でもなり得る病気です、酒量が増える背景には、環境、ストレス、遺伝的な体質などさまざまな要素が絡みます。日本はもともと酒に寛容で、飲むことや酒に強いことをよしとする文化があり、ビジネスやつきあいに酒席が絡みがちです。また寝酒が習慣になる場合もあります、定年などストレスや生活変化がきっかけで深酒をするようになる人も少なくありません。アルコール依存症にならないためには、まず正しい知識を持つことが大切なのです。

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mini

 まだおじいちゃんとは呼ばれはしないけど、おじさん・中年という言葉の響きには情けないものを感じてしまいます、言葉の解釈としては中くらいの年齢ってこと、つまり人生の折り返し点ぐらいの感じで胸を張っていれば良いのかもしれないけれど。
 僕がこどもの頃の感覚では中年の上はもう老年というか年寄りでした。寿命も短かったしね。でも人間が長生きできるようになり、経験を積んだ人材がそれなりにその能力や役割を求められるようになると、もう少し体の良い表現が必要になって、それで出てきたのが熟年という言葉なのかも。
 語感からしてジュクジュクして腐りかけた果物みたいなイメージがしますよね、女性なら30過ぎで熟女なんて呼ばれるのに熟漢・男というのはありませんね。自然界で熟して実を結ぶのはメス、オスは実が熟することもなく、ただ静かに枯れていくんですね(笑)

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 暑い日曜日、久里浜まで相方とドライブ、年間3回くらいは行ってるかも。家から第三京浜・横浜横須賀道路で1時間、海も見られるし良い気分転換にもなる。今回は病院を眺めていて感慨深いものがありました、東6病棟に入院中に病室でコッソリ書き始めて9月12日でこのブログを始めて丸8年。まぁよく続けているなぁと思うよね。
 お酒を飲めない体質だと、飲めるようになりたいと思う人いますよね。ですがお酒の強さは遺伝的に決まっていて日本人はもともと半分近くがお酒に弱い体質な。そのため無理をして飲むのはよくないのだ。また、お酒に強い人でも飲み過ぎは様々な病気につながることがあります。お酒とのつきあい方には、くれぐれも注意してくださいね(笑)

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ducati

 まぁ断る・捨てる・離れるというのは今の時代のキーワードではあると思う。生活をよりシンプルにしていき、本当に大切なものに絞っていくのは気持ちがイイだろうし。ふと見回すと人生がとても複雑になっていて、それが日々の生活にも反映されてしまっている。この複雑さから脱出できればいいけれど。
 本当に大切なもの。本当に気に入ったもの。そういうものをほんの少しだけ所有して極力それだけで生きていく。まぁ無理だよね(笑)少し頑張って片付けてみるけどね。
 別件ですが内臓脂肪系断捨離のため、このところ毎日一万歩を目標に歩いてます。近所の多摩川台公園とか川沿い辺りは秋の気配がして気持ちが良いし、河川敷から富士山方面に沈んでいく夕陽がすんばらしい。
 歩きの途中、丸子橋の下にコンクリート打設の大きな階段があり橋が屋根になって雨があたらない場所がある、段ボールやトランクが山のように置いてありホームレスの住処のようです。ここのホームレスさんも断捨離できずに思いっきり囲い込んでいるみたい。やっぱり生活をよりシンプルにというのは相当な努力がいるんでしょうね。
 一旦生活水準をあげちゃったものをダウンサイジングするのはもっと大変なこと。全体的に少しずつ下げればいいのではと簡単に考えるのですが、一旦楽を覚えたり、お金をかけた生活の快適さを味わうと、これがなかなか難しい。これは、お金がある人でもお金がない人でも同じだと思う。お金がない人が更にない生活に下げるのもなかなか辛いものがあるのでしょうね。

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kurokawa

 あれっ秋の訪れも何も、その前に夏の訪れがなかったようなと嘆いてみても仕方なく。これからの爽やかな秋を少しでも堪能できることを願うことにしましょうかねぇ。
 やりたいことだけやって生きていけるほど世の中甘くないね。でも、やりたくない苦手なことをやり続けていくのもツライ。そしてそこに落とし所はあるのかないのかないのか、あるとすれば何なのよ。まぁ答えはどこかにはあるんだろうけれど、なかなか発見できるものでございません。秋に向けてそんなことをゴチャゴチャ考えてしまう今日この頃。
 いろんな女優さんが演じてきた黒革の手帳、時が経っても面白いと思わせる悪女を描いた名作だと思います。今回はイメージが一番意外だった武井咲。 往年の山本陽子は別格として、米倉 涼子は良かったよね。武井咲は女優としてどうかなと思ってたけど、意外と頑張ってると思うし、脇を固める俳優さんたちに恵まれた感じかな。

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mini

 何といってもガンは死因のNo.1、生涯でがんになる確率は男性63%、女性47%なんですと。そして飲酒はガンのリスクを上げる最大要因であることは、多くの方がご存じですね。
 喉頭がんや食道がんのリスクが飲酒によって上がることはよく知られている。久里浜に入院中当時、同室の人に食道がんが発見されて他の病院に転院してガン手術をしてから、また久里浜病院に戻ってきて断酒プログラムに復帰した強者がいました、肝臓ガンで戻ってきた人もいた。
 アルコール度数が高い酒を、長期間・水のごとく飲んでいたことが原因で食道がんにかかったと思われる。そういえば、久里浜病院の内視鏡健診センターはすごく優秀なんですね。ボクも麻酔なしで胃カメラと大腸検査をスムースにやっていただきました。診察券を持ってる人は何時でも電話予約して来てねと先生に言われたことを思い出した。そろそろ検査してもいいかなぁ。

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jd

 依存症というのは、あることをやめられなくなってしまい、その結果人間関係や社会生活に支障を生じたり、体を壊すようになっていく病的状態のことですね。。 
 依存は主に精神的依存と身体的依存に分けられアルコールはそのどちらにも依存作用があることがわかっています。医学的な意味でのアルコール依存症を簡単に見極める方法としては連続飲酒・アルコール離脱症状のふたつがそろった状態と考えられています。

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giulia

 お酒を飲んでいたころは常にブリブリ怒っていたと思うんです。この頃は怒りの沸点が低くて今までほどには怒っていないような。人間が成長したとかではなく、あきらめとか無感動に近い感じのような気もするけれど。まぁ普通のおじさんに変身できているということでしょうか。
 お酒を飲んでいないお陰です。怒りを周囲や家族に向けてはいけませんね、そしてその怒りは自分に向けてもだめだよね。怒らないのが一番ですが、無理に我慢してストレス貯め込むのもねぇ~。今の世の中ってココロの問題が諸説あってどれを信じてよいか、これまた悩みの種だよね(笑)

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honda

 アルコール依存症、自分が依存症であることを否認し、すすんで治療を受けようとはしません。そして何もかもを失ってしまうような底つき体験をしてしまうまでは治療に対するモチベーションが起こらないと考えられています。
 底つき体験とは、生活が破たんし家族からも見放され、絶望の淵に沈みこんでうちひしがれる。落ちるところまで落ちているという状態です。実際、この底つき体験を経たことによって本気で依存症を克服することを決意し、普通の社会生活が営めるまでに回復している方も多いようです。
 いくら周りがこのままではダメだよ、治療しないといけないよと勧めても、結局は本人が本気で変わる決心を固めなければ依存症から抜け出すことはできないのです。

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