アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2017年08月

mini

 自分としては色々とあがいてみたけれど、変化が実感できない。結果、疲れて止まりたくなる、でも止まったままだと何も変わらない。
 まぁ冷静に考えれば本当に疲れたときは休めばいいし、休んで元気が出てきたら、また少しずつ登り始めればいいわけだから。
 そんな感じで今日はちょいと一休み。たまにはそんな日があってもイイよね。

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neko

 スマホの着信音が鳴ってる。余り鳴ることががないから忘れてしまいがちな着メロの音、あわててケータイを取り出して応答するために人差し指でスライドさせる。うぅ~ん反応しないで着メロが鳴り続ける。慌てて2度3度と人差し指を強く押し当てて左から右へスライドさせる。が、やはり反応せずに着メロが怒ったように鳴り続ける。人差し指を湿らせて、やっと反応したかと思った時には着メロは止まって不在着信の表示。
 こういうのたまにある、スマホのタッチパネルは静電容量方式と言って、静電気を帯びた指先とタッチパネルの通電によって反応するのだけど、指先の水分が足りないと静電気が発生せずに反応しなくなる。この場合は指先に湿り気を与えると反応しやすくなるらしい。つまり、原因は僕の指先が乾燥していて通電しなかったんですね。言い換えれば、僕は水気が足りないということなのだ。
 老いると言うのは水気が抜けて行くこと、よく聞く言葉ですね。美しかった女性が加齢とともに瑞々しさを失って、肌の張りがなくなりシワが増えて行くことはみんな寂しく理解している現象。しかし人は自分のこととなるとつい若い人々と同じ感覚で行けるように錯覚してしまうでしょ。スマホはそんな自分に、お前は年をとって乾燥しているから使えないと宣告しているみたいですね(笑)
 タッチパネルと言うヤツは、年寄りにとっては欠陥なのかもしれない。技術の進化と言うものの対象が若者向きならば、それが年寄りにとっては不便な製品で退化した製品となるからね、その辺を改善したタッチパネル搭載のスマホを作れば大ヒット間違いない、そんな予感がしている今日この頃です。

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500

 医学的にアルコール依存症になりやすい性格はないそうだけど、アルコール依存症になりやすい体質はあるんですね。糖尿病になりやすい体質の人がいるのと同じような感じみたい。
 アルコール依存症になりやすいのは、飲んでも赤くならず二日酔いしにくいアセトアルデヒドの分解能力が高い人、気持ちよい酔いが味わえるアルコールへの感受性が高い人。
 これらの体質は遺伝するようなので、親戚や家族に大酒飲みと言われる人がいる場合は晩酌とか止めましょう、飲酒を習慣にしないことでアルコール依存症の予防になるからね。まぁ飲酒を減らすことは難しいですけどぉ~。

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PGA

 姉が還暦を迎える(笑)、笑いごとではないんですよ。60歳って80歳の人から見たら「今考えたら全然若かったなぁ~」という感じなんだろうけれど。80歳まで20年ちょいあるから、もう少し色々なことができるのだと思う。
 今までサボってきたなにかを始めるのに最適な年なのかもしれない。思ってもみなかったことを始めよう。前からやりたかったけど手を付けてなかったことを始めようってなことですよ。年齢的な規制を自分に加えるタイプではあまりないけれど、それでも最近、少し新しいことに臆病になっていたかも。
 サボってしまったダイエットは致命的、正直言ってカラダが重い、、、。4月に腰の手術してから6Kg増えた。ボチボチ腰の具合も落ち着いてきたので、相方にお願いして先週から夜ウォークに付き合ってもらっる。取りあえず1kg減ったから、この秋が楽しみではある。そして、もっと楽しみなことはゴルフに復帰すること。この秋はダイエットとゴルフだ~

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 まぁ自分の思い通りにコトが運ばないってことは浮き世の常でよくあること、オトナになるとその処世術の一つとして、想定内のリスクの範囲であればまぁこんなもんでしょってことになるわけだよね。いわゆる落としどころってこと。
 人の心には表と裏があるものだけど、胸中自信がなくて潜在的に劣等感を持っている人が多いと思う。緊張した場面でその弱さが出ちゃうことがあり、ちょいとツマずいてしまうのだけれど、なれとか場数を踏むとかで乗り越えるしかない。こういうのって器量とも言うのかな。
 思い通りにならなかった結果に対して、どう対処できるかがその人の器量なんだと思う。

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mini

 吸い始めたのは16歳位、お酒も同じくらいから。面白半分から常用するまでには時間はかからなかった。ヘビースモーカーだった父親の影響もあってオトナになればたばこを吸うもんだと信じてたよね。
 喫煙が自分や家族の健康にいいはずがないのは自明だし、その後も止める理由はいくらでもあったけれど、その後50歳までチェーンスモーカーで何よりタバコの煙を燻らす時間を愛していたし、あの一服のあとの区切り感が快感だった。当時はウィスキー水割りとタバコのコンビネーションってのは最高だったよね。
 アルコール依存症で完全なニコチン依存症である。どうして止めることにしたかといえば、断酒するのにセットで止めようと思ったから、ちょうど都内ではタバコを吸う場所がなくなって、歩きタバコは罰金が課せられるようになたしね。タバコ吸ってるとカッコ悪い感じにもなってきた。
 タバコは止めるほうがいいに決まってる。タバコからの呪縛から逃れたら、臭くないし、歯が白くなり、痰が出ないしいいことばかり。
 健康に生活するためにはたばこは吸わない方がいいけれど。健康的ではあるけれど不幸せに生きているのと、不健康ではあるけれど幸せに生きていることの差はどこあるんだろうと最近考察する。あっ吸ってれば肺がんで死ぬかもね。

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mini

 語源は酒の精・spirit、国際的にはすべての蒸留酒を意味するね、液体の色によってダーカー・スピリッツとホワイト・スピリッツに大別される。日本の酒税法では徴税の関係から、焼酎・ウイスキー・ブランデーを除くエキス分2%未満の蒸留酒、すなわちジン・ラム・ウォッカ・テキーラなどを指す。
 日本酒は醸造酒、焼酎は蒸留酒ですね。醸造酒とは原料をそのままか糖化させたものを発酵させたお酒です。蒸留酒は醸造酒を蒸留しアルコール分を高めたお酒のことです。なので日本酒を蒸留したら焼酎になるわけ。日本酒の原料は米、焼酎の原料は雑穀とか色々です。
 言葉的には、精神とか魂のことですね。そして断酒の継続には自分なりのスピリッツが必須になります。

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Sm

 なんだか日々の生活の中で、ああ、あれはそういうことだったんだって突然気付くことがあるんだ。大人になって無感覚になったというだけでなく、自分が未熟だったときには見えなかったことが自然に見えてくる感じ。
 若い頃には理解できなかった、理解しようともしなかったことの意味が突然わかったりさ、全然間違った認識で自分勝手に誤解していたことで悩んでいた事実に気がついたりね。
 なんだか加齢が進んでいくことで、色々な事象を解決する道理というものに思い当たるような気がしてる今日この頃であります。

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sl

 毎日曇り空だと、鬱々とした気分がどんどん内側に溜まっていくような感覚でしょ、カーっと晴れたら、否応なく解放的な気持ちにもなれるのにね。8月最後の週くらい、夏らしくカーっと晴れる日がありますように。
 アルコールは、タバコのニコチン、コーヒーなどに含まれるカフェインと同じように依存性のある薬物です。そしてアヘンやモルヒネ、幻覚作用の強いマリファナやLSDと同じように、その薬理作用による心地よさをまた味わいたいという欲求から、繰り返し使ってしまうという、いわゆる精神依存が形成される強い部類に入るものです。
 飲酒は未成年を除いて法律で禁じられてはいませんが、社会的にも医学的にも許される限度というものがあります。
 永年の飲酒、或いは大量飲酒の結果、アルコールへの強い精神依存の状態になっている人は、麻薬の虜になった人と同じように、アルコールをどうして手に入れるか、また実際に飲んで酔う以外に頭になく、1日の生活がアルコールを中心として回転するようになり、アルコールに溺れる結果になります。

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mini

 依存症というのは、あることをやめられなくなってしまい人間関係や社会生活に支障を生じたり、体を壊すようになっていく病的状態のことなのだけれど。
 ココロが依存してしまう精神的依存と身体的依存に分けられ、医学的な意味でのアルコール依存症というのは、簡単に見極める方法としては連続飲酒・アルコール離脱症状のふたつがそろった状態と考えられています。
 晩酌でビール1本を飲まないといられない程度の人は、依存症とまでは呼ばないわけですが、そこまで行かなくても、酒で人に迷惑をかけだしたり、仕事に支障が出たり、体を壊しているのにそれでもお酒を減らせないという問題が出現する状態であれば、それはアルコール乱用ということになります。
 毎晩飲んで、いつも泥酔して帰宅するなどの感じは、依存症ではないのですが、これはアルコール乱用からプレアルコール依存症とも呼ばれ、そこからアルコール依存症に進んでいく可能性は非常に高いです、まぁこれも人により個人差もあるのだろうし、本当にアルコール依存症になってしまうのかは、その人の運かもしれませんね。

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mg

 アルコール依存症が進行すると最悪です、身体依存になるとまったくやっかいです。心のもちかたや生活習慣を変えるだけでは克服することはできません。
 二日酔いでたまに朝寝坊してしまうことがある程度ならまだ引き返せます。しかし身体依存の段階まで進んだら、この体質は一生続きます。
 一度やめたとしても何かの拍子に再開してしまえば、またお酒がないといられない生活が始まってしまうのです。したがって、身体依存ができた人がアルコール依存症を克服する場合には、何があっても飲まないということを心に誓い、酒のない生活に取り組むまなくてはなりません。

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af

 この時期は暑くて食欲もなく、たくさん汗をかくのでやせると思いがちだけど、実はそれは昔の話。猛暑でも屋内で快適に過ごせる現代、活動量が減るのに食べる量は減らないから、むしろ夏に太ってしまう人も珍しくないのだそうです。あんたもボクもその一人(笑)
 20歳過ぎから運動の習慣がない人はほぼ年1%ずつ筋肉が落ちていくそうです。そして夏は外に出るのがおっくうだから涼しい室内にこもる結果、筋肉の減り方が大きくなる。これを夏ごもり老化と呼ばれています。
 なんとかして、何とかしないと内臓脂肪がヤバい状態。夜にウォーキングが理想だけど腰も痛いし、取りあえず出来そうなことから。久里浜入院中にやってたラジオ体操第1・第2の連続を復活しよう。

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tsc

 人生はなかなか思い描いた通りにはいきませんね。一瞬思い通りにいったと思っても、それもつかの間、その先に試練が待っていることはよくあります。逆に特に望んでいたわけではないけど、ご縁あってそのようにしてみたら、その後、思ってもいなかった素敵な展開が待っていることもあります。
 人生は様々な失敗を積み重ねながら切り開いていくものであって、その度に智慧を身につけることができますからね。
 まぁ今までにいっぱい失敗をしたから、そろそろいいこと起きないかな~サマージャンボ宝くじかもしれないよね(笑)

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cac

 心配性で、いろいろなことが気になってしまう人は注意したほうがいいね。もちろん心配したり、気にしたりしているだけでアルコール依存症にはならないですが、それらを忘れるためにお酒を手を出すことが考えられますからね。
 ふつうに飲むだけならよいのですが、お酒を飲んでもその心配事がなくなるわけではないので、繰り返し飲んでしまう可能性があるんです。物事が行き詰った時に気分転換で少し飲むくらいならともかく、現実逃避や憂さ晴らしのためにお酒の力を借りているうちに深みにハマってしまい、気が付いたらアルコール依存症の世界に入っていた。ありがちですねぇ、こういうパターンは注意してとか、防止策が無いから困るんです。

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p

 まぁ今までは自分の内面を探れば本当の自分が見えてくるものと考察していましたよね、でも自分とは何かという答えは容易には出ないため、誤解や誤認されるのを恐れ自分を語らず隠すことで、自分の弱さを支えてきたかんじかしら。
 一方、今時の人はいくら内面を探っても本当の自分などわからない、あるいはないのではないかと疑い始めて自分など所詮、広大なシステムの中の小さな存在に過ぎないと思って、自分を隠すのではなく呟くようになってきたでしょぅ。
 フェイスブックやツイッター、人は自分の活動の宣伝からうんちく、時事論評、衣食住、趣味や行動、そして友人関係など、誰に頼まれたわけでもないのに公表してる。でも、フェイスブックでバリバリ全公開してたのが、公開を限定したりインスタに匿名で流れたりしている雰囲気。この変化が何でだか良く分からないな。

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erika

 アルコールを飲むと気持ちが高揚してハイになり、妙にフレンドリーになって人との距離感が縮んだりするもの、その一方で絶望感とか孤独感を強めるものでもあります。落ち込んだ時、一人で飲んでいたらどんどん気持ちが沈んでいって、もうなにもかもどうなってもいいやと思ってしまったりすることも。
 飲めば飲むほど自分なんて死んでしまえば良いんだという思いが強くなり、もう自殺以外に解決手段はないんじゃないだろうかと、考え方の視野が非常に狭くなっていくんです。その結果、衝動的に自分を傷つける行動に出てしまう、怖い話になってしまうんですね。
 アルコール依存症、そうでない人に比べて自殺の危険性が約6倍高いと言われています。やはり断酒するしかない、そういうことです。

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TS

 アルコール依存症は、飲酒コントロールの喪失という特徴を持つ精神疾患であると同時に、長年の大量飲酒によって引き起こされる生活習慣病でもあります。依存症になると、家族や仕事など、これまで大切にしていたものより、飲酒が優先されるようになります。
 依存症が進行してくると、手の震えなどの離脱症状(禁断症状)や、一日中アルコールが抜けない状態が何日間も続く連続飲酒といった症状が出現してきます。アルコール依存症の患者数は2003年の調査では約80万人と推計されていますが治療を受けているのは年間5万人に過ぎません。中年男性に多い病気ですが、近年は高齢者や女性の依存症も増えてきています。
 一旦依存症になると、程よく飲んでいたころの体質に戻ることありません。その結果、たとえ長期間断酒が出来たとしても、再度飲酒してしまうと、元の飲酒パターンに戻るという特徴を持っています。一方で断酒によって健康と健全な生活を取り戻すことのできる治療可能な病気でもあります。回復を目指して、まずは受診する勇気を持ちましょう。誰にでも回復のチャンスは必ずありますから。

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anne hathaway

 飲酒が習慣化するとアルコールに対する依存が生じます。依存には精神依存と身体依存の2つがあり、アルコールに対する強い欲求が生じるとともに、同じ効果を得るためには多くのアルコールが必要となります。
 うつ病はアルコール依存性のリスクを高めます。平常時に適量飲むのであれば、不安感を和らげ会話がはずみ、気持ちの良い時間を過ごさせてくれます。しかし気持ちが落ち込んでいたり、不安感が強い時にはアルコールの効果に過剰に頼りやすくなり、アルコールが治療薬のようになってしまうことがあります。そして同じアルコール効果を得るために、より多くのアルコールを飲む必要が生じ、依存症リスクも高まるのです。
 そしてアルコールの常用自体がうつ病のリスクを高めます。アルコールは百薬の長と言われたりしますが、心の病気に対しては決して薬にはなりませんのでご用心下さいませ。

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od

 なんとく大人げないなと思いつつ、大人であり続ける必要もないかと思いなおしつつ、ぼ~っと考察してる、だらだらとした時間。こういうのけっこう好きかも。
 もっと大人になりたいと思うときと、どうしても自分を出してしまう感覚。なんだかんだで、またまた惑いスパイラルに落ち込んでいくワタクシ。
 わけが分からないことに、まぁまぁ根本的なことに惑うこと多し。

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