2015年11月30日 アルコール離脱症状 禁断症状って言うほうがわかりやすいね、お酒がないとイライラが出たり落ち着かなくなったり夜に眠れなくなってしまうといった精神的なものや、手が震えたり、ドキドキしたり、汗をかくといった体の症状で出る場合もあります。こういう離脱症状は、再びお酒を飲めば一時的に楽になりますので、離脱症状を減らすために迎え酒のようにアルコールを口にするといった悪循環に陥りやすく、それが病状を悪くするのですね。 にほんブログ村
2015年11月27日 酒飲みのココロ アルコール依存症の人に断酒をすすめると、酒による失敗を繰り返しているにもかかわらず、やめようと思えばいつでもやめられるんだっという現実を否認した答えや、人類の歴史の中で酒を造り続けてきており、その酒をやめることは人類の歴史を冒涜することになりますから、などの屁理屈を言うわけですね。この種のアルコール依存症の語録から、自己中心的で身勝手であるとか、高慢で偏屈であるといったイメージを抱きがちでありますが、はたして僕らの内面はどのような心理状態であるのしょうか? アルコール依存症は否認の病といわれるように、自らのアルコール関連問題を認めることが難しく、自分には何も問題がないと問題そのものの全面的な否認をみせ、飲酒を繰り返すあらゆる理由を考え出して主張し、不安や罪悪感などの感情を表出することはない、しかし高慢な態度は、内面にある不安な気持ちをかき消そうとするための、いわば空元気によるものなのでしょうね(笑) にほんブログ村
2015年11月26日 生きたいですか アルコール依存症専門の病院に行くと、最初にこのままお酒を飲み続けていると必ず死にますよ、あんたは本当に酒を止める気がありますかと聞かれます。すなわち生きたいですか、逝きたいですかと聞かれているのです。そして生きるなら、入院しましょうかとなるわけです、そして退院後。 アルコール依存症の人間にとっては、例え一滴でも微量でも体内にアルコールが入ると、酔いは回らなくても身体が酒を欲っします。通常の方がお酒を飲みたいと思うこととは異なり、本人の気持ちや意思ではなく病気の症状として現れるのです。スリップしてしまえば、断酒の期間に関わらず、直ぐに酒浸りの日々に逆戻りしてしまいます。 ア症の映画では有名な寿司屋で食べた奈良漬で、再飲酒になった話がありますから、洋菓子やケーキにも注意しましょうね。うちでは、相方が率先して毒見する(笑) にほんブログ村
2015年11月25日 酔っ払いアンケート 酔っ払ってなくしたモノに関するアンケート調査。これまで酔っ払ってなくしたことがあるモノは何ですか?と尋ねたところ、記憶と答えた人が14.9%で最多。 次いで財布が13.5%、コートなどの上着が10.4%と続き、車や家の鍵も4.0%で8位にランクインした。中には、シャレにならないモノをなくしたと答えた人もね、信用・信頼をなくしたと答えた人が3.6%、友人が1.9%、恋人が1.7%、仕事が1.6%。 一方で、特にないと答えた人は58.0%に及び、なくしたモノがないという人の方が圧倒的に多かった。僕らに聞かれれば、家族、家とか仕事なんかが多いのでしょうか(笑) にほんブログ村
2015年11月24日 ニワトリが先 僕はアルコール依存症という精神病属性なので、という自己定義から一度離れないと見えないコトというのは沢山あるのかもしれませんねぇ。 病名が付くと、そこに意識が芽生える。たまごが先か、ニワトリが先か。どちらかわからないという状況といいますか。病気に限らず、本当は世の中は見えないコト、言葉だけでは捉えられないコトだらけだよね。 言葉や名付けは便利だけど、それに意識が縛られて余計に意味合いが増幅してしまう場合もあります。 大きな悩み、名病みをのり越えるには、一度常識をかなぐり捨てて、真っ正面に、自分で自分のココロを感じて、みつめて、捉え直す。いいかもしれないね。 にほんブログ村
2015年11月19日 飲酒問題 11月も半ばを過ぎているというのに、あたたかな日が続く東京。それでも、通りの街路樹たちも赤や黄色に色づいて、やはり晩秋の気配。 僕らの周囲にいる一般の人達はアルコール依存症を病気だと思っていない場合が普通ですね、精神病だとも思っていないし、ただダラシがないとみられています。 まじめになるだけで飲酒問題が消えるのであれば、医者も薬もいらないし、こんなに楽なことはありませんね。 にほんブログ村
2015年11月18日 脳のマヒ 飲酒にまつわる事故でもっとも多いのは、階段や駅のホームからの転落だそうです。ホームでの人身事故の62.5%が酩酊者によるものなんです。 酔って足が千鳥足になるのは、アルコールが脳をマヒさせるからだけど、理性をつかさどる大脳新皮質、運動機能をつかさどる小脳や感情や本能をつかさどる大脳辺縁系から脳幹へと、外側から内側へ脳をマヒさせていくのです。 そのため、酔いが進むと、判断力や自制心が鈍り、運動機能も低下して転倒・転落・交通事故が起きます。また外で寝込むことによる事故や凍死、吐いたものを詰まらせての窒息など、命を危険にさらす事故や事件が起きやすくなります。これから飲み会帰りの酔っ払いが増える季節ですね、夜の電車に乗るとプンプン酒臭いのが気に障りますね、イヤですねぇ~(笑) にほんブログ村
2015年11月17日 酒に逃避 アルコール依存症は、弱い精神の持ち主がなると思われている場合が多いですね。必ずしもそうじゃなくて、自分はアルコールがいけるくちだと信じてやまない人が陥りやすいことが証明されています。二日酔いにはなるけれど、常にお酒を楽しい気持ちで飲むことができていると感じている人などがなりやすいのです。 周囲の人々の手を煩わせていることに目が向いていません。自分はアルコールで酔い潰れたりはしないから問題ないと感じている人ほどアルコール依存症を招く可能性があるのですね。 精神的に脆いことで依存症を患うわけではありませんが、治療ではこの精神面の弱さが悪影響を及ぼす場合があります。アルコール依存症を治すためには、断酒が必要です、これくらいなら飲んでも問題はないだろうと考えてしまう人こそ、依存症に打ち勝つことは厳しいと言えます。 お酒を断つ苦しみから、繰り返してお酒に逃避する人もいるでしょう、精神的なタフさは欠かせません。くじけない心というのは、断酒治療にさいして最も大切なこと。 にほんブログ村
2015年11月16日 今日からお酒をやめます いくら宣言しても、自らの意思力だけで飲酒をしないでいることが、非常に困難な病気なんですよ。ですからナニモも治療行為をしないで頑張っていても、いくら固い決心をした人であっても、その気持ちが揺ぎ、つい一杯だけということになってしまうことが多いのです、この一杯だけで止まらないのがアルコール依存症ですから、その一杯の飲酒が強い力で頭の中を引き戻しにかかるのです。 そういう意味で意思力に頼るのではなく、正しい治療を継続していくことが望ましい病気でもあり、治癒はしないという訳の一つなんですね。 正しい治療とは、専門外来と、自助グループへの出席、家族の正しい認識と対応、などなどを続ける事などです。 にほんブログ村
2015年11月13日 否認の病 長期間大量のアルコールを摂取した結果、アルコールを持続的に摂取しないとふるえ、発汗などの離脱症状が出たり、極めて強い渇望感が生じたりしてあらゆる手段でアルコールを摂取しようとしてしまう精神疾患ですね。 毎度の毒抜きでお世話になっている内科の医師から禁酒を言い渡されていたにもかかわらず、内科入院中もガマンができずにセブンイレブンでワンカップを買ったりして、アルコールの匂いをさせながら病棟に戻ってきたため、医師からアルコール依存症だと思うからと、久里浜で専門医の診察を受けるように勧められた訳です。 身体の治療とアルコール依存症の治療のためにあらためて精神科で入院治療です。主治医から繰り返しアルコール依存症の説明を聞くにつれて、しばらくは自分がそうであるとは認められなかったものの、節酒では解決できず、断酒しかないこと、また、断酒をしばらくしていても、いったんアルコールを少しでも口にしてしまうと、間もなくアルコールを大量に摂取する状態に戻ってしまう事実を、廻りの入院患者を観ていたら、僕も同じだと思い徐々に受け入れられるようになりました。 にほんブログ村
2015年11月12日 アルコール依存症 認知行動療法 アルコール依存症という病気には完治した状態というのもはないそうです、断酒を継続するのが治療のゴールです。 もしも(笑)、その気になったなら、専門医に相談することから始め、カウンセリングをして依存症の進み具合を診てもらいます。軽い症状であれば外来治療で、坑酒剤や断酒補助剤と心理療法ということになります。 坑酒剤は酒を飲めば倒れます、重症の二日酔いなど、お酒に対しての意識を低下させるもので、自然と禁酒する日が増えてきます。 ここからはお酒がなくても良いと思えるようなカウンセリング、心理療法、自主グループへの参加をして継続させます。軽い重いは関係なくアルコール依存症ですから治療は一生です。初診のときに脳のCTを撮って、こりゃぁダメかもとなぁ~って言われるかもしれないけれどね。 肝障害や重度の離脱症状があれば入院ですね、安静にして精神安定剤も用いてアルコールを体内から抜いていき、落ち着いてからアルコール依存症という病気は危険で死を伴なう病気ということを本人に受け止めてもらうため、アルコールの学習をし、認知行動療法、弊害の起こった体への合併症治療をしていきます。 にほんブログ村
2015年11月11日 飲酒の悪循環 色々なことが飲酒のためにうまくいかなくなります。自分だけがみじめな人生を歩んでいるように感じてきます、そしてアルコールが切れてきたときには、ほんとうに何とも言えない情けない気分に落ちていきます。とりあえず飲んでしまえば一時的ではあるけれど、こういうなさけない気持ちをわすれられます。 飲み過ぎさえしなければ、もっといい人生を送れたはずだと思う反面、このなんとも情けない気持ちをなんとかしたい自分。でも自分から酒をとったら何が残るだろうかと考えてしまう自分。そして、酒を手放すことがひどく恐ろしいことのように感じるのですね。 この悪循環を断ち切らなければ、アルコール依存症を治すことはできないのです。 にほんブログ村
2015年11月10日 身体依存 ながい間大量に飲みつづけ、お酒なしではいられなくなってしまうのが、アルコール依存症、お酒がもとで体を壊したり、普通に日常生活が続けられなくなるのがこのアルコール依存症のやっかいなところです。 二日酔いでたまに起き上がることが出来なくなる程度なら、まだ引き返えすことは可能と言われてます。この先が重要で、身体依存の段階まで進んでしまったら、この体質は一生涯持っていかなければなりません。 断酒を始めて上手くいっていても、何かの拍子に再開してしまえば、またお酒がないといられない生活が始まってしまうのです、らしいのです(笑) したがって身体依存ができた人がアルコール依存症を克服する場合には、一生、何があっても飲まないということを心に誓い、断酒に取り組まないと、緩解という事にはならないのであります、大変だよねぇ。 にほんブログ村
2015年11月09日 断酒初心者のころ ダイエットのことが気になる今日この頃、楽々とか、かんたん、お手軽にとマスコミは持ち上げますが、実際は生活習慣の改善が必要であり、言うほど簡単ではありませんよねぇ。 ある意味、断酒と似ています。アルコール依存症になってお酒を止めているんだから、大福とかアイスクリームは我慢しなくても良いと断酒初心のころは思っていましたが、そろそろ甘いものを断つ決断をしなくてイケナイ時期になったようであります(笑) にほんブログ村
2015年11月06日 久里浜病院へ アルコールの飲み過ぎが原因で自分の健康状態が悪くなっていて、社会生活にも問題が生じてきたにもかかわらず、肝臓の病気で普通の総合病院にいって入院治療したりする人は沢山います。 アルコール依存症の知識がないのが問題で、お酒を止めればカラダの状態は良くなるということが判っていても、何日かは内科のドクターの意見を聞いて禁酒しても、節酒に変化して、もとの酒量に戻るというパターンの人が多いのです。ボクも4回くらい独抜きで入院しました。 自分の飲酒から目をそらそうとし、飲酒をコントロールできないことが根本問題であり、後の問題はそこから派生してきているのだということがわからないのですね。 幸いボクの場合は、内科の主治医が兄のポン友で、久里浜行きを進めてくれて、背中を押してくれたから今のボクがあるのだと思っていますが。 にほんブログ村
2015年11月05日 ストレス 隙間や空きスペースがあると、もったいないと思ってついつい埋めたくなりますよね。しかし、隙間や余裕があることで、気持ちいい、気分がいいという効用がありますね。 心や気持ちの隙間は埋めるものではなく、つくるもの。その隙間にストレスが入り込んでキッチリと詰め込まれてしまったら、整理してスペースを作るのは大変です、意識して余裕の時間をつくるようにしてみてください(^^) にほんブログ村
2015年11月04日 人生の道 僕たちには、さまざまな人生の道が用意されているはずでした、太い真っすぐな道もあれば、細く曲がっている道もあるかもしれません。どの道にも違う味わいがあり、その道を自由に選べるはずだったのだけれど。 アルコール依存症を患ってしまったことで、身軽に道を選ぶことができず、人生の楽しみを自ら制限することになってしまいました。 でも、アルコールのない生き方でやっていくしかない僕らは割り切って考え込まずにサラ~っと流して抱え込みすぎないように、自分で色々なことを変化していかないと不自由な人生になってしまいそうですね。 にほんブログ村
2015年11月02日 コウノドリ 妊娠中のアルコール摂取は、胎児性アルコール症候群といった脳の発達障害をはじめとする深刻な影響が報告されてきています。どれくらい飲めば安全という基準もわかっていませんから、今は妊娠期間を通じてアルコールはぜったいに控えるよう、煙草も深刻な問題が起きる可能性ありとしてダメですね。 また、母乳にもアルコールは含まれ授乳期の飲酒も赤ちゃんに飲酒させることになってしまいますから、やはり飲酒はダメ。TVドラマ、コウノドリでやってました。 にほんブログ村