世界での本格的なアルコール乱用と呼べるものは、18世紀の産業革命前夜のイギリスで起こったといわれています。
社会歴史では、ジン狂と呼ばれています、オランダで蒸留酒の大量生産の技術が進み、安価なジンが大量にイギリスに流れ込みました。その頃、イギリスでは労働力としての人口流入が都市部に集中し、その下層労働者が慰みとしてジンを乱用した結果、甚大な社会問題を引き起こしたことが原因とのことです。
西欧での飲酒問題はさらに増幅され、19世紀を通じて最も困難な社会問題となったのです。イギリス社会も法律の制定、宗教界の活動、医学界のアルコール問題研究など種々の対応を迫られ、それが今日のアルコール依存症の研究・治療に繋がっているとのことです。戦後日本の闇市では密造のカストリ焼酎が有名ですね。
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