アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2014年09月

kani

 不眠症になった人が、睡眠薬を処方してもらい、服用しているうちにだんだんきかなくなり、元の効果を得るためにどんどん量が増えてくるという話は、ありがちですね。これを耐性の形成と言って、アルコールもこの耐性が大変生じやすいものなんです。
 自分でもわかっているのだからアルコール依存症であることを認めることです。病気を受け入れることをしないで我慢の断酒をしているうちは本物ではありません、早期にすべって再飲酒が必至です。
 家族と過ごす楽しみより飲むことが優先し、大切な家族の忠告よりも一杯の酒に引きつけられて、本来は人が生きる上で大切にすべきものが自分の中で価値を失い、やがては酒がすべてに優先するようになる。
 今年もあと3か月でお終い、なんだかなぁ~。

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PING

 9月も終わりの週となり10月へと。東京は晴れで暑いくらい、吹く風はやはり秋の爽やかな冷たさ。
 秋だからではありませんが、人生のエンディングについて考察、それは明日かもしれないし、ずっと先のことかもしれない。。若くても健康でも人は死ぬ。病気であっても、どんなに高齢であっても生きている人はいる。生死とは、健康不健康、元気病気といった僕たちの日常的な次元を超えた領域にあるのですね。だからこそ、どうあっても死ぬまでは生きていかなければいけない。だから死ぬまで断酒、僕らの宿命です。
 人はどうしたって死ぬのです、そのうちにね。若い頃からこの想いの中にいつもいたように思います。

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777

 あと少しで55歳、そしてキリの良い年に突入という時期には、僕らのような凡人でも人生を振り返る機会を持つことと思います。
 仕事のこと、愛について家族や友人のことなど、お金のこと、老後のこと。まぁ気が付けばいつも迷ってばかりで周囲の目を気にしてしまう生き方をしてきたし、典型的な中途半端な生き方。
 周囲を気にしてるくせに、よく大酒が飲めたもんだと不思議に思うこともある(笑)、でもアルコール依存症になった、そしてお酒から解放されたら、何となく気が軽くなったように感じます。
 ささえてくれる家族がいたことに、今もいてくれることに感謝します。本当に心からささえてくれた母の愛情に頭がさがります、面と向かっては言えないけれど、シャイだからねぇ。
 今は夜ごはんを外に食べに行けば、隣で相方は生ビール~ハイボールなどやってますが、家では飲みません。家にお酒を置かない約束だからね。酒飲みの相方も夫のために5年も耐えてると思うと頭がさがります、まぁ、健康にも良いとおもうけど。

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sazaesan

 ここで今の自分に焦点を当てて改めて自分と向き合い、色んなシガラミや物を天秤にかけて考えた時に、ベストな選択と決断をすることは難しいことです、でも一発当たれば今後の人生をより充実したものにしてくれるはず。
 それを決めるのは、親でもなく家族でもなく自分だよね、自分の人生の責任は、自分にしか取れません。お酒を断つ選択と決断、出来るとイイネ!

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arare

 一度アルコール依存症になると、長期間の大量飲酒で脳内に神経的変化が起きてインプットされてしまいます、脳に刻みこまれてしまうわけですね。
 少量でもアルコールが体内に入った時点で、カチッとスイッチが入ってしまったように点滅しはじめて飲酒コントロールを失いやすくなるのです。
 そのため適度にお酒を嗜むことはゴールにできず、2度とアルコールを体内に入れないという徹底した目標を置かなければなりません。

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どくろ

 アルコールは精神作用に働きかける薬物の一種。基本的にはダウナー系で、神経の働きを沈静化する薬物に分類されるそうです、覚せい剤などの興奮させる薬はアッパー系と呼ばれます。でも、お酒を飲むと多くの人が騒がしくなるのに、どうしてダウナーなのかしら。
 アルコールはまず、大脳皮質の働きを鎮めます。大脳皮質のはたらきが弱まると、理性によっておさえられていた感情や本能が表面に出てくる、だから普段は生真面目な人がヤタラに陽気になったり、泣き上戸に変貌したりするのだ。
 少しタガが外れるぐらいならいいけれど、さらに飲み続けると、運動や記憶の機能も次々と沈静されてダウンするわけ。こうなると真っすぐ歩けなくなるし、何をやったか翌日覚えていないことになる。そして脳幹までマヒすると、急性アルコール中毒で、ここまで行くと呼吸や血液循環がダウンして生命の危機だ。
 呼吸中枢までダウンさせるアルコールの威力は侮るわけにはいかないのです。

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nasu

 どうして、いつも迷ってばかりで中途半端になってしまうのか、結局、自分が決めなくてはならないと誰のせいにもできないことも、頭では分かっていても頑張りきることができない。
 決断しなければ、失敗する必要もありません。そうすれば充足感は無いかもしれないけど、少なくとも自分に無能だということに直面することもなく、傷つかずに済みます。
 何かにチャレンジしたいけれども出来ないときは、失敗を受け入れる勇気が必要です。僕たちは等しく失敗を免れない存在ですからね、僕らには失敗して学ぶ権利があるし、失敗して良いのだと。
 失敗は僕らが賢くなる機会でもあるのですね。人間は成功からよりも失敗からの方が多くを学ぶと言われます。
失敗したら全ての終わりではありませんし、いくらでも取り返しがつくということを覚えておくのも大切だよね。

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yasai

 健康寿命とは、病気や入院をせず、健康な状態で生活できる期間の平均を表わすものです。日常生活に制限のない期間の平均は男性が70歳、女性が73歳。
 最新の平均寿命では男性80歳、女性86歳だから、寿命までの男は10年、女性は13年間は何らかの病気と共に生きていくことになります。
 病気がちや、寝たきりにならない晩年の10年間をいかに実現するかトータル人生を俯瞰してみて、人生3万日のうちの、今日1日という意識を持てるかどうか。
 僕らアルコール依存症で今日1日と言う言葉を知らない人はいないと思うけれど、普通に飲める人達も、今日を大切に生きられているかどうかのしわ寄せが健康寿命というキーワードによって近い将来に自分事としてやってくるのですね。
 今日1日、この言葉をぜひ意識して生活していきましょう。

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neko

 飲酒は口腔や咽頭の癌、食道癌、胃癌、肝臓癌などの危険因子です、WHOはアルコールがこれらの癌の原因であると警告しています。
 お酒、つまり主成分のエチルアルコールは、五臓六腑にしみわたり、脳や皮膚を含め、全身に影響を及ぼします。また、たとえ主因ではなくても過度の飲酒習慣が多くの病気を悪化させ、治癒をさまたげているようです。
 煙草のパッケージに書いてあるように、お酒のラベルにもアルコール依存症や肝臓ガンになりますと書いて欲しいですね。

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aaa

 時間を巻き戻すことはできないし。人生はやり直せるのだろうか皆悩みます、そしてやり直しとどう向き合えばいいのかわからないし悩みます。
 僕はお酒をやめること以外は何も達成できていませんが。途中から人間やりなおすなら、まずは捨てて、捨てた結果、そこに何かが入ってくる。その何かは人それぞれに色々な物や事なんだろうけれど、僕の場合は今までの仕事を辞め、お酒と一緒にそれまでの生活形態などを捨てて再就職しました。50歳からのハローワークね(笑)
 なくしたものも、手に入れたものも色々ある。まぁお酒やめていなかったら、死んでただろうし、今の生活はできてないんだろうね。今の方が絶対にいい人生だということは断言できますが。
 手にしたことは、甘いもの症候群で生活習慣病、そして20年ぶりに再燃したゴルフと腰痛だな。

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robot

 1つの思考パターンにハマる視野の狭い人は、自分の考えや思い込みを反射的に相手に押し付ける。こういう人を残念な人と呼ぶそうです。アルコール依存症の人に多いと思います。
 もちろん、誰しも残念な状況に陥ることはあります、それは本質的に残念な人であることとは違います。本人は頑張っているつもりなのに目の前の問題から抜けられず、知らずに悪循環を繰り返したりします。
 まぁ、空気を読まず、まわりから理解を得られないことが多いですね、でもその雰囲気を自分でも感じて解っているならば大丈夫です。ちょっと立ち止まって、間をおいて全体性を見渡してみれば、自分の思考パターンだけにとらわれることはありません。冷静かつ客観的に判断し行動するように心がければ人に安心感を与えることができると思います。

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イネブラー

 よかれと思ってしたことが裏目に出るということです。
 本人は断酒しなくてはならないのに、飲み続けることを可能にする人の行為をイネイブリング、その人のことをイネイブラーと言います。
 たとえば飲みすぎてブラックアウトした翌日の朝起きてこない本人に代わって会社に電話を入れる、お酒を買うお金を貸してあげるなど、周囲がよかれと思ってする行為がイネイブリングになりがちだということです。
 アルコール問題について責任の肩代わりをすると、本人が感じるべき後悔とか心の痛みを軽くしてしまうために本人は嫌な思いをせずに軽く流してしまうようになります。
 その結果、喉元過ぎればで、飲み続けることを可能にしてしまう悪循環になるとのことです。家族、友人など、本人のことを大切に思っている人ほどイネイブラーになりやすいそうですから周囲の人は注意しましょうね。

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cat

 生きていると、どうして悩みは尽きないのだろうねぇ、皆さんも一度はこんなことを思ったことがあるでしょぅ。
 また、なんで家ではいつもイライラしているのだろうか、こっちまでイライラしてきますね。人の気持ちや心の中はわかりませんが、なんだかんだ疑問に思うけど、どうにもなりませんね。
 実は、悩みを抱えた人がいつまでも苦しみ続けたり、いつもイライラしてる人に振り回され続けるのには、ある1つの理由があるそうです。
 イライラや悩みがあるときには、友達や同僚に話を聞いてもらったり、飲み食いしたりして発散する人もいれば、悩みを解決するために占いに行ったり、寝込み攻撃で一日中寝ていたり、こうした方法は一時的な憂さ晴らしや昂揚感を得るためにはありなのかもしれません、だけど本質的な問題解決にはなりませんね。
 ふつうに生きてる人の悩みの多くは、社会生活に関するものです。職場や家庭、友人関係などで快適な人間関係を得られないからこそ、悩みが発生するということです。
 やはり自分自身の気持ちと相手の気持ちがわかること、どこで折り合いをつけて納得するかを決めること。悩みの本質とはこれに尽きるということかな。

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sinaps

 お酒も薬物の一つと考えられていますね、お酒に酔うことは薬が効果を示すことですよね。口から入ったアルコールは胃をそのまま通過して小腸に達します。そこで吸収されて血管に入り、血液中に移っていきます、血液に入ったアルコールは全身に流れていき、脳にたどり着き気分がよくなったり、リラックスした気分になって薬の効果を示し始めます。
 お酒が薬というのならどうやって働いているのだろうって思いますよね。これだけ身近な薬物なのに、実はその詳細まで明確にされていないのが本当らしいです。全身麻酔薬と同じ働きであるようなこと、大脳の知覚や判断をつかさどっているらしいシナプスと呼ばれる伝達部位を鈍くするということなどまでわかっています。
 働きを終えたアルコールはまた血液に乗って肝臓に流れていきそこで分解されます、分解を受けたアルコールは反応によってアセトアルデヒドという物質になり、さらに水と酢酸になります。こうなるともう気分をよくする働きはないのですが、分解された物質は腎臓で尿にされて体外に出て行きます。

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 劣等感というと僕らは、持っていないほうが優位だと思いがちですよね。しかし、一方で、劣等感は前向きな人生に進む為のバネになるという思考もあります。
 そんな中で、この劣等感をバネにできずに自信をなくしたり、人を羨む気持ちが多く出すぎると悔しくてアルコールに走ってしまうこともあるかもしれません。
 人は誰しも、優越感の追求とか、向上したい気持ちとかありますね。しかし現実は理想に到達できていない自分に対し、まるで劣っているかのような感覚に落ちていき心の病、アルコールに逃げる、良くない迷宮のパターンにはまっていくんです。
 んで、パニック障害になるのと、アルコール依存症になるのでは、どっちが楽なんだろうか。誰かしってたら教えて下さいよ。

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 *殻の内側にいるからこそ、見えることと見えないことがある *殻の外側にいるからこそ、見えることと見えないことがある *殻の中にいることによって、出来ることと出来ないことがある *殻の外にいるからこそ、出来ることと出来ないことがある。
 そう、僕らは色々な殻の中・内側にいるもの。家族、地域社会、会社や組織、価値観、そして常識とかね。常識という殻は常識であるからこそ、それが殻であることに気づきづらいものだと思うんだ。
 常識の外に出てみるのは面白いかも、そして新しい気付きが待っているかもしれない。だけど、そこに落とし穴があって、滑ってしまうかもしれない不安が共存してる。
 やはり、ア症の僕らには常識世界で普通にまっとうな生活を続けることが、断酒の継続につながるような気がするかも、消極的にね(笑)

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a

 9月の中旬ともなると、朝夕めっきり涼しくなり、庭のほうから虫の音が聞くともなく聞こえてくるころ、紅葉はこれからですが秋はみじかく、あっという間に冬の足音が近づいてくるはず。 お酒をのめる人にとっては人肌に温めた燗酒が恋しい季節です、酒は適量、少量であれば百薬の長といわれ、飲み過ぎればきちがい水ともいわれます。
 少量の飲酒には心理的緊張をゆるめ、食欲を増し、血圧を下げ、動脈硬化を予防するなど人生の潤滑油になります。
 一方で、アルコールの多飲により身体、精神、家庭生活、職場、社会生活のあらゆる面に問題が起こります。肝硬変や糖尿病、胃潰瘍、高血圧、などのあらゆる病気や不眠症やうつ病、記銘力障害、幻覚妄想、認知症などの心の病気が起こってきます。もちろんアルコール依存症になり、生涯断酒の人生が待っています。
 まぁ、なんにしても食欲の秋ということは、体重管理の秋ともいえますよねぇ(笑)

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顔

 僕はアイツらとは違う、あの人より私のほうが上かも、こういった言葉の裏側には、いわゆる優越感という感情が含まれているのが普通ですね。人間には誰しも他人に勝り、世の中に遅れを取りたくないという欲求がプログラムされているそうです。
 こういった優越感を求めることは、ある意味、自然なことです。でも優越感というのは、他人と比較することによって生まれる感情であり、必要以上に追求することは、ある種の危険をはらんでいそうです。
 そういうのって優越感を求める人、他人と比べたがる人、さらには他人を見下す人達等、そんな上から目線の人は同じ強い感情を持っている事が多く、そういうのを認めることをとても強く拒絶する傾向にあるそうです。
 なんかアルコール依存症から少し解放されて世の中を冷静な目で見まわせば、そういう嫌な人や嫌なことが視えるようになってきたかも。僕は変な奴だけど、嫌な奴にならないように気をつけないとダメですね、平静で平安な、常に冷静にことにあたるように、注意。

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七福神

 新聞って何だろうね、弱者に寄り添うこと、権力を監視する、人々に必要な役立つことを伝えることかしら、社長が謝っていたけど、色々と雑音が多いですねぇ。
 うちでも朝日新聞を購読してます、朝刊+ネット版、最近の論調はリベラルが基本で、左派言論の代表格かな、論調が安定しない新聞でもあります。まぁそれが一概に悪いとは思わないし潰れないだろうなぁ。
 人間の志、誇りや信念みたいなものを出さづに、その裏に私利私欲、損得勘定、権力欲望があると決めつけて暴こうとする。政治家や官僚、企業トップなどに対してどうせ裏に私利私欲ありと重箱の隅をつつき、わずかな隙を見つけて、そら見たことかと叩きまくる。
 悪いヤツはどの世界にもいるし、マスコミの中にもいるように。それを暴くのは確かにマスコミの仕事だろう。でも、マスコミの中にも志で仕事をしている人がいるように、政治家にも官僚にも志や信念を支えに仕事をこなしている人はいますよ、それも意外とたくさん。
 そこをまず信じることから始めて欲しいかな、ア症のいち読者・視聴者としては(笑)
 今日でブログを書き始めて5年、断酒継続を目標に毎日欠かさずUPしました。じぶんでじぶんをほめてあげたい@カウンター135,000 ありがとう御座います。

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肝臓

 常習的に大量の飲酒を続けると、まず脂肪肝を起こします。脂肪肝の段階では自覚症状がなく飲酒をやめれば肝臓の状態は良くなります。だけど、ここで止められなくて飲酒を続けるとることにより、アルコール性肝炎やアルコール肝線維症となり、発熱や腹痛の自覚症状が出てきます。それでも飲酒を続けると肝障害の末期である肝硬変になるのです。
 またすい炎は、胆石などでもおこりますが、飲酒によっても多くなることが分かっています。すい炎には急性すい炎と慢性すい炎があり、急性すい炎では死亡につながることもあります。慢性すい炎ではすい臓の線維化、消化酵素やホルモンの分泌低下がみられます。すい臓が分泌するホルモンの一種であるインスリン分泌の低下は、糖尿病の原因にもなるのです。
 飲酒はほぼすべての消化管に悪影響を及ぼすため、胃食道逆流症、激しい嘔吐を繰り返し食道と胃の境目付近が裂けて出血するマロリーナントカ症候群や下痢、栄養などの吸収障害、痔核の原因にもなるのです。
 僕の場合は痔核がまだ心配なんですが、これは家系というか遺伝かもしれないな。

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kurihama

  オーさんは大学を卒業した後に企業に就職した真面目なサラリーマンです。27歳でなんとなく結婚し、帰宅後に妻と食事をしながら晩酌するのを毎晩の楽しみにしていました。
 仕事もうまくいき徐々に昇進し、37歳で課長となりました。その頃より中間管理職としてのストレスが溜まり始め、ほぼ毎晩同僚と飲みに出かけ、時には泥酔して帰ってくることもありました。家でも飲酒量が増え、日本酒を4~5合飲まないと寝られなくなりました。妻からもお酒の量を減らしたほうがいいんじゃないかといわれ、自分でも減らしたほうがいいかなあと思いながらも、なかなかお酒の量を減らすことはできませんでした。
 そうこうするうちに、仕事上のストレスともあいまって、飲酒量が増えていき、週に数回は妻の就寝後も一人で飲酒を続け、焼酎のボトルを飲み干して前の晩のことを全く覚えていなかったり、朝起きられずに仕事に遅れたりすることがみられました。
 今夜だけはやめようと思っても、手が震えて、冷や汗がでてきて、イライラしてしまうので、それを抑えるために、ついついお酒を飲んでいました。
 休日に朝から飲むようになり、家族が見かねて家にある酒を全部捨てたところ、今度は帰宅途中に歩きながら飲酒しているところを近所の人に目撃されたりするようになり、体調不良が続き、食事も取れない状態でヘロヘロになって内科を受診したところ、肝機能障害のため即日入院することとなり、そんな入院を数回繰り返しました。
 内科の医師からは禁酒を言い渡されていたにもかかわらず、内科入院中も我慢できずに近くのコンビニで飲酒して、アルコールの匂いをさせながら病棟に戻ってきたため、医師からアルコール依存症を指摘され、精神科医の診察を受けるように勧められました。
 オーさんは身体の治療とアルコール依存症の知識を学ぶために、久里浜のアルコール症の精神科に入院しました。主治医から繰り返しアルコール依存症の説明を聞くにつれて、しばらくは自分がそうであるとは認められなかったけれど、節酒では解決できず、断酒しかないこと、また、断酒をしばらくしていても、いったんアルコールを少しでも口にしてしまうと、すぐにアルコールを大量に摂取する状態に戻ってしまうことを徐々に受け入れられるようになりました。
 退院後は定期的に外来に通い、AAに参加しました。このような本人の取り組みに家族も協力し、家にはアルコールをおかないようにしました。
 その後、アルコール依存症のことはナイショで再就職して、酒を一生口にしないことを誓って、それを守りながら今では平和な生活を送っていますとさ。

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arikui

  ストレスによる不快な気分を手っ取り早く解消できるのがアルコール、けれども、過ぎたるは及ばざるがごとしというように、まぁいろんな弊害が段々と順番に確実にでてきます。
 飲み過ぎないように注意が必要だけどアルコール性肝障害の人に、お酒をやめなさいと言ってもほとんど効果がないように。
 アルコールを飲まざるを得ないストレスフルな現実があるからです。日頃からアルコール以外の方法でストレスを解消できるような工夫が大切なんだな。

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ハート

 アルコールは体内に入るとアセトアルデヒドという有害な物質に変化します、からだの化学工場である肝臓でこの有害なアセトアルデヒドを無害な酢酸に変化させなければなりません。アルコールの量が多いほど、工場である肝臓はフル稼働で働いています。
 アセトアルデヒドの処理が不十分であると、蛋白質や脂質を変化させ肝臓に悪さします。さらにアルコールは有害な活性酸素の生成を促し、細胞を傷つけます。
 肝臓自体は再生能力の高い臓器です。たとえば、手術で3/4切除しても、元の大きさまで再生する能力があります。しかし、アルコールによる障害が長く続くと、ボディーブローのようにジワジワと効いてきます。脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変と不幸の階段を降りていきます。肝硬変まで行き着くと、さすがの肝臓も再生能力はなくなり元に戻ることはできません。黄疸や腹水、脳症などの症状が出現し、肝不全や肝臓がんで死にいたります。
 アルコールを処理することばかり、強調されているけれど、糖・蛋白質・脂肪を体内で使える形にして貯蔵し、必要な時にエネルギーのもととして供給しています。ですから甘いもの・脂っこいものの摂生にも注意が必要ということなんです。

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heri
 
 断酒を決意していない人がアルコール精神科を受診しても、医師から「断酒をする気になったら来てください」と言われることが多かったようだけれど、最近は断酒を決意するまでには至っていない人が受診した場合、先ずは外来通院だけでも続けて、飲酒に関する話を重ねていくといったパターンが多いようですね。医者もやさしくなってきたようだけど、当たった医者にもよるみたいです。
 先ずは、気軽に専門機関に相談してみることが大切ですよ。

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15

 日本人は体質によってお酒に強い酒豪タイプからまったくお酒が飲めない下戸タイプまで様々に異なるのが特徴、その割合は五分五分と言われてる。お酒の飲み方も体質に応じて十人十色だし。
 体質によってアルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素の働きが大きく異なり、お酒の飲み方も違ってくるというわけ。だから、自分の体質を理解し、それに応じたお酒とのつき合い方を知ることが大切なのだ。
 アルコールもアセトアルデヒドも分解速度が速い体質は、酒に強いのでついつい酒量が増えてしまいがちで、高血圧、脳梗塞、アルコール依存症になりやすい。僕はこのタイプです。
 全体として、酒が残りやすい体質ほどアルコール依存症になりやすく、顔が赤くなりやすい体質ほどがんになりやすい傾向があるそうで。
 アルコール依存症になる前に自分のタイプをよく理解してればよかったのだけど、普通の人はそんなこと気にしないだろうしねぇ。

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樋口医師

 アルコールはタバコのニコチン、コーヒーなどに含まれるカフェイン同様、れっきとした薬物です。一般的じゃないけれどアヘンやモルヒネ、幻覚作用の強いマリファナやLSDなどと同じように、薬理作用による心地よさをまた味わいたいという欲求から、繰り返し使ってしまうという、いわゆる精神依存が形成されるものの中でも強い部類に入るものです。
 飲酒は未成年以外、法律で禁じられてはいませんが、社会的にも医学的にも、やはり許される限度というものがあります。
 永年の飲酒習慣や短期間での大量飲酒の結果、アルコールへの強い精神依存の状態になっている人は、麻薬の虜になった人と同じように、アルコールを飲んで酔う以外に頭になく、1日の生活がアルコールを中心として回転するようになり、次第にアルコールに溺れる結果になります。
 やはり、許される限度というものが重要なんです。自分はお酒に強い、たくさん飲めるからエライとかカッコイイと思っていた時期が僕らにもありましたね。今思えば、ほんとバカでした。

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kaki

 習慣的な飲酒とアルコール依存症の間には、たいした差はなく紙一重ですね。飲んで美味しいと感じる人は誰でもアルコール依存症になる可能性があります、朝や昼に飲むようになったら要注意ですよ。
 いくらお酒を飲んでも顔色一つ変えない人もいれば、一滴も飲めない人もいます。飲めないわけではないけれど、ビール一杯で顔が真っ赤になって、あとは眠くなるという人もいます。
 毎日飲む人たちの中でも、会社のつきあいとかで酒は鍛えられたという人も多いと思います、その多くがおそらく真っ赤になりながらも飲めるというタイプに当てはまりますね。
 そういうタイプが要注意です。というのは、顔が真っ赤になるということは体に負担のかかるアルデヒドを分解する能力が低く、いわば高濃度のアルデヒドに体がさらされる時間が長くなるということですから。
 口腔、咽頭、食道、胃といったお酒がカラダに入って行くとおり道の癌、アルコールが分解される肝臓の癌など、お酒と癌の関係は明らかですから。
 鍛えられて飲めるようになった人は要注意ということです。

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イチロー

 小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
 バカな親の見栄や自己満足でマンガのような、教師でも読めない名前をつけられた不幸な子が多い昨今、平凡な姓名でかえってその偉業がクローズアップされることになったイチローの存在は全国の鈴木さんと一朗さんに少なからぬ誇りをもたらしたに違いないよね。
 アルコール依存症から逃れる道も、飲まない1日、イチローの言葉通り毎日の積み重ねが、ただひとつの道なんです。

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ひまわり

 思考をあやふやにしていると、いずれあやふやな運命になる、マザーテレサの言葉。頑張っても思うように成果が出なかったり、やりたくないことばかりが増えて本当にやりたいことができなくなってしまいます。
1.思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
2.言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
3.行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
4.習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
5.性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
 これって、ゴルフの金言でもあるかも。

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久里浜

 断酒を決意しては失敗し、失敗しては、決意するというこの悪循環から脱出できるのでしょうか。それはやらざるを得ない状況を自分自身でつくり出すことかな。自分自身で勇気を持って、そういった場所に飛び込むとか、まぁ、断固たる決心をして前に進むしかないのだけれど、その最初の一歩がどうしても必要なんだよ。
 このあいだ、1年ぶりで久里浜病院を見に行った時に、KITANOの標識が貼ってある外廊下で5年前の入院時に一緒だった奴が東6のバッチ付けて歩いてるのとすれ違った、奴もこちらを気がついた感じだったけれど無言ですれ違った。彼は3回目ぐらいの入院なのかなぁ~、5年間モガイているんだろうな。
 僕にはなにも出来ないけれど、何かきっかけをつかんで復活できるとイイネ!

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