アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2014年08月

G30

 自分はアルコール依存症だと認めること、そして飲まない生活を続けることが基本。
 自己啓発の本なんかでは、やりたい事を明確にしようなんて書いてあります。実際にやってみれば分かるだろうけれど、これって超難しい。頭で考えてみるだけじゃ、まずわからないのが普通です。
 やりたいことを明確にする、何が自分の幸せかを知る、それが大事なのはわかります。でも、それができないから、多くの人は悩んでいるはずです。
 ちょいと視点を変えて自分がやりたくないことは、結構たくさんわかってるんですよね。つまり、本当に自分にとって、大切なものを明確にするために不要だったり、やりたくないことを明確にする。
 自分にとって不要で不快に思えるモノゴトを、1つ1つ取り除いていくのは、頑固に凝り固まっている依存症の脳味噌に変化を起こすためにはいいかも。

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とんぼ

 ウィキによると歩きスマホで駅のプラットホームから転落する事故が2010年度に11件、2011年度には18件がおきてるそうです。
 スマホや携帯を見ながら平気で歩いている人とすれ違うたびに危ないなぁと思うことがよくありますね。
 と書きながら、正直に考えると僕だって歩きスマホは時々してしまいます。それくらい、これはなかなか止められない習慣ですね。
 歩きスマホを止めるには、一瞬立ち止まることを意識して携帯やスマホを操作すること、電柱や自販機の陰にでも入ったり、わきに立ち止まってみる。
 そのちょっとした動作が決して大げさではなく人生を変えてくれるかもしれません。歩くのをちょっと止めてみる習慣が身につきだし、事故からあなたを救ってくれる。自分自身に意識を向けてみる一瞬の習慣行動、飲酒欲求があったら、立ち止まってみること、こちらも大事ですねぇ。

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neko

 コンビニで24時間お酒が買える日本は、宗教での禁酒国よりアルコール依存症になりやすい環境と言えます。大体、アルコールを飲むことのない国では、アルコール依存症になるわけないしね。
 アルコール依存症にすでになっている人からすれば、アルコールが容易に買える日本では完治させるのが楽ではない土壌だと言えます、ドバイにでも移住しますか(笑)
 日本は文化・社会的な環境は良いけれど、これとは違う観点から依存症を患う場合があります。アルコールを使用している職業といえば、飲食店で働く調理師といったタイプがそれにあたります。
 お酒とは無縁の職業の場合でも、身体的・肉体的に厳しい環境の職業に就いている人も、アルコール依存症になってしまう可能性が高いと伝えられています。体が辛かったり緊張している状態に身を置き、アルコールの力でストレスから解放しようとする。まぁ、色々ありますねぇ。

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kawasaki

 8月も終わり、なんだか急に涼しくなってきたようだけど、残暑が盛り返してくるんだろうな。
 そうねぇ、小学生のころの8月の終わりは過ぎ行く夏を惜しむなんて悠長な気分にはなれず、まったく出来上がっていない宿題、自由研究や、書くどころか読んでもいない読書感想文に追い詰められていた記憶が甦ります。みんな辛い思いでがあるはずですよね。なんだかあの小学生の頃と、こんな年齢になっても大差ない感慨に耽るワタクシ、この夏にやらなければならなかったダイエット、はい出来ませんでした(笑)
 ふと思うのです、人生を旅にたとえれば。新幹線、急行列車、鈍行列車など々、どんな列車に乗車するかで自分の旅の質は変わるのかもしれません。その人生の旅列車を、どんなふうに仕立てるかはすべて自分次第。
 目的地まで、いかに快適な空間で過ごしていくか。終着地まで、いかに愉しみながら人生を過ごしていくのか。
 不安もあるし、楽しみでもあるますね。

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MJ

 つよし君の六本木全裸事件は2009年の4月、自分がアルコール依存症と診断されたのもこの頃で7月末には久里浜病院に入院して、以来なんとか断酒することが出来ています。
 この年の夏にはマイケル・ジャクソンが6月に心肺停止状態に至り死亡。ノリピーが覚せい剤で話題になったり、中川大臣が大酒家突然死症候群でなくなったりしました。
 2009年の出来事。同じ依存症のワタクシとしては、4人の事件はいまでも強く記憶に残っています。大変なのは僕だけじゃないんだと自分にかぶせて色々考えたりしたものです。
 テレビでつよし君が5年ぶりにビール飲んだと聞いたけれど、中身はノンアルコールだったと思いたいですねぇ。

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ペンギン

  8月も下旬です。夏が終われば食欲の秋ですからね、そんな秋に備えて腹八分目ってのはどのへんなのかを考察してみます。
 今までは自動的におなかがいっぱいに満たされるまで食べていますよねぇ。もったいないからと、皿にのっている料理を全部たいらげていますよねぇ。
 しかし食事の最後のほうで、そのひと口を口に運ぶときに、じっと考察してみましょう。このひと口は僕のカラダに本当に必要なのかいらないのか(笑)
 つまり無自覚に箸を運ばないで最後の一口をどうするか考察すること。これを少しずつ積み重ねることで腹八分目というものは自覚できるのかもしれませんねぇ。

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aki

 処暑を過ぎて、暑さが和らぐ頃なんでしょうね。けれどニュースは大雨と土砂災害の報が続く。たしかに大雨で暑さは飛んでいってしまうけれど激しく降りすぎて大変なことに。
 つくづくと思うことは。自然に丁度いい加減というものを期待するのは無理なのかしら。
 街を歩けば、たくさんのコンビニ、カフェやファーストフード店、この夏は暑くて何時の間にかアイスを買って何気なく口に運んでいた自分がたくさんいました(笑)
 肥満というのはふつう、からだが太っているという意味だけど、医学的に「肥満」という言葉を使うときには、脂肪が一定以上に多くなった状態のことをいうんです。
 人のからだはさまざまな物質でできているんだけど、おおまかには、水分と、筋肉に多い糖質とたんぱく質、骨に多いミネラル、脂肪でできているといえるんですね。肥満というのは、このなかの脂肪の割合が多すぎることなんです。だから、体重が重くても、プロレスラーやアスリートなど筋肉や骨の割合が多い人は脂肪は少ないから、肥満ではないんですね。
 BMI25以上は肥満と判定されるけど、肥満に伴いやすい病気である、高血圧や脂質異常症、糖尿病などがなければ、病気とはいえないんですね。日本肥満学会がBMI22が標準と決めたのは、その数値なら肥満に強く関連する病気、たとえば高血圧、脂質異常症、糖尿病などにかかりにくいからなんです。そうして、25以上になると、そうした病気にたいへんかかりやすくなるんです。だから、もしBMI25以上なら、まだ血圧や血中コレステロール、血糖値などに異常値がなくても、十分に注意しなければならないっていうことですね。

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kurihama

 久里浜病院でやっていることは、西下病棟での安全な解毒治療と身体疾患に対する治療、そして東6病棟に移り開放的な環境で、自主運営的な組織のなかでアルコール依存症についての正しい知識の吸収、酒害体験の掘り起こし、認知行動療法、自助グループへの通い方、そして、家族の回復に向けてのお手伝いですね。
 自分自身がアルコール依存症だとなっとくすること、そして本格的な断酒に向けての指導ですね。
 久しぶり行ってきたけれど、素晴らしい海と山の緑、入院するなら夏にかぎるなぁ(笑)

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out1

 本屋でひらづみされて売れている自己啓発本を読むと、それだけで人生が変わるというような錯覚をしちゃうんだろうな。そして変わろうと決意する自分自身に満足するだけで終わってしまうのでしょうね。
 そんな感じで、時が経てばまた同じように人は繰り返し悩み、悩んでる人がいるからこそ、本屋ではそういう類いの本を買っちゃうんだよな。
 今年初めて、くりはまメンタルクリニックDr.宮川の外来に行ってきました。そして帰りに久里浜病院に寄ったら、東6病棟の現役が体育館では卓球とバドミントン、そとではミニゴルフをやってた。
 もう退院して5年なのに、まぁ~っ元気そうじゃないのと看護師さんに2人も声をかけられました、たくさんのアルコール依存症の患者がこの病院を通過して行っただろうに覚えていてくれると嬉しいものです、Dr.宮川も看護師さんも専門家だから、こいつは飲んでないなってのはスグわかるんだろうね。
 作業療法士の人が芝刈り機でゴルフ場を整備する姿もなつかしかったし、この久里浜カントリー倶楽部では3アンダーを記録しているんです。また挑戦したいけれど再飲酒でスベッて入院しないとプレー出来ないんだよね(笑)

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カキ氷

 肥満、脂質異常とか非アルコール脂肪肝は本来、食事が過食や偏食になっているために起きる病気であり、過食や偏食を正すことが最も重要になります。最近の日本では、食事自体の摂取カロリーが高すぎる傾向だから、バランスのよい食事を心がけていても、ついカロリーオーバーしてしまうわけですね。自分感覚でもそう思います。
 摂取カロリーの目安としては、1日に標準体重当たり25~35kcal/kg/日と言われています。これはどれくらいかというと身長170cmで1600~2200kcal/日くらいです。急激な体重減少は反動も起きるため、まずは5%の体重減を目標として、月に1kgくらいの減量にとどめるほうがいいらしい。
 食事で意識するとすれば、炭水化物として甘い菓子・アイスクリームなどはダメ。食物繊維は不足がちだから、ビタミンCやEを補給する意味でも、野菜、海藻類、きのこ類を増やす方がバター。

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musi

 まだまだ昼間は暑い。朝晩は秋の気配がすこし感じられますね。
 日本人男性の平均寿命が初めて80歳を超えた。2013年の平均寿命が前年を0・27歳上回り、80・21歳となった。女性は前年より0・2歳上がって過去最高の86・61歳となり、2年連続の世界一だった。厚生労働省が7月に発表した簡易生命表で分かった。
 男性の平均寿命は前年の世界5位から4位に順位を上げた。世界一は香港の80・87歳。平均寿命が延びたのは、各年齢でがんや心疾患、脳血管疾患、肺炎の死亡状況が改善したためという。
 最も古い1891(明治24)年の調査で男性が42・8歳、女性が44・3歳。戦後間すぐ1947(昭和22)年は男性が50・06歳、女性が53・96歳。1984(昭和59)年に女性が80歳を超えた。女性に29年遅れて、男性が80歳を超えたことになるとのこと。
 僕は平均寿命まであと25年。好きなゴルフを突き詰めるには充分なようで、体力の衰えとかを考えると、意外と足りない持ち時間ではあります。
 スティーブ・ジョブズはこう言ってる。33年間、私は毎朝鏡を見て自分にこう問い掛けるのを日課としてきた。『もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?』と。それに対する答えがNOの日が幾日も続くと、そろそろ何かを変える必要があると考えはじめるのだ。
 あと25年と考えると、そろそろ何かを変える必要があるのかしら。まぁ、断酒期間があと25年と考えればたいした事はないじゃん。

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UMI

 自分より重症の人と比較して、あそこまで行っていないからまだ大丈夫などと安心しやすい傾向があります、アルコールの問題はもちろんだけど、今の僕はメタボリックな中年小太り体形が最大の懸案事項かな(笑)
 太鼓腹に三段腹、ビール腹は関係ないけれど、太ると持病の腰も辛いしみっともないし、会社の人間ドックにも行かにゃならんし、やはり秋にはスッキリ体形になりた~い計画。
 腹囲の基準、男性85センチを超えたら生活習慣の改善を目指す必要がある、でおへその上で計ったら98cm。身長168cm、体重71.5kg、BMI25、肥満体形。
 運動によるエネルギー消費は裏切らないとのこと、70kgの人なら1時間のウオーキングで150Kcal消費し、1年365日続ければきちんと3.6kg減る。もちろん、この間にエネルギー消費より多く食べすぎればまた別の話で、そこは秋になって涼しくなればアイスクリームやシャーベットも食べなくて済むし。我慢できなくなったら甘いものは和菓子系にする。
 基礎代謝量、体温保持や呼吸などで消費される生きている上で最低限の消費エネルギーのことで、1日のエネルギー消費量の約7割はこの基礎代謝が占めるのだ。最もエネルギーを消費するのが筋肉なので、筋肉を増やせば自ずと基礎代謝量は増え消費エネルギーも増える。太りにくい体になれるということだ。
 やはり、基本は動くこと。ウォーキングとラジオ体操、ストレッチ、この3つならなんとかできそうです。プラスなるべく毎週ゴルフに行くこと。

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花火

 多量の飲酒を続ける生活は、さまざまな生活習慣病を引き起こします。脂肪肝、肝炎、肝硬変といった肝機能障害はもちろんのこと、すい臓炎、糖尿病、高血圧、動脈硬化症、心臓疾患、脳血管障害など、全身のあらゆる病気の原因になるといっても過言ではありません。がんについては、特に咽頭がん、口腔がん、食道がん、大腸がん、乳がんなどと大量飲酒との強い因果関係が指摘されています。
 断酒してから5年、煙草も一緒にやめたけれど体重は10kg増えた。これからは単なるデブとして病気にならないように色々なことを改善していかなければなりません。肥満・脂質異常症・糖尿病・脳卒中・心臓病・高血圧などですね(笑)
 今BMI25-26だから、まずは痩せること。5kg減を目標にどうすればよいのかを考察して、9月から実行に移していくことにします。先送り体質(笑)
 1日1万歩とラジオ体操第1-2は出来ているんで、甘いもの方面注意報かな。

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wani

 感情を意のままに操ることはできません。いま起こっている感情は、あるがままに受け入れるしかないのです。
 感情には快と不快があるけれど、いつもいい気分でいたいと願っていても、そうはいきませんよね。怒りや悲しみ、不安などを自由に消してしまうことはできないし。
 爽快感や喜びだけで生活したいというのは無理。晴れの時は気持ちよく、あらしの時はそれなりに生活する。感情との付き合いも同じですね。  
 どんな場面でも平常心でいられたら達人だよ。どんな時でも普通にできる工夫をしていけばよいのかしら。思い通りに感情を動かすことは不可能だけど、考えて行動を変えることは可能ですから。
 これってアルコール使用障害からの回復だけじゃなく、ゴルフ道にも通ずる考え方だとおもうんよ、何ごとも精進です。

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にわとり

 アルコール依存症の原因は多量飲酒です。でも多量飲酒のすべてがアルコール依存症になるわけではありません。同じように飲んでいても、ある人はアルコール依存症になり、ある人はなりません。この違いはどこからくるのでしょうか。
 アルコールは肝臓の働きでアセトアルデヒドに変わります。さらに、アセトアルデヒドはALDH2という酵素の働きで無害な酢酸に変わります。2型アルデヒド脱水素酵素=ALDH2
 このALDH2には3つの型があり、酵素の活性が強い人と弱い人、そして活性がまったくない人がいます。お酒に強い人はアセトアルデヒドの代謝速度が速い活性型、逆に遅いかまったくない人はお酒に弱いタイプです。自分がどの型を持っているかは親から受け継ぐ遺伝子の組み合わせによって決定され、後天的に変わることはないらしいです。長年飲んでるうちに、飲めない人が鍛えられて酒量が増えるのも、肝臓などの負担が増えて危険なことなんです。
 ちなみに、白人と黒人は全員酒に強いタイプとのこと。よく言われる欧米では、アルコール依存症の施設が充実してるのもわかりますね。

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ミミズク

 さまざまな問題が起こっているのが解っているのに、なぜにアルコールを飲んでしまうのでしょうか。自分でもわかっているのに飲む量を減らすことができないのでしょうか。
 病的飲酒欲求の回路スイッチが入りっぱなりしになっているからですね、まぁ意思を超えて脳が酒を要求していて、それにあらがえないからですか。
 脳内の変化は見えないから、自分がこの病気になったことをなかなか自覚できず、失敗を繰り返して重症化していくんです。
 酒量を減らしたり急に飲むのをやめたりすると、手が振るえたり眠れなくなったり落ち着きがなくなったり、ひどい場合は幻覚がでたりけいれんを起こして倒れたりすることがあります。離脱症状があればアルコール依存症にまず間違いないのですが、離脱症状が出ないアルコール依存症もいますから要注意。
 まぁ、あわてず、あせらず、あきらめず。これでやっていくしかないんです、くやしいけど。

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aaaa

 なかなか縛られていたものや、とらわれていたものを手放すことは出来ないものです。生きていくために必要なものは、ある程度の健康とお金、幸せに生きるために必要なものは、それなりの健康とお金、そして夢や目標とか愛する人かな(笑)
 人生で必要なもってそれほど多くはないのかもしれません、その量は人によって違うし、多くを求める人よりも、少しでいい人のほうが幸せになりやすいかな。
 より幸せになるためには、実践する勇気が必要なのんだろうな。
 断酒を決意する時だって、そうとうな勇気が必要だったようにね。

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117

 もともと高慢さとか、こうあるべきだと決めつけたり凝り固まった考え方の持ち主で、それが大酒によってより強化されていったのだと、この頃わかったような気がします。
 けれども当時はまったく気づきせんでした。酔った頭で考えると、どんどん自己中心的になっていきます。自分は正しいのに理解してくれないのは周囲が悪いからだと思い、いつも頭の中で何かを責めたり怒りが心の中をしめていました。アルコール依存症は精神病でもあったのです。
 おのれの生きづらさやバランスの悪さに目を向けるのは、とても苦しいことだけど、今でこそ自分の感じたことを素直に言葉したり、ようやくこれが自分なんだと受け入れることが少しできるようになった気がします。

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ロールスロイス

 ダメなことはダメです。ですが人はリラックスして生きていかなきゃストレスで固まっちゃう。ダメなことはダメだけれど、そのダメなことをしちゃうことも受け入れながら生きていることもたしかです。
 僕らはバカで、だらしなくて、だからこそ楽しさや苦しみがあるのだし。人間が生きる生活には本来もっと余裕があるべきなのだ。
 そして多くの人はそんなこと、とっくの昔に知っていて、みんなうまいことやりながら許し、許されて生きている。ダメなことはダメだ。その通り。が、実は人間はそうは言いながらもう少しリラックスして生きるものだし、ダメなことを許容しながら生きている。
 僕の場合は飲酒以外は許されることもありですが、あまり油断しているとメタボと脂質異常がヤバイ雰囲気です(笑)

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VW

 自然な感情が姿を消してしまいます。そして喜びや楽しみなどを生き々と感じることがなくなり、悲しみや怒りはお酒で紛らわしたり酒のちからを借りて爆発させたりするようになります。
 不安を表現する変わりに怒鳴ってしまったり、すまない気持ちをだすことができなくなり、なるべく平気なふりを装い、つらい気持ちを感じないよう自分の感情を麻痺させながら飲み続けます。

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FIAT500

 アルコール依存症になりやすいタイプというか、性格は関係ないらしいです、でもこの病気が進行するにつれて、アルコール依存症特有のものの考え方や病的精神状態が現れてくるのです。
 アルコールの飲み過ぎが原因で、健康や社会生活に問題が生じてきたにもかかわらず、肝臓など体の病気を治すことに夢中になったり、自分の飲酒から目をそらそうとする。アルコール依存症とは思わないから内科での入退院を繰り返すことになり、だんだんと自分はアルコール中毒ではないかとのイメージがふくらんできて不安になってくるのですね。
 進行すると飲むこと以外何もできなくなる。何をやっても飲酒のためにうまくいかなくなり、自分だけが、ほかの人と違ってみじめな人生を歩んでいるように感じる。特にアルコールが切れてきたときには、何とも言えない情けない気分になりやすい。飲めば一時的に不安が解消されて繰り返しになるわけです。
 飲み過ぎさえしなければ、もっといい人生を送れたはずだと思う反面、このなんとも情けない気持ちを解決してくれるのは酒だけであり、自分から酒をとったら何が残るだろうかと考えてしまう。そして、酒を手放すことがひどく恐ろしいことのように感じるのである。しかし、飲酒によって一時の解決を図っても、そのアルコールが切れてくると、また同じ状態になるという悪循環を繰り返すことになる。
 この悪循環を断ち切らなければ、あとがないということなんです。

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S800

 アルコール依存症の原因には、脳内の神経科学的変化とともに、脳の変化を悪い方向に拍車をかける心理的、環境的要因などが複雑に絡んでいて、アルコール依存症から回復するためには正しい治療が必要と言われています。
 精神科でアルコール依存症専門のドクターは色々な症例とか、脳のCT画像、全体的に患者を診た感じなどで判断するのだろうけれど、まぁ診療室のドアを入ってきた患者をひとめ見れば、その患者の進行具合はだいたいわかるのでしょう。
 一度アルコール依存症になると、長期にわたる大量飲酒で脳内に神経科学的変化が生じ、脳へのアルコール作用が刻みこまれてしまいます。
 断酒をしているのに、少量でもアルコールが体内に入った時点で、あたかもスイッチが入ってしまったように飲酒コントロールを失いやすくなるのです。そのため適度にお酒を嗜むことはゴールにできず、2度とアルコールを体内に入れないという徹底した目標を持つことが肝心なんです。
 (肝)と(心)ということですね(笑) 

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ルノー

 僕はお酒が大好きでした、酒を飲むのは人生の大きな楽しみの一つでした。よく言われているようにアルコールは純然たる毒物であり、摂取することによって健康に寄与することはありません。
 酒を少し飲む人のほうが長生きするという統計があるそうだけど、おそらくそれはお酒の場、適度に楽しい気分とか家族や友人たちと楽しく食事する機会が多いことによる効果であって、アルコールを飲むことの効果によるものではないということでしょうね。
 僕はアルコール依存症、この5年間ほど断酒が出来ていて飲酒は皆無であり、行ってもいいかなと思った飲み会の時にはミネラルウオーターとかウーロン茶などでも楽しめるものです。
 今の世の中では全ての毒を排除して生きるのは難しいことだけど、普通の人だってアルコールみたいに罪悪感のない毒物を摂取する場合は、色々と理解した上で飲むことも本当は必要なんだろうと思います、無理だろうけど。

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mini1000

 ウイスキーは中世に錬金術が発達するかていで偶然作り出されたようです。初期のウイスキーは穀物から作った酒に含まれるアルコールを蒸留し濃縮しただけの無色透明な酒でした。
 このアルコール度数の高い酒には不老不死の効果があると信じられており、ラテン語でアクア・ヴィテ(命の水)と呼ばれました。これが後に、ヨーロッパに伝わって、ビールを蒸留して作られるようになり、やがてウイスキーという言葉へと変化したらしいのです。
 18世紀にスコットランドがイングランドに併合されると、ウイスキーにも課税がかけられるようになりスコットランドの人々は、イングランド政府に支払う酒税を免れるために、密造したウイスキーをシェリー酒の空き樽に隠しました。そのときに樽の色や香りがウイスキーにうつり、現在のような琥珀色で樽香のあるウイスキーが誕生しましたとさ。
 日本酒にも灰が放り込まれたことから、濁り酒が無色で透き通った清酒に変化したお話があるように、色々なウンチクがあるのですね。

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FLAT-4

 広島原爆から69年、当時20歳だった人がもう89歳ということ。こうして原爆の生き証人がどんどん減っていき、徐々に国家やアメリカの権力によって原爆の巧妙な正当化が行われていくのでしょうね、歴史とはそういうものだ。東電福島原発は別の話と言うことですね。
 むかしの人が持っていなかったものを現代の僕らは手にしてる。国や権力がコントロールできないSNS世代の現役たちは、なにかを改善するという意思をもつべきなのだろうね。中国みたいな何でもありの個人主義はイヤだし、韓国もしかりですねぇ~。中東みたいな宗教系でもめるのもなんだけど。
 僕は政治宗教に関心なくて。選挙も無党派層で、ブログとかで政治発言をしようとかではないけれど、色々わかった上でちょいちょい面白いことを発信してる人達がいるでしょ、そういうのが集まったら、例えば維新の会的なポジションでサスティナブルなパワーとなったらいいかしら、イイネ!
 まぁ僕のは、お気楽なアルコール依存症の戯言だけど、ひとり自助会と思って毎日一人ミーティングをしてるイメージなんです(笑)

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シトロエン

 仕事で受けたストレスをいやしてくれたり、元気と笑顔を取り戻すための場所が家とか家族ですね。でも家庭が家族の心を締め付けたり、外にはけ口を求めるケースとかもあります、ウツとか引きこもりとか。
 幸せってのは理屈で考えるものではなく、心でぼんやりと感じる、ほの温かい感覚のようなもの。そういうのって毎日の積み重ねによって出来上がる。では、このほの温かい感覚を家族みんなが持ち続けるために必要なのは、どんなことかといえば、やはり互いが互いを見守る思いやりなのかな。
 見守るという言葉はよく使われるけど、その具体的な意味は意外に分かりにくいですね。
 見守るとは相手の無事や平穏を祈りながら、しばらくなりゆきを見ること。そして危ないなと思ったときには、すぐに相手を守ること。家族の場合、普段はお互いを束縛しすぎずに楽しく過ごし、危険を察知したときにはいちばんに守り合うことだと思うんだけど。

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あああんn

 アルコール依存症の平均寿命は50代前半といわれてて、残念なことに専門の久里浜のような病院に入院して治療を受けても8割の人が再飲酒してしまい、10年後には4割の方が亡くなります。
 いまの癌よりも死亡する可能性が高い病気となってます。せっかくの専門治療を受けて自助グループに参加しつづけていても、喉元を過ぎると熱さを忘れみたいな、1杯なら大丈夫、もう大丈夫だろうという悪魔のささやきに負けて飲んでしまう、そういう逃れ難い重大な病気でもあるんです。
 死因でもっとも多いのは肝硬変で、急性心不全、酔って転がり落ちたり、大酒家突然死症候群のように朝になったら死亡してた、自殺も多いらしいし、急に命を落としてしまうことが多いのです。
 癌や糖尿病、心臓の病気群と、決定的な違いは断酒をすれば病気は進行しないということなのです。心のやまい・精神的な部分は断酒がつづく限り良い方向へ向かいます、大半は今のまま飲み続けては危ないと気づいているのだから、やれば出来るはずだよ。

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がんも

 暑いけれど夏の晴れ渡った空って、気持ちを開放的にしてくれると思うのです。この盛夏の時期をいかに愉しんでいこうかと。自分次第でいかようにも愉しめるのではないかとあれこれと思い巡らすこの頃。あらためまして、暑中お見舞い申しあげます。
 この夏の一言、苦しみが大きければ大きいほど、乗り越えたときに得るものも多いのです。

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nobita

 アルコール依存症患者なら、誰もが経験している事実。一杯飲んでしまえばまた同じつらさが待っていることは体で理解しているのであります。
 一般的にアルコール依存症で入院した患者の70%は退院から1年以内に再飲酒にいたると言われてる。2年後も断酒が続く人は約2割がいいところらしいです。
 僕はこの秋で退院5年目になるんだけれど、生命保険の更新時期で病気が治って5年たつと告知義務が無くなるらしいのだけど、久里浜病院を退院したら治ったと言っていいのだろうか?、生命保険の告知義務のはなしですよ。

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ドラえもん

 どっちも自分が正しいと思ってる、戦争なんてそんなもんだよ=ドラえもん=という、日本中で知らない人はいないドラえもんの名言であります。この言葉、まさしくその通りで自分の考えが正しいと頑なに言い張ると、共感してくれる人達がいるかもしれないけれど、別の考え方の人とは必ず対立が生まれてしまうものですね。
 キリシタンが、イスラム教の人の集団の中で、キリスト教は素晴らしいとか言ったら衝突が生まれるのは必至でしょう。
 双方にもっともな言い分があり、お互いがそれらを信じている。それぞれに、自分の信じる正義がある。そうでなければ本当に戦争なんて起こりませんよね。
 いずれにしても自分が正しいという想いは、1つの解釈であって、違う考えの人からみればそれは事実ではないということ。
 まぁ、小さな空間のことかもしれんけど、僕らのお酒についても色々な方面から見つめ直し、悩んでハイブリットで前進するしかないと言うことですか。

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らも

 飲酒をコントロールできなくなっているのに、このことを認めるまでにかなりのトキが経ってしまうことが多いのです。
 飲み過ぎないようにすればよいという節酒論をあきらめられないのです。上手に飲める方法を探して色々なことを試してみるのですが、うまくいくことがあっても、最終的には飲み過ぎてしまうのですね。
 酒が教えてくれる、という言葉があります。飲んでどうにもならなくなるという底付の経験を通してしか、この考えが変わることは難しいです。
 節酒ができない状態になっているということを認めて、ほんとうに断酒を目指さない限り、アルコール依存症がすすんでいき、いずれは死にいたるのです。
 やはり、初心・基本を忘れずにということで、よろしくお願いいたします(笑)

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