アルコール依存症日記 2009久里浜の夏から

久里浜アルコール症センター 東6病棟492期 since2009年9月12日

2014年03月

cat

 アルコール依存症で症状が進んでくると、お酒を飲むことが中心になり、ほかのことは何もできなくなる。何をやっても飲酒のためにうまくいかなくなり、自分だけが、廻りやほかの人と違ってみじめな生活をしているように感じる。 特にアルコールが切れてきたときには、何とも言えない情けない気分になりやすい。お酒を飲めば一時的ではあるけれど、そうした気持ちから解放されるんです。
 飲み過ぎさえしなければ、もっといい人生を送れたはずだと思う反面、このなんとも情けない気持ちを、解決してくれるのは酒だけであり、自分から酒をとったら何が残るのかしらと考えてしまう。
 そして酒を手放すことがひどく恐ろしいことのように感じるのであります。だけどお酒を飲むことによって一時の解決を図っても、そのアルコールが切れてくると、また同じ状態になるという悪循環を繰り返すことになるんです。
 この悪循環を断ち切らなければ、アルコール依存症からも抜けられないし、さらに酷い方向へ奈落の底に落ちていくわけです。

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one way

 アルコール依存症は否認の病と呼ばれます。問題が起きているのに認めようとしないからね、でも本当は何年も前から、今のままの飲み方ではまずいのではないかと気づいていることがほとんどだと思います。
 家族は飲ませないように、お酒を隠したり、買えないようにお金を制限したりなど必死になっています。飲みすぎで仕事を休んだ連絡とか近所迷惑をかけて尻ぬぐいをさせられます。
 これらは自分の起こしている問題に気づくのを遅らせ、この病気の進行に手を貸すことになってしまうのですと習いました。起こった問題を本人に返し、自身のアルコール問題に正面から向き合うことを援助することが重要だということですね。これらを実践するのは簡単なことではないので、アルコール依存症専門の家族教室や家族の集いに参加して具体的な対処法を覚えていくことが肝心です。
 1回の専門治療で断酒できる人は実は少なく、久里浜に入院したときの同期には、2回目とか3回目なんて奴もいたし。4回目は受け入れてくれないらしいけどね。
 まぁ、うまくいくまでに2年や3年はかかると考えておいた方がよいですね。アカンとは違うアプローチの新薬が大塚製薬から出るらしいし。

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sakura

 なんで色々な問題をかかえてるのに、大酒を飲んでしまうのだろうか、そして減らすことができないのでしょうか。脳内の変化は見えないので、自分がこの病気になったことをなかなか自覚できないで失敗を繰り返してしまうのですね。
 離脱症状が出ていればアルコール依存症でまず間違いはありませんねぇ~、はい。
 うつ病の合併も多くて何年も抗うつ薬を飲み続けている人が少なくないらしいけれど、アルコールを断たない限りうつ病だって治らない。
 自分はアルコール依存症なのだろうか、うだうだ言ってないで精神病院に早く行きなさいということだな。

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kawaseni

 人はみんな親に育てられて成長する。ぼくらの年代になると今度は逆に親の面倒を見ることになる。
 いつまでも健康であればいいけれど、少しずつ体調を崩して行ったり、物忘れがひどくなったり、怒りっぽくなったり、足腰が痛くて歩くのが遅くなったり、だんだんとからだが弱っていくのは否めないですね。
 兄弟姉妹がいればいいけれど、病院へ定期検診に連れて行ったりが週に3回とかケッコウ忙しかったり。それを苦労と思うか否かは、今までの親子関係とか、現在の家庭環境や状況によって個々にちがうと思う。
 車がなければ急に病院へ連れて行くのも大変だろうし、そうは言っても見殺しには出来ないし、動けるうちに行けるところには連れて行ってあげたいけれど。
 そんな諸々なことを当たり前なのかもしれないけれど、またぁ~って嫌な顔しないで当たり前に出来る人は素晴らしいと思う。
 5年前に久里浜病院に行ったのも母とだし、アルコール科の家族会にも必ず出席してくれてたんだよね。うちは悪性リンパ腫6年目と重度の脊柱管狭窄症だけどまだ動ける、永生きしてね。

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a

 病気ってどうしてもネガティブなイメージが先行してしまうけれど、そのエネルギー自体はとても大きい、アルコール依存症の場合にはすごく大きな力で羽交い絞めにあっているような。そのエネルギーをプラスに変えて自分の才能として活かすことができたら、それって凄い強みや自信に繋がるようなね、そんな気がします。
 症状の回復していくプロセスというのは、その人自身の本来の自分らしさを取り戻していく過程です。これは何もアルコール依存症だけの話ではなく、ちょっとしたカラダの疲れや不調にも当てはまると思うし、健康という万人に向けられた漠然とした概念や、よりパーソナルな心理や精神の健康であり、そこから個々のアイデンティティーを引き出す道筋なのかな。

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fuji

 アルコール依存症になった自分、その不運を社会や他人のせいにしてしまうときがあります。人生を楽しくできるかどうかは、自分の気持ちの持ち方次第ですよね、まだまだ修行です、精進です。甘いもの依存も精進しなくてはなりません(笑)

・心が変われば態度が変わる
・態度が変われば行動が変わる
・行動が変われば習慣が変わる
・習慣が変われば人格が変わる
・人格が変われば運命が変わる
・運命が変われば人生が変わる

 フェイスブックで教えてもらったヒンズーの教えだってさ。

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usi

 アルコール専門の治療を受けても、喉元を過ぎると熱さを忘れて1杯くらいなら大丈夫だろうとか、たまには大丈夫だろうという誘惑、悪魔のささやきに負けて飲み始めてしまう例が多いのです。
 僕らの病気は残念なことに8割の人が再飲酒してしまい、10年後には4割の方がお亡くなります。ガンよりも死ぬ病気と言ってもいいらしい。
 そして死因でもっとも多いのは肝硬変から肝臓ガン、咽喉や食道ガンのなど毎日直接アルコールが触れていく箇所の病気、酔って起こした転落事故とか、吐血や悲観しての自殺などで急に命を落としてしまうことも多いのです。このようにガンに匹敵する致命的な病気なんですが、癌と決定的に異なる点としては、断酒をすれば病気はもう進行しないということなのです。

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kujira

 社会の風潮として本当のことを言ったり、みなと違うことを言ったりすると叩かれてしまうことってよくあること、出る杭は打たれるということですね。
 自分が考えたこと、感じたことを却下される場合や環境だってたくさんあります、たとえば夫婦であれば、一方の意見が強すぎて、もう一方は何も言えないことは普通だけど、事柄や場合によって立場はころころ逆転して、そういうのが嬉しく幸せだったりしてね(笑)
 そんな普通の生活の中で、人の意見や社会の意見が僕らのあと始末や責任をとってくれるわけではありません。
 責任を取るのはあくまでも自分自身です。無責任な人の意見を採用するのではなく、自分で決めて自分で責任を取る。
 そういうのが清々しい断酒生活といえるのではないでしょうか?、んっなんだか訳のわからんこといってるかしら。

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cat

  心の中に健康な生活をしたいという強い欲求があって、それこそが私たちの本心であると言うことを忘れてはならないと思います。この本当の欲求が実現できるように生活しなければいけないのもわかっています。
 そう、知っているんです。だけど出来ないんです。
 アルコール依存症の場合は専門の治療を受けて、まずはアルコール依存症とはどういう病気なのかということを理解することからはじめます。
 僕の現状は、167cm、71kg、ウェスト85cm、BMI25。コレステロールや中性脂肪が多い、おなかのまわりの内臓脂肪。どうすればいいのかは解ってる、でも実行できてないんですね。
 春に向かって薄着になるのが恥ずかしい。標準体重維持に努力しないといかんのです。生活習慣病は、その名の通りでふだんの生活習慣がだんだん病気を生み出すものです。まだ僕は大丈夫なんて油断してると危険だよね、もう少し解っていることを実行していかないと、いずれは糖尿病や虚血性心疾患、脳卒中などへまっしぐら、ということになりかねませんね。せっかく断酒ができているのだから、もったいない(笑)
 今日はバックティーから1Rなるだけ歩くようにしたのにお風呂で計ったら71.2kgぅ。

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買い物

 ネットサーフィンをしながらパソコンの画面を2時間以上見続けてしまうと、ある種の洗脳とか興奮した状態になってしまうそうです。そこから抜け出せないある種危険な心理状態になり、結果は何か買わないと気が済まなくなるのだそうです。
 そして思わず購入のボタンを押してしまって、うしろを振り返ると部屋中に買った箱の山がキッシリと築かれてしまうわけです。
 僕はアルコール依存症でお酒をガマンしているんだから、買い物したっていいんじゃないの、甘いものだってガマンしなくたっていいじゃん。その結果がメタボなオジサン体形と混とんとした後悔の砂嵐がやってくるんです。
 だから久里浜病院にネット依存治療研究部門が出来たんだろうか。

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haru
 
 アルコール依存症になるかならないかは、飲み始めてからの累積飲酒量と体質によって決まってるらしいのです。一升の日本酒を20年とか晩酌していても、何も問題がない単なる大酒飲みですんじゃう人もいれば、飲み始めてわずか半年でなってしまった若い女性もいたりと、かなり個人差はあるのですが、目安としては1日につき3合以上の日本酒を10~15年続けた場合の飲酒量と言われていますね。
 男性が圧倒的に多いように思われているけれど、実は女性の方がアルコールの影響を受けやすく、男性より短期間でアルコール依存症になります。
 いずれにせよ飲む人ならば、誰でもアルコール依存症の可能性はあるんです。 何で色々な問題が起こっているのに、たくさんのアルコールを飲んでしまうのか、飲む量を減らすことができないのでしょうかね
 それは長年の飲酒の累積効果で脳の神経細胞に変化が起こっていて、アルコールが身体に入ると脳の病的な飲酒欲求の回路が起動してしまうからなんですね、自分の意思を超えて脳が酒を要求するようになるのです。これがアルコール依存症の本質なんです。そこのあなたも要注意ですよ。

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aza

 まずは自分から、ME FIRST。問題と向き合うときにも誰かを支援するときとかにも、まずは自分の心を満たしエネルギーを充電することが重要です。
 確かに自分に余裕がないと、ついキツく当たってしまったり、自分の考えを押し付けたりぃ~、なんてことになりますよね。
 人は誰しもそれぞれ固有の思考パターンを持っているはずだけど、アルコール依存症の僕たちは、その狭い範囲での思考パターンにハマってしまい、狭い視野での自分の考えや思い込みを反射的に相手に押し付ける傾向があるかもしれません、いゃぁ~有ったと思います。
 つまり、まずは断酒ありきですよ。自分の心理的欲求を理解して満たせれば、これからの人生はバラ色に輝くということでお願いします(笑)

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kaba

 僕らは16歳からヘビースモーカーで、学校帰りに居酒屋通いをする、いわゆる渋谷でコンパが常識の高校生だった。1970年代半ばの都立高校では制服がなくて、何を着て行っても自由だった。アロハとデニムでビーチサンダル、ハンテンのポロにホップサックで黒い厚底ビーサンのサーファー風なんてのも流行ってた時代。
 その頃、僕はBBブラザーズのチノとポロシャツ、靴はフットジョイでクラブは本間のパーシモン、アイアンFE700、PING アンサー2パター、親爺とゴルフに行ってホールインワンしたのが唯一の自慢、生ビールで祝杯をあげて楽しい思い出ですぅ。
 で、断酒・禁煙してもうすぐ5年だけれど、ぜんぜん辛くない。タバコをやめるのが辛いなんて思い込みなんだよね、きっと。2009年久里浜入院当時は病院に喫煙室がまだ設置されていて、入院中はバンバン煙草を吸っていました、だけど退院したら断酒とセットでタバコもやめる決意はしていましたよ。
 現在の心境としては、お酒が飲めないことに関して、断酒すること自体が辛いわけじゃありません。再飲酒したら脳にインストールされているアルコール依存症のプログラムが再起動してしまうことが恐ろしいんだと思うな。

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usi

 なんだか毎日が充実してない、気がつけばイライラしてる、いつも何かに追われている感じがする、そんな状況から抜け出すためには、見たくない現実に目を向けて痛みを伴う覚悟で望まなければならないと言うことです。
 実際のところ、アルコール依存症で長いあいだ現実逃避をしてきたわけだから、すぐに自分と向きあうとか、正気だったころの自分軸にもどるのは難しいことです。
 臭いものに蓋をする、都合の悪いことや醜聞が他に漏れないように一時しのぎで隠すことのたとえ。僕らは自分に対してもこういった行為をしてしまっているのではないでしょうか。
 本当は、そのいうもののフタを開いて向き合うことで、新たな視点に気づき、現在の悩みが解消されるかもしれないし、新たな気づきを得るチャンスかもしれませんね。酒を飲んでいても1つもいいことはなかったし~、なんて気づきも断酒を支える新しい気づきだね。

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ham

  一番良い治療法は生き方を変えることです。なんて言われたら、アルコール依存症の患者以外の人たちはびっくりするかも。だけど、どんな病気でもこの考え方は当てはまるような、昔からの基本治療なのかもしれませんね。
 いろいろな状況を考えると、今まで通りの生き方がほとんど唯一の生き方だと僕らはついそう思い込んでしまうのです。しかし、不快な症状をなんとかしたいなら、心理的ストレスを生むような生き方と決別し、健康的な心を育んでいけばよろしいのです。
 だれでも心理的なストレスをもっていますね。今の時代はこのストレスが身体的な異常を引き起こすことが多いようです、しかし、多くの人はこのことを自分事としてよく認識していません。
 僕は大丈夫だよ、わたしも平気よ、普通の人は皆そう考えてる。しかしストレスは予想以上に広くかつ強い影響力を持っています。具体的に何がどのように繋がってるか、どんな心の感情が、どういったカラダの部分に症状として現れるのか、僕にはわからん。
 今度くりはまメンタルクリニックに行ったら宮川先生に相談してみよっかな。

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debu

 意識して背筋をのばして座れば背筋や腹筋などの筋量アップにつながります。 座り方を意識するだけでかなり効果があるんだそうです。そして背筋を伸ばすだけで基礎代謝がぐっとあがる。普段丸まっている人が背筋を伸ばすだけで1.5倍も代謝UPが期待できるんだって、腰痛にも良いから明日からはじめようと思います。できるかしら。
 毎日飲酒する人は誰でもアルコール依存症になる可能性ありですね、飲酒に何らかの問題がある場合は、自分の飲酒行動を見直すために、飲んだ量を毎日カレンダーにメモするとか、飲酒の日記をつけることが勧められまてす。ダイアリーの片隅などに毎日の飲酒量と、どんなときに飲んだかをメモしておきましょう。そういえば久里浜の同期には酔いどれ整形外科のドクターがいて腰痛ストレッチとか教えてもらったな。
 ためしてガッテンの計るだけダイエットと同じようなことだね、これなら僕も実践できてます。おかげで体重は減ってはいないけれど、増えてもいません。
 やっと春らしい陽気、久しぶりにホームコースでゴルフ。70.4kg、BMI25ギリギリセーフかな(笑)

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ume

 鼻がむずむず、目がしょぼしょぼで花粉症の人にはツライ季節がやってきた。日本人に占める花粉症患者の割合は現在、3割にも上ると言われている。だとすれば、医師の中にも毎年花粉症に悩んでいる人が少なくないはず。
 花粉症の症状を抑える「抗ヒスタミン薬」は、症状が出る前から服用した方がいいとする意見が根強い一方で、最近の抗ヒスタミン薬は症状が出てから飲んでも十分に効果があるという声もあり、服用開始のタイミングについては統一見解はないようですね。
 Webアンケートを見ていると2月20日~23日の時点で、回答した医師本人が抗ヒスタミン薬を既に服用しているかどうかを聞いた結果は、花粉症医師の34%がこの2月中旬すぎの時点で抗ヒスタミン薬を服用していた。この時期は九州などの一部地域を除けば、まだ花粉の飛散開始前に当たるので、花粉症医師の3割ほどは症状が出る前から抗ヒスタミン薬を服用していたということらしい。
 抗ヒスタミン薬以外に、医療関係者が実践しているオススメの花粉症対策はマスク、ゴーグル、うがいといった一般的な対策、これら以外に複数の医師が挙げていたのは、点鼻ステロイド、小青竜湯、麻黄附子細辛湯、鼻洗浄鼻うがい等々。ほかに少数意見で、ビタミンDサプリメント、ヨーグルト、ハーブティー、ミントティー、鼻腔内ワセリン塗布という回答もあった。
 僕は目がしょぼしょぼ派だからゴーグルだな(笑)、花粉症の人が花粉を吸い込むとくしゃみ鼻水が止まらなくなるように、アルコール依存症の人は一口でも酒を飲んだら強烈な飲酒欲求という脳の反応が起こるのです。花粉症の人にくしゃみは3回まで止めてねと言っても止まらないのとおなじで、依存症の人に最初の一杯を勧めておいて3杯でやめなさいというは無理なことなんです。

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utu

 待合室の廊下で自分より見るからに重症の人と比較して、僕はあそこまで行っていないからまだ飲めるんじゃないの、なんて安心や勘違いしやすい傾向であるんです。4型コラーゲンは高いけれど肝硬変まではまだ行ってないじゃん、脳萎縮も少しだけ、まだ家族もいるし帰る家だってある、仕事だってやってるじゃないの。酔っぱらって道路で寝るにしても場所柄をわきまえていますネン。そう、どこまで行ってもより重症な人と比べるのである(笑)
 東6病棟に入院していても、他の患者達は立派なアルコール依存症で、あいつは眼球が飛び出しそうだからウェルニッケやコルサコフ症候群かしら、奴はアルコール性痴呆で頭が狂ってる、だけど僕だけは違うと思っちゃうんですよ。
 廻りが大げさに言い立てて、精神病院に無理やりに入院させられたって考えてる奴もいました。アルコール依存症は進行する病気で最後は死にいたるわけです。飲み続けていると、あんなにはなりたくないと思っていた状態よりも、もっと悪くなってしまう。まだ飲めると思うよりも、今断酒すればあそこまで行かなくてすむんだと思考の方向転換が必要なんだよね。

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7

 弥生3月花の頃、早やっ、中旬じゃんか、ついこのあいだ3月になったばかりだと思っていたのに時間感覚は、どんどん早くなっていくようだけど東京は雨でお~寒虫。
アルコール依存症の治療では医者と患者でのカウンセリングも大事だと思うけれど30分待って5分診察がふつう、それじゃぁ処方箋出しときますね、また来月ということで。これもドクターと面談した事実が自分のなかで安心感にはなるんだけどねぇ~。
 そういう医療以上にミーティングの役割が大きいと思います。それだから久里浜のようなアルコール専門医療機関、AAや断酒会等の自助グループなどアルコール依存症者が集う場の多くが、ミーティングを主要な手法として行われています。
 ミーティングは患者が集団の中で、素面で自分のことを語り、他者の言葉を聞くというやりかたが一般的であります。長年の飲酒習慣における対人関係のもちよう、アルコールヘのとらわれ等を語るとともに、達う見方や考え方に触れることで自分の飲酒問題を反芻して、これからの自分はどうするべきか、素面の生き方を前向きに探すことになるわけです。

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マルチーズ

 人間は家族・仲間、とくに夫婦間で楽しいことや嬉しいことが共有できないことよりも、辛いことが共有できないことにより苦しみを覚えるんだと思います。とくに健康や命に関わる人生でもとりわけ重要な課題において、そのことが共有できないというのは辛いことだと思います。
 アルコール依存症の本人と家族は、そのことで問題や課題がたくさんあって大変な悩みや精神的な落ち込み、最悪に状況になっている例などもあるそうです。幸いうちの相方は家では絶対にアルコールを飲まないし、飲んで帰ってきてもスゥ~っと静かに消えてくれる気遣いをしてくれて幸せです(笑)
 悩みありの家庭だって、少し一呼吸おいて見廻してみれば、もしかしたらそれぞれ家族が本人の望む形ではないかもしれないけれど、個々に心配していたり、見えないサポートしてくれているかもしれないということです。
 気が付かないだけなのかも?

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ume

 アルコールに対する欲求、依存が強く、自分では飲酒コントロールがきかなくなるアルコール依存症。性格の弱さとか不健康なライフスタイルが原因と思われがちだけど、実際は脳内の神経科学的変化や、脳の変化を悪い方向に拍車をかける心理的、そして環境的要因などが原因、まぁそうは言っても性格は関係あるとアルコール依存症の本人である僕は思いますが、ダラシナイとかね(笑)
 結論を先に書くとアルコールに2度と近づかなくなること。誤解されやすいし、残念だけど飲酒に対するコントロールを取り戻し、上手にアルコールと付き合えるようになることがゴールではないんです。
 一度アルコール依存症になると脳へのアルコール作用が刻みこまれてしまうわけだから、アルコールが体内に入った時点で、あたかもスイッチが入ってしまったように飲酒コントロールを失いやすくなるらしいのです。2度とアルコールを体内に入れない、死ぬまで断酒するという徹底した目標を置かなければならないんですね。残念だけどぉ~。
 禁断症状・退薬症状を乗り越えたら、断酒しなければ死んでしまうと言うことを理解して、断酒することへのモチベーションを高めるための治療をおこないます。ぞくに言う3本柱をまもって自分なりに主治医と話し合いながらゴールを目指すことになります。
 もし身近な人がアルコールに関する問題を抱えていると感じたら、ぜひ早めに精神科で相談することをを勧めて下さい。

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buru

 このところ上から目線でものを申すと嫌われる、あの人は上から目線で話す人だって規定することがその人に対する嫌悪を表し、そういうレッテルを貼られて偉そうにしやがってと嫌われる風潮にあります。
 それはそれで個人の感じ方の自由だけれど、不思議なのは上から目線でものを言ったのが目上の人であっても、それを唾棄すべきものと感じる人たちが若い世代に多くなってきてること。
 腹がたっても言い返さずに聞いてあげる。べつに心の中では舌を出していてもいいし、聞いているような顔をして実は聞いていなくてもいいんです。だけど神妙に聞いている風に振る舞うのが、人間関係を滞りなく転がして行くためのちょっとしたテクニックというか、辛抱して聞いてあげるのが社会を円滑に動かしていくためのルール、そのように思うのが僕らの世代では普通というか処世術というか、ズルいのか。
 なんてこと書きながら、僕だって上から目線で偉そうに生きてきたんでしょうね。
 とくにアルコール依存症と病名がつく前のシコタマ飲んでいたころの自分、傲慢で偉そうで自己中の態度はひどかったかもしれない。酔ってて覚えてないけれど(笑)
 あぁ~恥ずかしい。

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tent

 口から入ったアルコールは胃から20%、小腸から80%が吸収されます。そして血液に入り、全身にいきわたり、体内に入ったアルコールの大部分が肝臓で代謝されることになります。
 肝臓の中でアルコールはアセトアルデヒドを経過してから酢酸に分解されます。酢酸は血液によって全身をめぐって筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解されてから体外に排出されるわけです。
 飲んだアルコールのうち2~3%が、そのままのかたちで呼気、尿、汗として排泄されます。呼気検査ではこれが検出されるんですね。
 血液に入ったアルコールは循環されて脳にも廻ってきます、するとアルコールが脳の神経細胞に作用して麻痺してきます。それが酔った状態ということになるわけです。
 理性をつかさどる大脳皮質の活動が低下して、人の本能や感情が直接的に噴出してくる。小脳まで麻痺が広がると、千鳥足状態になり、記憶の中枢である海馬まで麻痺してくるとブラックアウト状態になる。そして脳全体に麻痺が広がれば死にいたる。

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ten

 アルコール依存症とは長期間の飲酒によって、脳の神経細胞にある種の変化が起こり、飲酒量のコントロールが効かなくなって、ふつう以上に多くの量を飲むようになった結果、身体・精神、そして社会的に破滅にいたる病気でです。
 したがってある程度以上の量のアルコールをある期間以上飲んでいれば、誰でもアルコール依存症になる可能性があるかもしれないし、普通の大酒飲みで一生を終えることが出来る場合もある。
 その飲む量のおよその目安は日本酒180CC X 3~4以上のアルコールをほぼ毎日10年~15年以上続けた場合の飲酒量と言われてますね。だいたい僕もそんな感じの流れで、連続飲酒が止まらなくなってアルコール依存にいたったわけです。
 できれば僕だって普通の大酒のみでいたかったけれど、なってしまったものは戻すことが出来ない病気ですから、なったことは諦めるしかないし、今なら過去の自分を冷静にふりかえることが出来るかしら。
 うぅ~ん、取りあえず、今のところは断酒の道に精進しますと言い切ることができるということで。

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bard

 失敗や後悔をしても、べつに取り返しのつかないわけじゃない、たいしたことでもないよ、そこから学習すればいいのです。
 物だって買って後悔するときもあれば、捨てて後悔するときもある、損することもあれば得することもあるのが人生だから。
 常に得しなければいけないとか決して損をしてはいけないとか、完璧主義の強迫観念に陥って後悔の深見にはまる自分、その完璧主義を手放すことができればいいんだけど、ナカナカ心の中の問題は難しいね。
 何くるないさ~、ケ・セラセラに方向転換しようよ未来は予測不可能だから。
 カッチョ良く言えば、自分に出来るベストを尽くすことのみ。後悔したらそれがその時点の僕にできるベストだったと思えばいいさ。そして常にそこから這い上がれるから大丈夫というような感じでどうかしら。

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grabd cru

 若い頃はナンも知らないでお酒を飲んでいた。30歳代だって日本酒はともかくワインなんて分ったふりして高いのを飲んでたんですね、ちょうどバブルだったから失敗も多いが楽しいこともたくさんあった、いろいろな新しいことにチャレンジ出来る。それだから生き生きしていたとも言える。
 年齢を重ねてくると、何ごともだんだん分かってくる。だから失敗は少なくなるけど、安定志向になり挑戦も減る。今更若作りしようとは思わないけれど、空想でもいいから新しいことにチャレンジする精神は大切にしたいと思う。
 決して無理や無茶をする必要はないが、絶えず新しいことを探して挑戦や夢みることで、ときめきが感じられたら人生がより輝いてくるのだろうと思います。
 そう、お酒の味は空想しかできないんだもん(笑)

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唐辛子

 生まれつきお酒によわくて、微量のお酒を飲んでも顔が真っ赤になったり、吐きそうに気分がわるくなるタイプの人知ってるでしょ。
 アセトアルデヒドを分解する酵素のALDHには1型と2型があるそうで、日本人46%の人は生まれつきALDH2型の活性が低いか欠けているらしい。このタイプはアセトアルデヒドを分解する能力がないためにオチョコ1杯のお酒を飲んでもアセトアルデヒドが体内に蓄積されていくので悪酔いするんです。
 この体質は生まれつき決まっているものであり、いつも思うところだけど僕だってそっちの46%のほうに入りたかったよぉ~を~、まぁ今さらしょうがないけどね。
 ヨーロッパのアルコール飲料において歴史の古いものは、ワインとビールです。ワインの醸造は、今から6000年前の新石器時代にメソポタミア地方で始まったとされています。エジプトでも紀元前3000年ごろにワインが作られており、その記録が酒壺の文字や葡萄栽培やワイン造りを表した壁画として残っています。
 ビールが作られたのは今から5000年前、ワインと同じくメソポタミア地方でした。また、エジプトでもビールが作られていました。その後、ビール作りの技術は、恐らくは地中海を迂回して大西洋に出て、イギリスやベルギーへと伝わったようです。
 これにつづくのがスコットランド・スコッチ、フランス・コニャック、ロシア・ウォッカなどの蒸留酒ですね。蒸留酒作りには蒸留という技術が必要なためにワインやビールなどの醸造酒よりも遅れて登場したわけです。アルコールの蒸留に関する最初の記録は11世紀にイタリアの医師が作ったとされるもので医薬用だったんです。
 そして数世紀にわたって薬として用いられた蒸留酒は、だんだんと一般生活のなかでも飲まれるようになり、嗜好品のお酒として性格を強めます。16世紀ころにはウイスキーが、17世紀にはジンやラムなんかが安酒として庶民へと広がったようです。
 ちなみに、白酒はアルコール分9%前後で糖質が45%程度含まれてて酒税法ではリキュール類に分類されています、ですから僕らは飲んではいけません、ひな祭りにはなんで子供が飲んでよいのかわからんけどね。

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hito

 日本でも古くから、酒は百薬の長といわれてきたようにお酒を讃える言葉は世界中に数多く存在します。これは、お酒が数千年もの長い間、人類の友であった証拠でもあります。
 また、日本には四季の自然を愛でながらお酒を飲むという伝統があり、桜の下での花見酒、中秋の名月を仰いでの月見酒、色づく山々を楽しみながらの紅葉酒、しんしんと降る雪を眺めての雪見酒などなど。 お酒は僕たちの人生を豊かで味わい深いものにしてくれる存在だといえる。
 お酒にはコミュニケーションツールとしての一面もありますね。歓迎会、送迎会、接待、お祭りや冠婚葬祭など多くの場面で必要不可欠なもの。親しくなりたいとき、本音で語り合いたいときなど、お酒は大いに役立ちます。 みなでお酒を囲むひとときを楽しむためにも、他人に無理強いしないなどのマナーを守り、自分自身は絶対に飲まないよう気をつけましょうね(笑)

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papas
 小学生のころから授業で先生に指されないようにと低い姿勢で座るくせがあるもんだから、50年間ずぅ~っと猫背で姿勢が悪い。慢性腰痛もちで自分でも十分にわかっているんだけれど、ちょっと気を抜くと猫背でとぼとぼ歩いている。そのだびに相方に叱られる、叱ってくれる人がいるだけでもあり難いと思わなければ罰が当たりますな(笑)
 この頃映画館の椅子がかなり良くなっているのに、観に行くと浅く腰掛けて足を投げ出したり足を組んだりする、腰には最悪のパターンだな。これでもできるだけ姿勢には意識しているんだけどね。
 ほぼ4年ぶりに腰椎のMRIを撮ったら、やはりL4、L5の間が真っ黒、ドクターは椎間板ヘルニアのなれの果てなんて言って、加齢で固まった状態と廻りの靱帯やら色々な弊害が飛び出てたり肥厚していて神経を圧迫してる、左の神経根?馬尾?まで締め付けていますね。まぁ、典型的な脊柱管狭窄症ということでブロック注射、セレコックス、トラムセットの投薬など対症療法で様子をみましょうとなった。
 この様子をみましょうと言う言葉を信じて20数年のあいだ腰痛をガマンしてきた。そしてアルコールっけが切れたらロキソニンとかの痛み止めが劇的に効果をあらわすのではないかと期待してたんだけど、痛みは去らなかったのだ残念。もしかしたら痛みを忘れるためにお酒を飲んでいたのかもって自分勝手な思いがムクムク湧いてきたりしてね。
 でも手術となると、ゴルフが出来なくなるかもしれないとか、仕事休めないとか、まだ一日1万歩も歩けるのに切る必要ないとのドクターの言葉があったり、したっけ痛いんだもん。これが最近では最大の悩み事かな。
 ふふふ、消費税増税前にキャディーバッグ買っちゃいました。軽くてシンプルだしマニアックなところでスタンド式なのにチャンと自立するところが良いです。

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momo

 この4年半の間、お酒をやめること以外はなんにも達成できてないな。断酒をしてもいいかなって思った頃、お酒飲まないなら夜の時間が暇でしょうがないのじゃないかと思ってブログを始めたんだけど、最初は時間をつぶすための手段だったけれど、今では書くことが一人自助会になっているのかも(笑)
 酒をやめたことで仕事やふだんの生活的なことは何とかうまくいくようになりました、それらは結果であって目標じゃなかったけど。
 自分で自分の人生をどうにもできない人間であることをわたしは認めますみたい言葉がAAにあるけれど、これは一理あって、自分ひとりで人生を立て直せると思いこんでいるとアルコール依存症からは抜けられないように思います。 自分で自分を律するというのは大きな勘違い、そんな気持ちが心の中にあるかぎり人生のやり直しはできないということでしょう。まぁ何と言うか、人としてできあがってる大人の人格を変えることはむりだろうけど、捨てるって作業はできるかも、それって人生をやり直すには何かを求めることじゃなくて、何かを諦めることからなのかも。

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hebn

 久里浜アルコール症センターに初めて行ってから、そしてアルコール依存症と診断されてもう少しで5年たつんだと思うとなんだか感慨深いものがあります。病院の名前だって久里浜医療センターなんて変わっちゃって迫力ないし、だけど断酒出来ていてよかったと思います、ほんとうに。
 いままで頑なに、こうであるべきと思ってきたことも、俯瞰していろいろな角度で見られるようになったかも。まぁ、そんなにたいしたことないかと楽に考えられるようになった気がする、無意識に色々な重しを脱ぐことが出来たのかもしれん(笑)

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